再会
「これ以上…好き勝手はさせない…!」
「トヴァース!?」
青白い光が力強く光っていた
「一体、なにが起きたっていうんだ!」
俺はそう言いながら前を見ると、目の前には…
「司令官!!?」
「シルヴァ!!」
司令官がボロボロの姿で戻っていた
普段は白い服装だが、こっちの世界では黒い戦闘服だった
白髪の、整った顔立ちがはっきり見える
「司令官…無事だったんですね!」
階段から少しずつ降りてくる
「おお…お前たち…やっぱり来たのか…」
「はい!智嬉がいなくなったのを聞いて」
滝は慌てて司令官の腕を自分の背中にのせる
「そうか…すまない、私のせいで」
「ゼントが呼んだ敵なのでしょう?司令官はなにも…」
「私の力が及ばなかったから 」
「司令官…」
俺はなんて声をかけたらいいか、分からなかった
すると滝が立ち上がった
「司令官、俺に、散々言ったでしょう?"仲間を信じろ"って」
「滝…」
「それに、1人ではありません! 親父の時は1人で戦ってたみたいですが、今は違います!!」
司令官は顔を俯き、涙が一筋流れた
「頼む…ゼントを一緒に…倒して欲しい…私の力では無力だ…!!」
ジュン・タルナは口を開いた
「シルヴァ、俺たちもいるだろ!そんなことより、トヴァースが!!」
「トヴァースは1人で、ゼントのところへ向かった」
滝は武器を再び手にした
「案内してくれ、司令官、ゼントの居場所!!」
その後、トヴァースは
「他所の仲間を巻き添えにするなんて…なんて奴らだ…!!」
アジトの中を走っていた
「滝…すまない、貴明のことも、聞いたのか?」
司令官はその晩、滝と客室で話していた
「ああ、聞いたよ あんな戦いじゃ、親父も逃げるよ…」
「貴明は、捨て身の覚悟で、お前に力を託した 最後の力を」
滝の剣が青白く光る
「親父のいたこの世界… 守ってみせる」
「滝…」
そして、俺と純と智嬉は滝と話終わった司令官と作戦会議室にいた
「司令官、なにもかも話してくれるよな?」
純は司令官に問う
「俺はずっと、あんたが何者なのかが知りたかった 普通の人間じゃないなにか得体の知れないものを感じるって」
司令官の顔がはっきり見える分、ここでは普通の人間なんだろう
「… 私は、本来ここの人間だ 貴明は現世の人間。2人で命からがら逃げた時、私の身体は消えかかっていた」
智嬉が口を開く
「それは、自分の身体に俺たちの世界が合っていなかった…ということですか?」
「ああ、今は私の姿ははっきり見えているだろう?普通の人間と変わらないように」
「ああ、前は表情すら分からなかったけど、今はなんら変わらない」
司令官はモニター前に移る
「私は何度死んでも生き返る人間になってしまったのだよ 王から特別な力を授かって、ね…」
それは、この世界を守れるように、ということなんだろう…
「確かに、君たちと違う人間だ いや、人間ではない…気持ち悪いだろう?」
「司令官…」
「司令官」
俺は司令官の傍に近づく
「司令官はいつも、俺たちを守ってくれたじゃないですか、そんなこと言わないでくださいよ!」
「そうです!」
智嬉も椅子から立ち上がった
「司令官のおかげで俺も滝も、父親の危機から救えたんです、司令官がいなかったら俺も…ふさぎこんでいた…」
「みんな…ありがとう…」
純も、穏やかに笑っていた
「司令官、今ここで弱気になったら、ゼントに勝てませんよ」
なにを…なにを生意気な!!!
4人で話し合っている中、頭の中で敵の声が聞こえた
「この声は…」
「ゼント!!?」




