ろっく |_・)ノ「上には上 ☆彡 おもむろ ☆彡 確信犯」
ロック様!(ノ>▽<)ノ
WWEスターレスラー、ザ・ロックにして俳優ドゥエイン・ジョンソン!!
リングの暴君にハードボイルドからコメディまでこなす芸達者!
ワイルド・タウン/英雄伝説で角材振り回す保安官してたと思えば、Be Coolじゃ俳優志望ののオカマ用心棒。カップに立てた小指が可愛いぜ!!
( *´ー`)センター・オブ・ジ・アース2とG.I.ジョーバック2リベンジが見たいです。
ってことで。(どれ?)
今回は、うっかり消しちゃった狐灯さんのリクエストから、『上には上がいる』『おもむろ』『確信犯』です。
間違ってるような、間違っていないような? 混乱させてくれるのが『上には上がいる』ですねぇ
( *´ー`)
まずは『上には上がいる』で。
もちろん誤用ですよん。
はーい( *´ー`)へWeblio辞書さんカモーン
『上には上がある』
最もすぐれていると思っていても、それよりも一層すぐれているものがある。
『広辞苑』さんの場合。
これが最上だと思っていても、必ずそれ以上の行為や状態があること。
え? 間違ってないじゃん?
微妙なんすよお客さん。
最後の『いる』と『ある』ここが大事なんでさぁ。
『いる』場合は、対象が人間じゃなくちゃいけません。少なくとも生物ですね。家がいるとか電信柱がいるとは言わないでしょう?(言う人もどこかに居るかも知れないけれど。はっきり言おう「コントだ」と)
で、無機質や行為に状態も含める言葉なので『ある』つまり『在る』やら『有る』なのです。
あ、『或る』はやめておきましょうね。意味が漠然としますから。
ある【×或る】
[連体]《動詞「あり」の連体形から》はっきり名を挙げずに物事をさす語。また、漠然と物事をさしていう語。「―所」「―日」「―人」
と或るなんちゃら。ですね( *´ー`)b
さぁてお次は『おもむろ』ですよ。
これって、ガバっといきなり動き出すように思ってる人いませんか?
実は、「どぉれ」とゆっくり動き出す様です。
再びWeblio辞書実さんの日本語表現辞書さんから。
おもむろ
通常、「徐に(おもむろに)」という風に使い、「おもむろ」だけでは使わない表現。「徐に」は、「不意にゆっくりと」といった意味。
椿三十郎が室戸半兵衛との最後の立会で、睨み合いつつゆっくり近寄って向き合うのなんかとか、用心棒で桑畑三十郎(もうすぐ四十郎)が、お堂で寝っ転がっているのからむっくり起き上がる様なんぞが『おもむろ』なんですよ~
黒沢映画は初期が好きです( *´ー`)
『おもむろ』仲間には『やおら』もいます。どっちもイメージは忙しいですが、全然急いでいません。
漢字はどちらも『徐』です。読みなれない漢字は平仮名にしましょう。
『おもむろ』さんとは真逆に、「めっちゃ急いでんねんけど、のんびりと思われてまうねん」って
ぼやくのは『おっとり刀』さんです。
漢字で書くと『押取刀』
今回の相棒はPHP文庫「間違い言葉の辞典」さんです。どうぞよろしく。
押取刀
とっさのことで刀を腰に差す時間がなく、手に持ったままでいること。
転じて、大急ぎで駆けつける事の形容に用いる。
「電話で苦情を言ったら、担当者が押取刀でやってきた」という使い方をする。
語源由来辞典さんでは。
押取刀
【意味】
おっとり刀とは、緊急の場合に取るものも取らず大急ぎで駆けつけるさま。
【おっとり刀の語源・由来】
「おっとり」という音から「のんびり」「ゆっくり」といった意味に間違われる事もあるが、「押っ取り刀で駆けつける」や「押取刀り刀で飛び出す」と用いるように、急いだ状態を表す。
押っ取りは「急いで手に取る」「勢いよくつかみ取る」ことを意味する「押っ取る」の連用形で、押っ(おっ)は「おっぱじめる」や「おったまげる」の「おっ」と同じ、動詞に付いて意味を強める「押し」の音変化である。
元々、おっとり刀は急な出来事で刀を腰に差す暇もなく、手に持ったままであることをいい、刀を使用しなくなった現代では、取るものも取らずに急いで駆けつける形容として用いる。
と、なってます。
筒井康隆氏の「裏小倉」に。
「この度は、取るもとりあえず駆けつけた」という上の句がありますが、正にとにかく急いでいるのが『押取刀』さんなので、おっとり、のんびりしてると思うのは可哀想ですよ( *´ー`)
因みに( *´ー`)bどこから刀を押っ取るのかと言いますれば。
昔の武家のお家には刀掛けってのがありまして、刀が鎮座ましましていたわけです。そこからむんずと掴み取るから、押取刀なのでした。
言葉は歴史の産物ですね。
最後は『確信犯』です。
単語自体は、全然間違っちゃいませんよ。
うぃき先生(ΘωΘ)ノ よろしくおねがいします!
確信犯
(独; Überzeugungsverbrechen Überzeugungs:確信(による) Verbrechen:犯罪)とは、道徳的、宗教的あるいは政治的な確信に基づいてなされる犯罪のこと。行為者は「確信犯罪者」「確信犯罪人」(der Überzeugungsverbrecher)。ドイツの刑法学者グスタフ・ラートブルフの提唱による法律用語。いわゆる義賊やテロリズムがその代表例である。
「確信」という言葉のもつイメージにより法的概念を逸脱したレトリックとして使用されることが多い。
そう、問題は最後の行です。
「法的概念を逸脱したレトリック」
つまり、イスラム原理主義による自爆テロは、正当な『確信犯』です。
んで、渋滞を理由にすっぽかしたり、恋敵の前でチューを見せつけて撃退したりするのは『ラノベ的誤用』なのですよ。
そう、最初に使った人が『確信犯』なのは間違いないです。ある種の「道徳的、宗教的あるいは政治的な確信に基づいてなされた」筈ですから。(かっこいいから、とかね)
つまり、正式な意味での『確信犯』は、とんでもなく危ないもんなのです。
いたずらでニヤリと笑ってするもんではないんですよね。(テロリストがニヤリと笑ったら半端なく怖いです)
まあ、もう広く多用されてるので「誤用だ誤用だ」と騒ぎ立てるのも無駄なのですが、「誤用」だという知識だけは頭の隅に置いて置きましょう。
ってなわけで。
遅くなりましたが狐灯さん、如何でしたでしょうか?
( *´ー`)言葉って、うにゅうにゅ動きますねえ。
リクエストお待ちしています。