"王"
「技が効かない…!?」
「みんなが…倒れた…!?」
俺も滝も、頭が真っ白になった
今までの敵とは違う、貴明さんがかなわなかった敵…
今の食らった技で、確かにゼントの実力にきづく
「どうすればいいんだ、このままじゃ俺たちも…」
俺は初めてのことで動揺していた
「君たちはよくやった…これで最後だ」
「…!!」
死ぬ覚悟をしていた、その時
「ま、待て… まだ私は死んでいない」
司令官がよろめきながらも立ち上がった
「司令官!!」
「さすがだなシルヴァ 王に認められただけのことはある 」
「私は貴明に息子を頼むと言われているんだ…そう安安と死ねるか!!」
ゼントは変わらず余裕の表情を見せる
「"不死身の王子" シルヴァの2つ名はまだ健在か」
「なんとでもいえ、私は戦う」
司令官はみんなの横たわっているところまで近づいた
そして、手を前に翳す
「こいつらを、一時、亜空間に移動させる」
「えっ!?」
「私たちの技がまた当たれば、本当に死ぬ」
少し離れたところに壁にブラックホールみたいな大きい黒い穴が生まれた
「さあ、これで戦える!!」
「ふん…なにやろうと一緒だがなあ…いくぞ!!」
「待ちなさい」
「誰だ!!」
「あ、あなたは…!?」
現れたのは、この世界の国の王だった
「この者たちを死なせることは許しません」
ゼントは、赤いオーラを放ちながら王に突進した!
「あなたですね、この方たちに迷惑をかけたのは」
王は圧倒的な強さの衝撃波を放った
ゼントは光となって散った
「あ、あなたがこの国の…!?」
滝は王にゆっくり近づく
俺たちは、王室に案内された
仲間は王様の力で全員、回復した
「会いたかったですよ、ずっと前から。"蒼山滝"さん」
「俺の名前を…どうして?」
「シルヴァから話を聞いています あなた、1人でここまでやってきたのですね 」
「王様…」
王は下に顔を俯く 俯いた顔も美しかった
「能力者の争いは、中々終わらなかったのですね、あなたに沢山、迷惑をかけました…」
「い、いえ…」
滝の肩は少し震えていた
「滝…」
智嬉が滝の肩を触る
「あなた方は、もう、休んでもいいですよ、滝、あなたは残ってください」
滝を含め全員、部屋で休んでいた
「滝さん…あなたと、ゆっくり話がしたかった」
「えっ…!?」




