やれることがある限り
智嬉の部屋に着いた
「智嬉ー!!」
滝が叫ぶ
「その声は…滝!?」
「おーい、陽仁達連れて助けにきたぞー!」
純がドアノブを触り、ぼそり
「…空いてるんじゃねえか?」
「あ」
ガチャ
「…お前ら…本当に来たのか…」
「当たり前だろ?司令官を助けたんだろ?庇ったのに攫われただなんて、仕方ない奴だな」
滝は部屋を見渡しながら智嬉に話す
智嬉はベッドの上で胡座をかいて座っていた
「…悪い」
「智嬉?」
「今回も前回も、俺はお前の足を引っ張っている お前のために、戦いに出ているのに これじゃ、だめだよな」
トヴァースが前に乗り出す
「智嬉、私もこんなに争いが激しくなると思わなかったんだ つい最近まで落ち着いていたのに 君たちに助けを呼ぶ程の騒ぎになってしまって…」
俺たちは唖然とする
「シルヴァが急に君たちからいなくなって、心配しただろう? こちらの勝手で、すまない」
「…いえ 司令官が危機を感じて行ったのなら、こちらも力を貸します」
「ありがたい」
「ところで」
トヴァースは滝を見た
「滝 滝も技が使えないんだったな」
「あ、ああ 突然、力がなくなった」
「俺もだ まだ棒術は健在か?」
滝はキッとした目付きで
「ああ」
「じゃあ…あの武器なら、お前に使えるかも」
「あの武器…?」
そう話したあと、智嬉とみんなで部屋から出た
すると…
ビーッビーッビー!!
「な、なんだ!」
俺は驚く
「敵襲だ!!」
「智嬉を助けたからか!?」
智嬉は1人、颯爽と駆け出した
「ま、待て!!智嬉!」
「シャーッ!!」
ザザザザッ
黒い装束を着た部隊が何10人も現れた
「…!? 囲まれた!!」
俺は武器を構える
「滝!トヴァース!!」
純は敵を蹴りながら話す
「滝を連れていってくれ!!武器がいるんだろ!!」
「純…! みんな、またあとで!滝、いこう!」
トヴァースは滝を連れて地下の倉庫へ向かった
「どけええ!!」
そして、地下倉庫
武器が大量に置いてある
「…ここにある、のか?」
「ゲホッ随分使ってねえから、埃だらけだが…お前はこっちでも使えるだろうか」
そう言いながら、トヴァースは銀色の長い根を取り出した
「…これが?」
「ああ、滝、触ってごらん」
銀色の部分を触ると白く光った
「…!!?」
「よかった、使えるな 長さ的には変わりないだろう?」
「白く光ったのは俺の能力か」
「ああ、そうだ 」
滝はホッとして
「まだ、使えたんだな トヴァースの武器は?」
トヴァースは槍を取り出した
「俺は こいつだ さあ、智嬉達を助けるぞ!」
「くそっ敵が多いな」
智嬉は足止めをしていた
「"氷拳"!!」
地面から氷が溢れでた
敵は智嬉の足止めが効いたがそれでもまだ襲いかかる
俺はトンファーで敵の攻撃を避ける
「くっ… 敵が多すぎる…!!」
「滝…トヴァース…!!」
俺たちが息も絶え絶えになる頃、その時現れた
「お前たち…俺の仲間を攻撃するなんて!」
「誰の命令だ!!」
2人は現れた
「遅いんだよ」
その声とともに複数の敵は去った
翔は辺りを見渡す
「いなくなった…?」
「ようこそ、トヴァース達の生まれ変わりの者たちよ」
「あなたは、誰?」
「…カルテー二を操っていた者… "ゼント"」
赤い髪をした男は突然現れた




