陽仁達の行く末
(滝…そうか 戦えないのがそんなに辛かったか…)
「滝よ、お前の気持ちは痛い程分かるぞ だが、悪魔に魂を売ってはいかん」
「そうだぜ!!敵になって戦うなんて…!!」
司令官と智嬉が必死になって説得する
「……」
滝は無言で立ち止まったままなにも話さない
そして、勢いよく倒れた
ドサッ……
「滝!!しっかりしろ!!」
司令官が真っ先に滝に寄り添う
「…脈はある」
司令官と純は滝を運び、前に滝がいた部屋へ運んだ
「……ぅ」
滝の目が開いた
「滝!!」
「…ここは…」
「お前が前にいた部屋だ 片付けておいて良かった…大丈夫か?」
「そっか…通りで見覚えが…うっ!!」
滝は頭を手で抑える
「大丈夫か!?」
「さっき頭を強打したみたいだ…ってー…」
「滝…悪い事は言わない お前は戦わなくてもいい しばらくここにいろ」
「え…!?」
滝は驚く
<挿絵>
https://33009.mitemin.net/i651756/
「後で、司令官室にきたまえ」
俺は滝の様子を見るため残った
他は解散した
「…滝さん、覚えてる?さっきのこと」
「うっすらとな… 迷惑をかけた、すまない」
「敵に操られたんですね、額にカルテー二一族の刻印がありました」
「やはり1人でいるのは危険だな…」
滝はベッドから降りる
「滝さん?」
「司令官室にいくよ、俺は大丈夫だから」
「…危なかったらすぐ通信してくださいね」
滝はにっこり笑った
「ああ」
サロンでは
「落ちたのはティーカップだけか…さすが滝さんだな」
翔は苦笑した
「俺たちも強くならなくちゃいけないな、いつまでも智嬉さん、純さんに頼ってはいけない」
しぐれは食器の欠片を拾いながら話す
「でも、あたしたちには仲間が少ないだろ?」
「そう、そこなんだよな…未だ、3人…」
その時、しぐれの後ろから足音が聞こえた
「あなた達…陽仁チームの方ですか?」
その人は、薄紫の髪をした顔の整っている女性だった
「そうだけど?」
「はじめまして、"れな" と申します どうぞよろしく」
「…!?」
翔としぐれは驚きを隠せなかった
司令官室
「滝、悪いことは言わない ここにいたまえ」
「いいんですか?」
「1人でいると狙われるぞ」
「!!」
その時、ガチャリと音がした
「入りたまえ」
「…"坂谷れな"です 本日付で陽仁チームに配属になります」
「れな…!?」
聞いたことのない名前のメンバーが入った…




