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Kill Or Die~殺す?殺さないと殺られるのみ~  作者: 桐ヶ谷 雅輝
エピソード One 戦場をかける少女
10/15

分隊戦

あの時の僕はバカだった。なんで《Hurricane》なんかを選んだんだろう。

「銃弾が曲がる」影響を受けやすいのは遠距離射撃だ。それは当たり前か。


問題は相棒(DSR-50)は超遠距離特化のスナイパーライフルということなの。散弾銃(ショットガン)みたいな近距離向けの武器なら殆ど影響受けないけど、やっぱ何百何千mと離れて撃つとそりゃ当たらない。

まぁだから選んだんだけどさ。


せっかくだし、詳しく話すよ。


~~~~~~~~~~~~~~~~


『さて、今日は《Hurricane》に行くかな、せっかくだし自分で部屋作るかな』


通信するからにはやはりサーバーがいるの。一つのステージに一つのサーバーと決まっているからそのサーバーの事を部屋と呼ぶんだ。


『人来るかな~お、いきなりMAX12。これは波乱の予感だわ』


分隊戦(チームデスマッチ)のルールは長いから簡単に説明するけど、ようは二手に別れて倒した数の多い方が勝ちなんだよね。

10分間で100回倒した方。100に届かない場合はよりキル数の多い方が勝ち。


さて、今回の装備はこれで行くよ!



メイン 相棒(DSR-50)+二脚とサーモスコープで命中率up

サブ  MP7+レーザーサイトで狙わなくても当たる場所が分かるようにし、デュアルで二刀流(この場合二丁拳銃?)

特殊装備1スモーク×2 煙幕を張って敵を惑わすため

特殊装備2投擲用小斧(P-アックス)面白そうだから


この時点で風の強さ舐めてる僕。投擲用小斧とか絶対当たらんわ(笑)


残り30秒でヘリに乗り戦場まで行く。(ヘリ内はロード中の合図)戦場に着くとロードも終わって残り10秒、今日も張りきって行っちゃうよ!!


しかしそうも行かなかった。

『って風つよっ!こんな強かったっけ?!』


そう。立ってるのさえキツいほどの強風だったのだ。さっきのヘリよく来れたな。


『仕方ない、いつもの場所に行くか』

僕はいつもの二階建ての事務所あとらしき建物の屋上に向かう。


このステージは長方形のようだけど最初は長辺の位置にいるから遭遇戦になりやすい。


『スナイパーで近距離は怖いからMP7に変えておこう』

相棒をベルトで背中に背負って、両モモからMP7を取り出す。やっぱこれやるとテンションあがるね♪


ステージを長方形と見立てたうちの中心より右後方辺りかな?

ここら辺はなんか一階分高いんだよね。何に使うのか分からないけど、ここ船だったはずだから詳しい人に聞いてみよ。


『スモークは確か…これを抜いてカチッあとは投げる!』

体力テストで遠投15mの僕が30m位先に飛ばせたんだけど。この身体欲しいかも。

いい具合に敵が突っ込んで来たよ。チャンス到来。

『おっと急がなきゃ』

スモークの煙の中をチェックしながらほふく態勢をとる。スナイパーを肩から外して二脚をたてて…やること多いけどいつものことだ。


『サーモスコープを覗けばあら不思議煙の中に人影が…』

その瞬間、僕は叫んだ。

『風で煙が消えてる?!』

風が強すぎて煙の意味がなかったのだ。もちろんスモーク自体も風で少しそれている。

『くそっもう一個!』


すぐに煙が無くなるのは目に見えているのでスナイパーを地面に放置しMP7を撃ちまくる。嵐の如き弾幕を見るが良いわ!

煙が出たら、スナイパーに変えてスコープ覗き、あなたの心臓(ハート)に狙い撃ち♡

色んな意味でズキューンと撃った僕は速攻で逃げる。仲間の元まで。 

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