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Remembers-陽仁編  作者: まなか
第1章
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操られた仲間

(私は…なにも滝のことをほっといてはいない どうにかしてやりたい いつも泣いている君を)

司令官は偽物の司令官に近づく

「な、なに…!?」

「いつもの私ではない 滝を傷つけた 仲間を傷つけた… お前を、許さない!!」

司令官は手を前に突き出す

「"破"!!!」

ドォォー!!

巨大な光弾が、偽物の司令官を貫いた

「司令官、そんなに力を使ったら…!」

「私は司令官、だぞ?君たちより数倍強い」

「しかし寿命が!!」

純も心配する

「私の命など…ないようなものだ 仲間をこんなに苦しませた 私の、責任」

偽物はあっという間に消え去り、気配も消えた

「すごい…これが、司令官の力…」

智嬉はぼそり呟いた

「私は、弱かった 君たちをいつも危険な目に合わせた だから生まれ変わったら必ず、君たちを守りたかった」

司令官は表情こそみせないが、悲しい声だった

「司令官、俺たちはいつも助けられていますよ、司令官に それだけで十分です」

俺は身を乗り出し、司令官に語り出す

「陽仁… 戦いは、滝を狙うだろう 能力がなくなった滝を 」

「やはり」

「今の敵も、最初に滝を狙った」

「!?」

智嬉はハッとした

「どうした?智嬉」

首を傾げる純

ガラガラと天井から岩が落ちてきた

「アジトが崩れる!!」

「急いで退却だ!!」


そして、一同は司令官室へ戻った

「はあ、はあ…危なかったあ…」

「とりあえずみんな、解散だ」

「司令官、お疲れ!」

純たちは足早に解散した やはり疲れているらしい

「陽仁?どうした?お前も、解散していいんだぞ?」

俺だけはもどらなかった

「司令官…司令官の力は強いんですよね…」

「あ?ああ」

「あんな光弾、もしそこらで発動したら、この町は」

「一網打尽、だろうな」

その時、何者かの気配がした

「司令官…」

「安心したまえ、私も君たちと同じ能力者だが、コントロールぐらい出来ているよ」

「俺たち、何処までやれるか分からないけど、守りますよ 司令官を、みんなを」

「ああ…だから君をリーダーに選んだのだ私は」

俺はハッとする

「ところで!滝さんはどうしてるんでしょう?敵も倒したことだし」

「能力が復活しているんじゃないかと?」

「はい!」

俺は笑顔になって話す

「ふふっ…そうなら、いいんだがな」

その時、警報が鳴った

「何!?」

2人は驚く


『司令官!!司令官!!聞こえますか?』

「誰だ!」

モニターを見ると智嬉がいた

「智嬉?どうした?」

『実は… 滝が暴れているんです!!このままじゃ… っうわあ!滝!!棍棒を振り回すな!!』

ガシャーン!!

食器が割れる音、恐らくサロンだろう

「…いこう、陽仁 緊急事態だ」

司令官は頭を抱える

「そのようですね」


「滝!!やめろ!!こんなんお前らしくない!!」

智嬉と純は全力で滝を抑えつけようとしていた

「滝!!なにが、どうしたっていうんだ!!」

純が叫んだ途端、ピタリと止まった

「…!?」

そして全力で走り出し、駆けつけた俺と司令官に襲いかかる

「やめてください滝さん!!一体どうしたんですか!!」

司令官は後ろを抑えつける

「お前…髪の毛が長いな!?能力が復活したのか!?」

(敵に操られているのか…!?)

「滝!!顔を見せろ!!」

長い黒髪を振り乱し、大暴れする滝を司令官の一声で止まらせた

ピタリ…

「……」

滝の顔を見ると、滝ではない顔をしていた

目は赤く光り、額にはカルテー二一族の文字があった

「滝……!??」


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