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その2
宇宙には色んな人がいる。
私の知っている人たちは、表情というのがほとんどなかった。
昔一緒に住んでいた家族も同じ。
だからあんなに色々な表情を見せる人は初めてだ。
初めは不時着したのかと思ったけど、どうやらそうではないみたい。
というのも、彼とは言葉が違うみたいで、何を話してるかはわからない。
なんの用事があるのもわからないけど、不思議なかたちをした箱に乗ってきて、
少し話して、飛び立ち、またやってくる。
その繰り返しが続いている。
会うたびに違う植物をくれる。
根っこのない植物だから、すぐに枯れてしまうけど、飾っていると心が暖かくなる。
あの人の住む場所では、会った人には何かをあげなくちゃいけないのかしら。
それなら私も何かあげてみよう。
そういえば昨日、裏の洞窟に落ちていた石を拾ったんだっけ。
これでいいかしら。
小さく透明な石ころを、あの人が帰ろうとしたとき差し出してみた。
なにかいったあと、口元があがって目が細まり、眼差しがいつもより暖かくなったのを感じた。
あ、この表情。
とても素敵。
心がぽかぽかと暖かくなった。
この時間がずっと続けばいい。
どうすれば叶うのかしら。
宇宙の話ですが、宇宙がほぼ関係ないお話。
なろうの投稿は異世界ファンタジーが多いからか、
カテゴライズのチェック項目がいつも決めきれない(笑い)




