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Remembers-陽仁編  作者: まなか
第2章
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弱気になろうと

畜生、しっかりしろ佐々本陽仁!!俺はこんなに弱かったっけ!?

違うだろ、最初は滝を憎んでいたはずだ!

それが今、滝がいないと駄目だなんて…!!

こんなんじゃ

「こんなんじゃ…司令官失格だな」

俺は気合いを入れ直したくて、自分の頬を強く叩いた

パチン!!

「俺は…司令官なんだから」


その様子を見ていたモニター越しのシルヴァさんはぼそり、呟いていた

「陽仁…やはり、彼には荷が重いのか」

シルヴァさんはとあるファイルを取り出した

「シルヴァ、諦めるには早いよ」

「トヴァース」

スーツ姿のトヴァースが現れた

「大丈夫、ここで新しい仲間を連れてきても彼が動揺するだけだ 俺はやっぱり弱かったのか、ってね。ここは見守ろう 向こうには仲間がまだいるんだから」

「……トヴァース…」


俺がここでもう戦意喪失だなんて、早すぎる!

下から玄関の扉が開く音がした

ちょうど翔、しぐれ、圭介が帰ってきたみたいだ

俺にはこんなに仲間がいるんだから…

「や、やあ、おかえり」

「ん?どうしたんだ?陽仁」

翔がこちらを見た瞬間、たらり、と冷や汗が流れた

「ただいまー、兄貴は無事だった!瞳さんが、頑張ってくれたよ!今日一晩は向こうにいるってさ、いやー、熱いねえ」

圭介はケラケラと笑う

「圭介さん、そんな事言ってる時じゃないでしょ!」

翔がすかさずツッコミを入れる

「いや、悪い悪い、司令官、滝は瞳さんと純が用心棒するから、大丈夫」

「あ、ああ…分かった」

俺は後ろを振り向いた

「…陽仁?」

「しぐれ… 俺は、今、弱い…かな…」

「陽仁、どうしてそんなことを」

しぐれに思わず訪ねた

しぐれは腕組みして

「まだ司令官になって間もないし、やらなきゃいけない事は沢山ある まずは、情報支部に行かないとな」

俺は首を傾げた

「情報支部?なんで?」

「お前が司令官になったってことを知らせないと、まだ、だろ? 」

「ああ!行ってくる!!」

その時、思いもしなかった事が起きるとは、俺は思っていなかった……


情報支部に受付にはまだ、みづきさんがいた

「あら、久しぶりね。司令官就任、おめでとう」

「ありがとうございます!」

「陽仁、あなただけは、強くなってね」

俺は書類を受け取ったあと不思議に思った

「みづきさんがそんな事いうの、珍しいですね」

「 あら、いけない?」

「そういや、智嬉さんを最近見かけませんが、どうしたか分かります?」

「智嬉は…引っ越ししたわ」

「引っ越し!?」

「もう完全に縁を切るのよ、この世界と もう、力が出ないから」

みづきさんは俺にしっかりとした口調で話す

「そっか…」

「私と、籍を入れて、ね」

「え?」

「結婚するの!私たち!」

そう話すみづきさんは華やかな笑顔だった


おめでたい話を聞きつつ、俺も早くそうなりたいと、密かに思っていた

でも、今は

「そう話を聞いたら、敵と戦わなきゃいけないよな」

背後に忍び寄る敵を俺は見逃さなかった


「そこにいるのは分かってんだよ!!」

新施設の庭の草陰からガサガサ音がする

「…くらいやがれ!!」

俺は護身用の銃を1発撃った


「うわっ!!」


「声がしたな」

近くに寄ってみると

「ん?」


「って…」

それは、横たわって全身傷だらけの純さんだった!

「純さん!!? なんでこんな事に!?」

「はやく…逃げ…ろ…」

純さんは苦し紛れに俺の腕を握り話す

「純さん…!!」


「そいつももう一般人か、つまらん 」

近くでエアンの声がした

「この技は…かまいたち!!」


「次は外さない」

エアンの姿がはっきり見えた


「純さんは、死なせない!!」

俺は純さんを瞬間移動で司令官室へ寝かせ、エアンの傍に戻った

「エアン…許さない…!!」


「貴様が相手か、面白い 」

エアンがニヤリと不敵な笑みをした

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