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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

死にたくなったら

作者: kou
掲載日:2016/06/25

過激描写を含んでいます。

苦手な方はお戻りください


あくまで作者の個人的見解となりますので

誹謗中傷はおやめください

僕は数年前自殺未遂をした。


今となっては笑える話で


今思えば、そんなことで人間が簡単に死ぬはずないじゃないか


って笑い飛ばせるんだけど


寒い一月


湯船に湯を張り


服を着たまま僕は湯船に浸かった


涙が止まらなかった


何故自分は生きてるんだろう


生きてる理由はなんなんだろう


どうせ僕が居なくなったって


世界はいつも通り回るだけで


いずれは忘れ去られてしまうんだ


なら僕一人いなくなってしまったって構わないさ


そう思い剃刀を手に取った


薬も百錠くらい飲んで


そっとTシャツの袖を捲り


手首を切ってみた


痛みは感じなかった


興奮状態だったからきっと痛みを感じなかったんだろう


…一回切ったんじゃ死ぬはずがない


テレビでやってるみたいにそう簡単に死ぬはずがない


そう思って何度も何度も自分の左腕を切りつけた


手の甲まで切りつけた


それでも足りなくて僕は右腕も切りつけた


左足も右足も切りつけた


それでも意識すら失わない


絶望した


こんなに切ったのにまだ死ねないのかと


そして首に切れ味の悪くなってる剃刀を当てた


力が入らない


薬のせいで力が入らないことに気づいた


あぁ…なんでこんなことに気づかなかったんだ


また涙を流しながら力の入らない手で首を切りつけた


もう辺りは暗くて何も見えない


風呂の電気をつけてなかったから


もう何時間かたってるのに


まだ僕は生きてる…


…ガチャ


父が帰ってきた


あぁ、今もう九時頃なんだ


どうしよう


あと一時間で父は風呂に入ってくる


その焦りで僕はまた腕や足を切り始めた


どうして


どうして死なないんだ


なんでまだ意識もあるんだ


何度も何度も切りつけられた腕や足を切った


そして風呂の電気がついた


やばい…父が入ってくる…


暗くて見えなかった浴槽は僕の血で真っ赤に染まっていた


どうしよう


とりあえず僕は気絶したフリをすることにした


…ガチャ


扉が開く音がした瞬間


父の叫び声が聞こえた


それから僕の脈確認をして


たぶん救急車に連絡してたんだろう


僕は湯船から抱き上げられ床に寝かせられた


お湯を出しっぱなしじゃなかったから


湯船は冷たくなっていて


体の震えが止まらなかった


止めようにも止められなかった


起きてるのばれるかななんて心配をしながら


それでも気絶したフリを続けた


そしてたぶん警察がきた


僕は写真を何枚か撮られ


警察の人のうわって声を聞いて


また泣きたくなった


それから救急車で病院に運ばれて


縫合は傷と傷の間隔が狭すぎて全部できないと


数ヵ所だけ縫合された


おむつを履かされ


両手両足と首に包帯を巻かれ


ベットに運ばれた


母の家に連れていかれ


「あんた何でそんなことしたの?」


と聞かれた


「…別に」


理由なんて言いたくなかったし


そういったら


「なんの理由もないのにそんなことしたの?バカじゃないの?」


と冷たく言われてしまった


何もないのにこんなことするわけないじゃないか


あんたも原因のひとつなんだよって


今までのことを全部叫んでわめき散らして言いたかった


でもできなかった


僕は親にたいして思ったこといったことがほとんどない


いえるはずがなかった


そうして毎日の病院通いが始まった


初日


カーテンの後ろで他の医者と看護師の話し声が聞こえた


「昨日自分の体をズタズタに切りつけて運ばれてきた子がいてさ」


「えー?!うわー」


その話し声を聞いた瞬間怒りが沸いてきた


カーテンを空けて


ふざけんな悪いのか?!聞こえてんだよって


言ってやろうかと思ったけど


言えなかった


僕はいつもどこか冷静で


我を忘れて感情的になることがない


怒鳴り散らしたことなんて今まで一度もなかった


「ごめんね。気分悪くしたよね」


僕の包帯を変えていた担当医が申し訳なさそうに


そう言ったから


僕の怒りは収まった


それから三ヶ月ほど家で過ごし、


高校もやめて


僕は家を出た


もう好きに生きていいと言われて


それから僕の新しい生活が始まって


いろんな人との出会いがあって


こんな僕でもすべて受け入れてくれる恋人ができた


その人とは別れてしまったけど


それまでの間考えてた


あのとき自分がちゃんと訴えていれば


自分を殺そうとする勇気があったなら


押さえ込まず訴えていればって


いじめだっていじめられて苦しくて苦しくて


見て見ぬフリして隠蔽する教師がいて


親に言えなくて


誰にも助けを求められずにいて


それで自ら命を絶った子たちが何人もいるけど、


転校したいって言えたらよかったのかな


死ぬ前にいじめてたやつらに


こんだけ僕は苦しかったんだ


お前らのせいで辛かったんだ


って包丁のひとつでも向けてやればよかったって


たぶんそうすれば相手はきっと怖がって


関わらなくなってたんじゃないかなって


思ってたけど


現実そう上手くはいかないし


そんなこと考えもつかないくらい苦しいや辛いって


そんな気持ちの方が大きかったんだよね


僕はこの傷跡をすごく消したいし後悔している


でもあのことがあったから


今の僕はいるんだとも思うんだ


人生って大半がきついことと辛いことの方が


多いんだと思う


でも


でもねその中でも少しの幸せと楽しみって


少ししかないから


あぁ幸せだって


楽しいなって思えるんじゃないかなって僕は思うんだ


あくまで僕の意見だから


みんながみんなそうってわけじゃないし


どうにもならないことだってあると思うけど


僕は今生きててよかったって思えてるから


だから


死にたくなるほど苦しくなったとき


それでもきっといいことが待ってるって


素敵な出会いが


楽しい思い出が


愛する人が


愛してくれる人が


きっとまだ僕を待ってる


寿命尽きるまでこの苦しみと何度も何度も


向き合わないといけないだろう


本当に死ぬつもりなら死ぬ前に


死ぬ気で何か行動できたら運命は少し変わるかもしれない


死後の世界なんて誰も何もわからないけど、


自分で命を絶つって


自分が一番悲しいんだと思うんだ


だから、自分で自分を助けてあげよう


僕の心を


そう思って生きていこうって思ったんだ













読んでいただき、ありがとうございました。


ノンフィクション混じりの内容で


作者の個人的見解になりますので


嫌な気分になった方がいましたら申し訳ありません


それでも死ぬ勇気があったならどうして?


っていう気持ちもニュース等を見るたびに


思ってしまうので


書いてみました。


少しでもそういったことが無くなっていけばいいのになと


切に願うばかりです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 自分の友人に状況が似てる子がいました。あの当時も今も自分自身すら救えてないのに俺の声なんか伝わるのか、と何も言わなかった。むしろ止める方が苦しい。と自分を重ねてしまい言えなかったけど。これを…
[一言] まさに死にたいのですが 少し気分は和らぎました ありがとう
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