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Remembers-陽仁編  作者: まなか
第1章
43/55

次の時代へ

「陽仁…陽仁ーーー!!!」

智嬉さんは叫ぶように俺を呼んだ

そして、項垂れながら座り込んだ

「どうしたらいいんだ…俺は…どうしたらいいんだよ…」

瞳さんは智嬉さんの肩を触る

悲しそうな表情で智嬉さんを励ました

「まだ…希望はあるわ…」

「だって、滝は、もう…」


「"天華乱舞"!!」

ドオオオッ!!!

蒼山家の1人が一撃でキーダを倒した


「この技は…!?」

智嬉さんが後ろを振り向くと、圭介さんがいた

「兄さんが俺に、最後の力をくれた!!」

「圭介!?」

「そうか…滝はとうとう、腹をくくったんだな。 無理に戦うという悪い癖があったけど」

智嬉が圭介に話しかけている最中、もう1人の足音がきこえた

「まだ、くるわ…」


「うちの弟が世話になるな」

「滝!」

圭介に力を与えたせいか、髪はもうショートに近かった

「もう戦えないけど、様子を見に来た。 陽仁達は…?」

「陽仁は…死んでいる」

「なんだって!?」

「悪い滝!!俺がいながら!!」

滝は司令官室へ向かい、通信機の状態をモニターで確認した

生きているサインは赤く表示される仕組みになっている

「…まだ、生きている 助けにいくぞ!!」


そう 俺はまだ生きていた

キーダから防御しきれないデカい光線をまともに遠くから浴び、俺は本気で死ぬ覚悟をしていた

だけど まだ心臓が生きていた


砂利に埋もれた俺たちだったが、1時間後ぐらいに俺は目覚めた

パラパラと砂利が落ちる音が聞こえる

「うっ……」

激しい頭痛がするが、しっかり景色は見えている

「俺は…生きていた… 凄い生命力だな…能力者ってやつは…」


「陽仁ーーー!!!」

遠くから声が聞こえた


「誰だ?」


「俺だ!!」

「滝!!? それに、智嬉さん、瞳さんまで!!圭介さんも…!!」

「みんな、無事だったか!」

滝は安堵した表情だった

「立てるか?陽仁」

智嬉さんは俺に手を差し伸べた

「ああっ… いてっ…」

「どうした?」

「膝がちょっと痛いみたいだ でもこれくらいどうってことないよ」

智嬉さんと話している最中、貴明さんが後ろから現れた


「やはり…能力者施設など…あってはならない…いや、能力(ちから)があるから、こんな若い子たちが狙われるのだ…」

「貴明さん…」

「また、戦争が繰り返される… 次の敵はどんな敵かは分からないが…」

滝は貴明の目の前に立った

「それでも、戦う 俺たちは 多分 ずっと」


敵が完全にいなくなり、空はいつの間にか暗い空ではなく青い空に戻っていた



滝は結局、もう能力者ではなくなり、純も、仕事へ帰還した

そして、俺は……


「ええっ!?俺がまた司令官!!?」

滝がもう戦えなくなってあれから数ヶ月後、能力者施設は仲間と協力して復活した

しぐれと翔はまだ戦えるので仲間として再び迎え入れた

そして、司令官になってくれとシルヴァさんがモニターで話していた

『そうだ、圭介の仲間さがしを手伝って欲しい』

「圭介の仲間さがしって…また敵が現れるんですか!?」

『嫌な予感は的中するものでな… キーダを倒したのはいいが、今度は違う敵がいるのだ』

「次の敵って…」

「"エアン" だ」

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