キーダの企み
「司令官…諦めちゃだめだ!!守りたいんでしょう!?」
仲間は根口さんを追いかけ、俺は司令官を説得する
こうしている間にも、今に崩壊寸前だ
「私は… ここに残って死ぬしかない」
「司令官!! あなたはここを守る為にこっちに戻ってきたんじゃないんですか!! あなたがそうなら俺の決心が揺らいでしまいます…!!」
「陽仁!!」
遠くで根口さんの声がした
「司令官…俺はいきます 守るために 司令官は、あなたは…」
俺は途中で言いかけ、根口さんに突然腕を捕まれ結界を張りに行った
「…私は…」
「ったく!仕方ねえなあ司令官は!!」
「その声は…」
「蒼山圭介だ 滝じゃなくてごめんな」
その声の主は圭介さんだった
「建物の破片がボロボロ上から落ちてきているな これでは持つかどうか…」
「やはり、滝ではもう、力は出ないか」
「あいつだって、もう彼は一般人に等しいんですよ。 もう戦えない 司令官?もしかして兄貴に会いたかった?」
司令官は少し俯いた
「私が無理をさせたせいだ… 滝… やはり滝の為に、貴明の為に、守らなければ」
司令官は少しずつ立ち上がった
「そうだ!その意気です!!俺も陽仁たちの傍にいきます!!」
司令官は遠くを見ると、結果を貼っている光線が見えた
「みんな… 私も、やらなければ」
司令官はひとつ深呼吸をしたあと、白いオーラを放ち、たちまち建物を復活させた
それを遠目で見ていたキーダは
「何!!?生意気な…!!大人しく私の配下になればいいものを…!!許せん!!」
「そこまでだ」
「誰だ!!」
滝たちが次々解散していく中、残っていたのは瞳さんと智嬉だった
「やっぱりお前は敵だったんだな」
「貴様…!」
「"根口智嬉"参上!!」
「私も戦うわ!!」
「瞳!?」
智嬉さんは後ろを振り向いた
「私も…滝たちには沢山お世話になったから戦いたいの」
「お前…」
キーダは額にカルリーニ一族の刻印を露わにした
「カルリーニ一族の最後の生き残り、キーダ様を舐めるなよ…!!」
「なんだって!?」
「"幻影呪縛"!!」
智嬉はバリアを張った
「ふん、少しは出来るようだな だが、これはどうかな!?」
キーダは元施設を睨む
「ふん… あいつらも、ここまでだ」
「まさか!! やめろ!!」
智嬉は叫んだ
「そうはさせないわ! 」
瞳は縄術を使い、キーダを捕らえた
「でかした!瞳!"氷拳"!!」
智嬉はキーダに氷で足止めをする
「食らえ!! 」
キーダの狙いは施設を破壊することだった
施設は諸共破壊された……
「ああっ!?」
「ふふ… これでカルテー二様もお喜びになる…あの日の逆襲がついに…」
「陽仁…陽仁ーーー!!!」
智嬉は大きな声で俺を叫んだ




