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Kill Or Die~殺す?殺さないと殺られるのみ~  作者: 桐ヶ谷 雅輝
エピソード One 戦場をかける少女
9/15

苦いバレンタイン

その後、二人で春そよぐ屋上でご飯を食べながら【クラスのカッコイい男子は誰だ】とか【あそこのショップはアクセが綺麗】とかガールズトークに華を咲かした。


その後、五時間目もなんとか乗り切り、五十嵐姉妹と一緒に帰路についてるの。

するとバス内で明音が突然こんな事を言ってきた。


『ねぇ二人とも、休日って何してる?』

『いきなりどぉしたの明音?僕は普段は…その、ゲームとか読書してるけども』

『私はお菓子でも作ってますよ~お姉ちゃんがショッピングしている間に』


琥珀が少し強めに明音に向かって言った。何か前にあったんだろうな…


『うっあ、明音は料理は中学生のやる事じゃないと思うn『去年のバレンタインは友達の誰にもあげなかったそうで』

『ぎくっ』


あ、これは察してやらないといけないやつだ…察すると悲しいけど。

『確かバレンタインの少し前に黒いかたまりが生ゴミによく捨ててありましたね』

『うぅ…練習しますぅ』


あの明音が涙ぐんでいる…琥珀もやるようになったな。一人で友達の成長を喜んでいると


『あ、茜ちゃんは料理とかする?』

『え、軽くならするけど…』


いきなり話しふられてビックリだわ~。話しそらしたいのかなやっぱ?

『お姉ちゃん話しをそらさない』

『うぅ…すいません』


おぉ!あの琥珀がお姉ちゃんを圧倒しているだと…明日は雨かな。まぁお説教してるし、しばらく放置しておこう。


スマホで攻略wikiに書き込みしていたら終わったようだ。ちょうど降りるバス停もすぐだし。一件落着。


『それじゃまた明日ねー』

『うん。ばいばい茜~』『明日も一緒にご飯食べようね~』

 

二人が家に入ったのを見て僕は家に入る。

『ただいまー』 


といっても誰も居ないけれど。両親は仕事でー姉がいるけど、まだ大学だろうし。

部活不参加ってやっぱゲームし放題だよね!!


自室に入ってカバンを置く。

ベットに仰向けにダイブする。

『あぁぁ疲れが消える~もう寝そう…』

『って寝ちゃダメだろ』


一人でツッコミを入れてゲームをする準備をする。

まず、お風呂で汗を流す。やっぱお風呂って良いよね。シャワーだけど。

持ってきておいた青のキャミソールとお気に入りのホットパンツに着替えて部屋に戻る。


ドアを開け、閉める時に鍵をかける。

この間、僅か1.5秒。身体に染み込んだいい動きでしょ。


4月でも今日は肌寒いのでエアコンを軽くつけておいて準備完了!


『いざ、戦場へ!』


~~~~~~~~~~~~~~~~~


ログインした僕は鬼の前に立っていた。

ごめん、訂正するね。

鬼みたいな教官の前に立っていた。


暗くなったと思ったらいきなりこの人いるから心臓に悪いんだよな~、とか失礼な事考えていたら

『おい、鳥遊。今日はどの戦場に行くんだ?』


そう言うと私の手元に半透明のウィンドウが現れた。このゲームのいろんなマップ名が書いてある。あ、新しいDLCダウンロードコンテンツ入ったんだ、後で見ておこ。


マップに関しては朝から考えていた《Hurricane》にする。まぁどうせ一回やったら次のマップにランダムで飛ばされるけども。

ここは風が強くて弾道が少し曲がるという珍しいステージなんだ。

しかも全マップ中3番目の広さだからスナイパーでの特訓にもなる。敵の弾は当たらない。一石二鳥だね。


ルールは分隊戦でいいかな。ここで一人は難しいし。

んじゃレッツゴー!

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