戦えなくとも
激しい戦いは、今も続いている
司令官もこのままじゃいつまでもつか分からない
「司令官…早く、助けなきゃ」
「トヴァース」
トヴァースはこの世界の作戦会議室へ案内してくれた
「しばらくはここを使ってくれ」
そこは俺たちの能力者施設と比べ物にならなくかなり技術が進んでいた
壁1面に大きいモニターがある
「トヴァース、司令官は、本当に大丈夫なんだろうな」
滝がトヴァースに心配そうに問う
「シルヴァがやられそうになったら、ここの城はとっくにもたないだろう シルヴァの他に、3人の仲間がいる」
「やはり、俺たちの生まれ変わりか?」
そう考えるなら、純や智嬉の似たような人物がいる…?
「ああ、早く会わせたいよ ふふっ、本当に似ているから 君たち…純、智嬉にね」
純さんは構える
「トヴァース…俺たちは覚悟している!早く司令官の所へ案内してくれ!」
「分かった…2手に別れよう 私と滝、陽仁はここを守る 純、智嬉、翔、しぐれは司令官と共に戦ってくれ」
「了解!!」
トヴァースは城の門を開けた
ギィィ…
俺が見た光景は、数えきれない敵が争っていた
「すごい…まるで戦…」
「どうしてこんなことに…!」
滝と俺、周りも絶句していた
「ゼントが、敵を呼んだんだ シルヴァの親…ここの王が、息絶えた途端に」
「守りが手薄になってしまったんだな」
敵の1人が、俺たちの存在に気づいた
「シルヴァが呼んだ敵だ!かかれー!!」
「な、なに!?」
トヴァースは滝と俺を急いで城の中へ閉じ込めた
「みんな!!力を合わせて、死なないで!!」
翔が先陣を切る
「ああ!!」
敵と戦っている仲間をよそに、滝は心配していた
「親父は…あんな戦いに巻き込まれたってのか…」
「滝…」
「司令官も! トヴァース!あんたの仲間はどうなってんだ!!」
滝はトヴァースの胸ぐらを掴んだ
「離せ 今は仲間割れしている場合じゃないぞ、滝 今バラバラになったら二の舞だ」
トヴァースは滝の手を強く握り締めた
「!!」
「とにかく、俺は能力が使えないと話にならない いつまでも槍だけでは…」
「ゼントめ、トヴァースにめんどくさい術をかけやがって」
すると、後ろから聞きなれない声がした
「お前は…!?」
俺たちは途端に振り向いた
「純…!?」
滝が驚く
見た目は凄く純に似ている もしかして、純の生まれ変わり…!?
「トヴァースの護衛しろって、あいつらうるせえから戻ってきたんだよ 全く、世話焼きだねえ、お前さん達の仲間は」
純に似た人物はニコッと笑って
「よ、はじめまして、かな? 俺はジュン・タルナ 一緒に戦う仲間だ よろしく」




