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Remembers-陽仁編  作者: まなか
第1章
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根口智嬉 復活

俺、佐々本陽仁の親友、木乃原しぐれはリメンバーズ戦闘部員、"根口智嬉"さんに憧れていた

いつも強くて真っ直ぐで、うちの司令官、蒼山滝さんのことをよく聞かせてくれた

毎回ジムに通うと不定期に智嬉さんがいて、いつもコーチをしてくれた

その智嬉さんが、今はいない

智嬉さん…俺は、胸が空いたような気持ちだよ


そして変わって、リーダーの俺、"佐々本陽仁"

相も変わらずめんどくさい事務作業を淡々とこなす日々

俺はこの"佐々本陽仁"チームのリーダー。

誰もリーダーの適任はいないので、俺が務めている

あと、司令官は変わらず滝さんがやってくれるというが、彼は今修行中…

帰る日も決まってないそうだ

「はあ…まったく、滝さんがいりゃ、なあ」

今はどうすることもできない

1番恐ろしいのは、敵がくることだ

「俺が1人この施設を守らなきゃいけねえ」

危険な状態だ とても

純さん、翔もいない

(仲間がやはり必要だ…最低、あと2人)

リビングにいこうとすると、インターホンが鳴った

「はーい!はいはい!今でまーす!」

俺は緑のジャケットに着替え、バタバタかけ出す


ガチャ…


「よ!ただいま!」

長い黒髪はバッサリきり、いつもの白ジャケットに白パンツ、三白眼の笑顔…

「あ、あなたは!!」

「ああ、"蒼山滝"、帰ってきたぜ!!」

そして、見覚えのない、新しい男性

「そちらは?」


「俺の親友、根口智嬉だ! 帰ってきたんだよ!1年後に!!」

滝さんが探していた男性、"根口智嬉"滝さんの親友

それは茶髪の天然パーマで、こちらをじっと見つめている

「…すまなかった、私のことで、沢山、沢山、迷惑をかけた…!!」

その人は、俺たちの前で土下座をした


コポポ…

俺は コーヒーを入れる

前お2人がいた、司令官室で

「滝さん、智嬉さん、お帰りなさい」

「やあ、あんまり変わりないよな、1年じゃ」

「俺滝さん帰ってこないかと思いましたよ、能力者稼業、足洗ったんでしょう?」

「え?滝、そうだったのか」

ゆっくり、2人にコーヒーカップを上げる

「…ありがとう。 そうだったんだ。けど、俺は夢を見たんだ」

俺は首を傾げる

「夢?」

「司令官が出てきて、智嬉を救ってって… 今の陽仁達では不安だ、と お前はやめてはいけない 伝統を継がなきゃいけない、と」

智嬉さんも不思議な表情をした

「…俺は、あの時、確かに死んだんだ、2年前」

「詳しく話してくださいますか、なぜ、あなたがここに」


確かにあの時、1年前、俺はカルテー二一族の争いに敗れた

ランディとかいう強力な相手に

光の光弾が身体を貫き、俺は真っ暗になった

つい先日、司令官が俺を目覚めさせた

(もう一度…滝を守ってくれ…今度の敵は…滝でも敵わない)

「と」

俺と滝さんは驚愕した

確かに、今目の前いる智嬉さんは幽霊でもなんでもない

身体は透けてはいない

「そう、だったのか」

「なんだか俺は不思議な感じだ、こうしてまた、みんなに会えた!」

「智嬉!」

滝さんと智嬉さんは抱きしめあった


俺はその夜不安を感じていた

(まさか一度死んだ智嬉さんが復活するなんて… よほど、強い敵が…)

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