カルテー二の逆襲
「滝をどうするつもりだ? カルテー二?」
純と智嬉は構える
<挿絵>
「今殺すのは惜しい 彼にはもう少し苦しんでもらう」
「!!」
「なぜ、そこまでして…!」
「貴明さんは救えたのに!」
2人は困惑する
「蒼山家には、昔散々やられたからな…容赦はしない」
「貴明さんが!?」
「あいつは有り余る強さのあまり、街を破壊し、仲間をも裏切った 息子には到底言えまい」
「能力のコントロールが効かなかったのか…」
陽仁がボソリとつぶやく
「だからといって、滝はなにもしていない、無関係だろ!?貴明さんの息子だからいたぶるなんて!」
智嬉はカルテー二を説得する
カルテー二は手を差し出す
「本当にそうか? お前の父親も滝を憎んでいたではないか あいつは所詮、裏切り者の一族」
「……!!」
「そして陽仁、貴様も」
「俺が!?」
俺は急に振られ戸惑う
「佐々本家、確かに憎んでいたよな、滝を」
純も俺に聞く
「あ、ああ…親父の言うことは絶対だ…でも、今は違う!」
「なに?」
俺は敵に惑わされる前に、三節棍を握った
「今は違う、滝さんを守るために帰ってきた! 純さんや、智嬉さんも!!」
「陽仁…お前…」
「お前って、ほんと…」
2人は改めて構えた
「ふん…私の配下にしようとしたが…失敗か 」
その時、上から声が聞こえた
「ええい、カルテー二!! お前は用無しだ!!」
「アマンゼ様!!」
カルテー二はアマンゼの技を食らった
「あぁぁぁぁ!!!」
「カルテー二!?」
俺が動揺している間に、カルテー二は消え去った
「アマンゼ… アマンゼ!!」
コツ…コツ…
アマンゼは司令官と同じ、白装束だった
「ようこそ、我がアジトへ 貴明のことはよく聞かせてもらったよ」
俺は構える
「カルテー二、あいつは滝を死なせなかった 結局、使い物にならん」
「やはり死なせるつもりで…」
「ククッ、あいつの能力を使えなくしたのも私だ 今では使えなくて、もがき苦しんでいるだろう?」
「お前…!!」
純は怒りに震える
「ああ、そう…後ろにいるお嬢さんのお兄さんを倒したのも私だ」
「!!」
「能力者は死ぬまで能力者… 戦えないのを、苦痛に感じるのだよ 」
「許さない!!」
翔は技を敵にぶつける
「翔!!」
「"破"!!」
アマンゼは翔に一撃を食らわせた
「ああっ!!」
ドサッ
翔は横に倒れた
「しっかりしろ!!」
「ふっ… お前ら全員、戦えなくしてやる」
俺たち5人は身構えた
すると、 後ろから足音が聞こえた
コツ、コツ…
「敵…?」
俺は後ろを振り向く
「……ふ、ははは、!!戦えないのに現れたか!!」
「ま、まさか!!」
智嬉も恐る恐る後ろを振り向くと
怒りを顕にした滝が、現れた
「…… "蒼山 滝"、今、復活!!」
長い髪をなびかせ、長い棍棒を手にしていた…




