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Remembers-陽仁編  作者: まなか
第2章
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ただ、虚しく

本当は司令官っていうのはどっしり構えてないといけないんだろうけど、今はまだ司令官としては経験は少ないし、まだまだ仲間も足りない

俺は、戦わなくちゃいけないんだ

ただ、ひたむきに…


翔は新施設の自分の部屋にいる、と通信機で話していたので、一目散に走った

「翔!!」


バン!!


すると、目の前の光景は、2人の身体は抱き合っているが、傷だらけだった

「!!? どうしたんだ!?」

「陽仁、気をつけろ、ここに敵がいる!!」

ヒュン、ヒュン、と音を立て、明らかに俺たちの技ではない誰かが潜んでいた

「くっ…これでは2人を助けられない…!!」

少し俺が戸惑っていると、翔が身を乗り出す

翔も顔に切り傷があった

「陽仁、あたし達の事はいいから、早く、技を出して!!」

「そんなこと言っても、お前らに当たるかもしれねえ!!」

「くっ…!!」

絶対絶命か、と思ったその時


「私が敵を捕まえるわ」

縄の武器を持った瞳さんが俺の隣に現れた

「瞳さん!?」

「瞳さん!無茶だ!!相手はかまいたちの使い手だ!!今も2人を狙って…!」

「司令官、あなたは攻撃系の技しか出ないのでしょう?ここは私に任せて」

瞳さんは敵のいる部屋へ足を踏み入れた

踏み入れると、瞳さんに早速腕に切り傷を付けた


「今よ!!」

瞳さんは縄を素早く取り出し、敵を捉えた!!

「ふ…くくっ 見事だ」

「誰…あなた…」

「私の名は"エアン" シルヴァを知っているな?」

俺は重く口を開いて答える

「シルヴァは俺たちの司令官だった、それがどうした!」

「シルヴァの仲間の1人、滝を殺した」

「な、…なんだって…!?」

俺は床に座り込んだ

「陽仁!そんなの嘘よ!!しっかりして!!」

瞳さんは俺の肩をぐらぐらさせた

それでも、頭が真っ白だった

「本当だ カルテー二が大分手こずった相手だったからなあ ふ、あいつ、能力(ちから)がなくなった途端、オーラもなにもねえ ただの"人"だな」

そいつは憎らしい笑いを浮かべていた


「ふ、…ふざけんな…!!」

それまで黙っていたしぐれが立ち上がった

「なに!?」

「しぐれ…」

「ふざけんな!! 滝さんはまだ、生きてる!!陽仁!!しっかりしろよ!!」

しぐれは拳を構えた

「喰らえ!!」

エアンの頬に一撃を食らわせた

「くっ…そんな傷だらけの身体で戦えるなんてな」

「はあ…はあ…陽仁…」

「まあ、いい、貴様らの目で確かめろ!!」

エアンはパチン!と指を鳴らし、異空間が現れた


「これは…!?」

「滝の部屋だ!!」


『滝!! 滝!!』

滝もかまいたちにやられたようだ

全身、傷だらけで服もやぶけている

傍には純さんがいた

『はあ…はあ… 純、大丈夫…だから…』


「なに!?あの攻撃でまだ生きていた、だと!?」

エアンは目を丸くする

確かに、滝が窮地に立たされた時は必ず、貴明さんが現れるのだ 今はそれがない

異空間で見ても、現れていないようだ

気に食わなかったらしく、エアンは異空間を閉じた

「くっ… あいつ… 殺す…!! その前に」

嫌な予感がした!

「何!? やんのか!?」

「身体見えればこっちのものだ!!」

「"ウインドスカー"!!」

また、姿が見えなくなり俺を攻撃してきた!!


「痛え!!」

「陽仁!! くそっ…」


誰もがここまでか、と思った瞬間


「可愛い後輩を随分、痛めつけてるじゃねえか」


後ろから聞き覚えのある声がした


「この声は…!!?」


振り向くと、細く長い棍棒を持った圭介がいた

「陽仁、今助けてやる!! "天華乱舞"!!」

ゴオオオオ

大きい竜巻がエアンを襲う


「く、 ひとまず…引き上げ、だ…」

エアンは瞬間移動でアジトへ逃げた


戦い終わった部屋をふとみると血だらけだった…


「みんな、瞳さんもごめん…俺が…戦えなくて…」

ただ、立ち尽くしていた、なにも、出来ずに

「今は落ち込んでる場合じゃないだろ?司令官、兄貴の様子、見に行こうぜ!」

圭介は項垂れている俺の肩を叩き、

俺たちは滝のいる場所へ向かった


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