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Kill Or Die~殺す?殺さないと殺られるのみ~  作者: 桐ヶ谷 雅輝
エピソード One 戦場をかける少女
13/15

分隊戦-3

テストが終わって頭痛に悩んでる秋と冬の境目。

今のところ、6キル1デス。なかなか良い調子だね。というか《勝利と死を運ぶ女神》とか二つ名て恥ずかしいよね。聞いてらんないもん。

まぁさておき、リスボーンしますかね。


リスボーンしてフィールドが目に入ってすぐ、背中に衝撃を受けまた死んじゃった。


いや~リス狩りがいたとは驚きだね。あ、復活した奴を待って現れたらすぐ殺す人ね。


次はちょっと離れた場所がいいなー。


次のリス位置はマップ左下辺りかな。さっきが右上だから、ここのハシゴ登って階段あがった三階テラスならさっきの場所が見えるかな。なんで見える必要があるかって?お返しするからだよ。


やっぱしっかり倍返ししなきゃね♡

お、いたいた。さっきと見事同じ場所に。スナイパー構えて、とりあえず脚にドーン。

あ、風が強すぎて股間部に当たっちゃった。あそこ絶対痛いよね、弾けるし。当たった男性に合掌…


おっと。あまりここにいると狙われるから場所移動しなきゃ。

てなわけでやって来ました敵陣地。どうして後ろから援護するスナイパーがそこにいるんだ!?て言いたいのは山々だがまぁスルーしてね。僕もよく分からないから(笑)


確か敵が近くにいたから、ナイフでスパッとやってやろうかと近づいていたら、陣地に帰還中のようでした。なのでこれはヤバいとC-アックス投げてキル、アックス回収して近くのコンテナの中へ。今この状態。


どうしようかな…あ、足音が近づいて来る。とりあえずほふく体制を。


息を殺して、コンテナの入り口を見ていたら、敵が来ました。背中を向けたので起き上がり、アックスを投げようとしたらいい具合に音が響いてしまった。もちろん敵は振り向き、僕はすぐに投げた。


振り向いた勢いで顔の横を過ぎるアックス。武器を構える目の前の男性。近づく足音。

(やるしかない!)


と僕は思った。咄嗟に構えるは相棒。

スナイパーが(とつ)入出来るのは理由がある。

砂限定の特殊効果、当たりどころ次第での一撃必殺。スコープを覗けば中心目掛けて弾は飛んでいく。この2つをあわせた即射撃(クイックショット)という技術があるのだ。


スコープを覗き、命中補正が効いた瞬間に引き金を引く。こうすれば前線でも充分戦える。ボルトアクションではなく、セミオートならだけど。とにかくこれしかないのだ。


意識を集中させて、時間が遅くなるような幻覚を見る。意識を読みとるゲームだからそれも可能なのかもだけど。相手の銃弾もゆっくり見える。飛んでくる銃弾から意識をそらし、スコープを覗く。この技術は元から銃口を向けていなければならない。


これはもはや感覚次第だ。自分の腕の感覚を信じ、スコープを覗いたかも分からないくらいのタイミングで引き金をひいた。


相手の散弾銃(ショットガン)で瀕死の傷を負うも、相手の腰にバッチリ命中し、相手は死亡。ポリゴン片となり、消えていく。

だてに死神と呼ばれていないのだ。


しかし、力が入らず相棒を落としてしまう。コンテナからまだ出てないので、MP7を抜き、入り口に構える。


1秒、2秒、3秒。銃を構え待ったが、まだ敵は来ない。だが足音はかすかながらやまない。僕はマップを見ながら敵のいた方向の壁に左の銃をむける。コンテナの厚さは5cmから10cmか。一部の障害物は弾丸で貫く事が出来る!


『くらえぇぇぇぇ!』


一気に引き金をひき、マガジンを空にする。

当たり判定があったが、殺しきれなかった。やけくそ気味に右の銃も壁に向け撃つ。


『まだまだぁぁぁぁ!』

今度は一人倒せたようだ。しかし、前から先ほどの散弾銃野郎が現れバーン。


僕はキルカメラのある暗い空間に移された。

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