諦めた想い ここで
滝、陽仁達を信じなさい
陽仁を、信じてみろよ
(今は司令官、圭介達の言葉を信じるしかないんだ)
あれから拷問を受けたあと滝はカルテー二の手によって牢獄に閉じ込められた。冷たい牢獄の中、滝は仲間達の言葉を思い出していた
(まさかこんなことになるなんて…)
「俺は…早く親父に会いたい…」
<挿絵>
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滝の頬に涙がひとつ、溢れた
その時、カルテー二が現れた
「滝、大人しくしていろよ 脱走なんてしたら…」
「早く…殺せ…!!!」
カルテー二は滝を足蹴にした
ドガッ!!
「あぐっ!」
「せっかくの再会なんだ、そう死に急ぐな… 」
「…ゲスめ…!!」
「泣けよ もう口が聞けない時に死なせてやるよ」
滝はもう、抵抗できる力などなかった
一方司令官室では
「くそっ…滝…!!場所が分からぬ…!!」
探しても探しても見つからないアジトの場所
れなは必死で、滝の居場所を探す
「どうだ…?れな」
純はれなに話しかける
「… やっと、やっと見つけたわ!!」
「どこだ!!」
「奥深い洞窟の中…!!滝…泣いてる…」
「よし、強行突破だ!!」
俺たちは手を繋ぎ、テレポートで滝を探しにいった
れな、司令官を置いて
「…司令官、行かなくていいのですか」
「あの子らを信じる」
アジトの洞窟
あたりは暗く、下は水浸しだった
「…うわ…なんてとこに閉じ込められたの…」
翔はボソリつぶやく
歩いていると、人影がうっすら見えた
「…滝!?」
「……お前達…」
滝の長い髪はボロボロになり、顔も少し痩けていた
「滝…お前は、司令官室で休んでいろ カルテー二の前で戦えるわけ、ないだろ」
智嬉は滝を後ろに抱き上げ、テレポートで戻った
「…滝さん…」
「行こう、アジトへ」
テレポートでアマンゼ、カルテー二のいるアジトへ向かった
司令官室
智嬉と滝は無事に戻った
「おお!滝!よく戻ってくれた!!」
「司令官… 」
滝の姿に司令官は驚いた
「滝…どうしたんだ、その姿…」
「敵にやられたんだ、ゴホッ 俺はもう少しで、死ぬかと思った」
智嬉は滝をゆっくり椅子に座らせた
「司令官… 俺、戦いにいくよ」
「ああ、頼んだぞ」
智嬉はテレポートでアジトへ向かった
「智嬉… 俺は…」
「滝、もう話すな 私の寝室へ案内しよう」
そして俺たちがいない間、滝の治療に専念していた
アジトーー
「滝… お前の無念、絶対に晴らすからな」
智嬉は強く決心を固めた
コツ、コツ…
いやに響くハイヒールの音が遠くから聞こえた
「ようこそ、 久しぶりだな、純、智嬉」
2人は構えた




