じゅうさんはオボンでっせ。 (ノ>▽<)ノ「300」
GW仕様二話目。
今日は子供の日ですが、13話目です。
十三はKにとっては因縁の数字。
ジェイソンさんではありませんが。13を背負ってます。
何を隠そう。Kは8/13生まれなのです。
おかげで小学校の「今月のお誕生日会」も、友達呼んでのお家のお誕生日会もしたこたぁござんせん。
何しろ旧盆の中日でみんな忙しい。学校は夏休み。
忙しいやら遊びに行ってるやら。親戚廻ってのお盆参りは、子供にゃ退屈でございます。
あげくに坊んさんは先祖が帰ってきてその片にいてはる。とか言うし。暗闇怖いは宵参りの風習の地方だわ。
ろくな思い出はないですな。
( *´ー`)義従姉妹は3/3。知り合いには1/1もおります。
「日本中でおめでとうと言ってるのに、自分のためのオメデトウはひとつもない」と嘆いてました。
どなたか「祝日生まれ」はいらっしゃいますか?
レアな誕生日の割には身入りの少ない祝日生まれ。得な日ってあるんでしょうか。
ちょっと古いですが、「300」って映画がありましたよね。
フランク・ミラー原作のグラフィックノベル『300』を元にペルシア戦争のテルモピュライの戦いを描いた作品。ワーナーブラザーズよりDVDとBL発売中。
( *´ー`)b因みに、グラフィックノベルってのは。アメリカじゃあ「コミック」は子供のモノなので、残酷な描写や過度な表現は描いてはいけない。と法律で決まっているので。お父さんがタバコ吸うのも禁止なほどに「平和で穏やかほのぼの」じゃないといけないそうです。スヌーピーが出てくる「ピーナッツ」なんかを思い出してもらえたら、あれがアメリカの「コミック」です。
日本の「漫画」のように、夕日の下で殴り合い。星に隠れて女の子(または男の娘)とかと懇ろになったり。愛のある激しいお肌のぶつかり合い。やら、蒼天駆け抜け斬り合ったり。なんて法律違反なのです。だからなかなか日本のは輸出できなかったのです。
で、ある人が「これはコミックじゃなくて、連続した『絵』のまとまりなんだよ。絵本みたいなのだよ。だから字がいっぱいあるんだよ」ってな抜け道を思いついて、書き出したのがスーパーマンやらスパイダーマンなわけです。だから異様にセリフが多い上にコマがでかいのです。
あれ、絵本なんですよ。流血禁止規制ないから。
作り方も個人作業な日本と違って、プロデューサーが企画考えてシナリオライターが話考え、各「絵かき」に割り振って。と、日本のアニメ張りのシステマティックさ。
アニメの方はキャラクター別に一人ずつアニメーターがつく個人作業なので、まるで日本と反対な作り方です。
面白いもんです。(理由は、アメリカ人が「他人の絵に似せて描く」なんて小器用技が使えないからこそ培われたもんですが)
まあ、漫画原作アメリカ映画ですから、そりゃもうはっちゃめちゃなわけです。
ペルシャの軍隊は化物だわ、お国の方じゃ政治の陰謀起こっているわ。
見てる分にゃかっこいいんですがね。見せ場も綺麗だし。
( *´ー`)b でも。史実がもっと(ノΘ⊿Θ)ノびっくり!!なスパルタのテルモピュレイです。
この場合、うぃき先生は半分しかあてになりません。
なぜかといううと、うぃき先生は「知ってる人が個人的に、知ってることを教えてくれる」システムなので、「その人が間違っていたら、他に訂正がなかったら、そのまま広まる」(良い例が「フリゲート」の項目です。あれの語源とされる「フレガータ」はガレー船じゃありません。発祥は北海です。エーゲ海じゃないです)
まあ、ぶっちゃければ。( *´ー`)私が間違っていたらこのエッセイは間違いそのもの。ってのと同じことです。ええ、頑張って調べますけどね。
ってわけで、ここから書くのはちょいっとウィキ先生と違うよ~って事です。
まずスパルタって国がおもしろい。
スパルタは「まず国ありき」だそうで、国民皆兵そのものなのです。
男女は別々に暮らすのが基本。装飾品の禁止、共同食事制。男の子は6っつくらいから同い年の子供らと集められて集団生活をします。女の子は母親の下にいますが女の子グループは作られます。
そこから基礎訓練と基礎勉強で12くらいまで体つくり。組織での行動と考え方連携を叩き込んでいくのです。
ご飯抜きの時は奴隷や大人グループから掠め取ってくるのも奨励されていました。(頭使うから)
男女とも12ぐらいから戦闘訓練が始まるそうです。
もちろん弱い子は脱落します。そういう子は死にます。正に「スパルタ教育」本家本元です。
なにしろ、結構広大な荘園にいる100人近い奴隷を数人で押さえ込めるほどに強い兵士にならないといけないので、ガンガンに鍛えるんだそうです。
しかも考え方として、自分たちは国の駒。ユニット化され全てにスペアがあり、結婚もスペア用の駒を作るためのもの。夫婦愛より隣で盾を構える仲間が大事。仲間の盾は自分を守り、自分の盾はさらに隣の仲間を守るのです。
女の子は15くらいで30位の人と自動的に結婚しますが、一緒に暮らしたりしないそうです。
男女の住み分けしっかりらしいです。
つまり、子供作るだけの関係で。恋愛は別。一緒に住む人も別。
腐系の方々お喜びください、薔薇も百合もワサワサですよ。
そう言う禁忌感は無い時代ですからね。
男女ともにムッキムキですが。
なんと国が大事なあまり王様さえスペアで2人居るんですから、独裁すらできません。建国の祖が双子だったからとかで、その子孫として一応両家とも世襲ではあるらしいのですが、土地の均等配分、長老会設置、民会設置、教育制度、常備軍の創設が国の基本なほぼ立憲君主みたいな王様達です。どれくらいスペアかっていうと、王様は常に「年上の老練な王」と「若くて元気な王」で、どっちが欠けても大丈夫。になっていたんだそうです。
だから「300」の様に、王様留守中に跡目をかすめ取るぜ。なことはしようったって出来ません。王様ちゃんと居るし。
弁論でなんとかしようなんて、あれじゃギリシャだよ。スパルタは筋肉で語るそうです。
何もかも国のため。お前らクリンゴンか? と聞きたくなる程戦闘集団ですね。
さて、主題はテルモピュライの戦いですね。
ウィキ先生ではなんで300人しか兵を出さなかったのか。書いてないんですよね。(ヘロドトスとシケリアのディオドロスで人数変わるらしいんですけど。ここは300こっきりの方が納得いきます)
ウィキ先生のレオニダス1世のところに「ペルシア戦争を控えてデルポイに神託を聞いたところ「王が死ぬか、国が滅びるか」ということだった。そこでレオニダスは覚悟を決め、他の都市から来た兵士を帰し、わずかな軍でペルシアの大軍に立ち向かっていったのだとヘロドトスは書いている」とか「この時がちょうどオリンピアでオリンピックを開催する年であったことも重なり、十分な軍を送ることができず、レオニダスは親衛隊300人のみを率いて出陣した」とあるんですが。実はこの時。スパルタは何年かに1度のカルネイアの祭礼の真っ最中。これは荘園で奴隷抑える最低限の人員以外がとある神殿に1月はお篭りして神に祈る、お祭りとは正反対の厳粛なものでした。
折悪しくペルシアがガンガン攻めてきてる真っ最中。
アテナイや周辺都市国家から強いと定評のスパルタに兵を出してくれとの矢の催促。「後半月待ってくれ」って言っても、ペルシア軍は待っちゃくれない。ほかの都市もオリンピアの祭礼とかで動きが鈍い。ま、クセルクセス1世はそこを狙って来てるんでしょうね。
戦略としちゃ常道っすよね。
でも祭礼の最中に軍を動かしてなんかバチ当たったらどうしよう。と、いう訳で、神様の言葉を聞けるデルポイの巫女に「行っていいですか? 行かないほうがいいですか?」と聞きに行って例の「王が死ぬか、国が滅びるか」と言われたんです。
王より国の方が大事なスパルタです。
もちろん王様死にに行くです。
「妻に「よき夫と結婚し、よき子供を生め」と言い残した」とありますが。つまり遺言そのものです。
生きて帰ってくる気無いのです。
帰ってきたら国が滅びるかもなのです。戦死前提です。
はじめは年上の方のクレオメネス1世が、ちょうど荘園をなんかの都合で無くしていた300人を率いて行こうという話でしたが、「若い方が戦えるからあとは頼んだ」とレオニダス1世がでた訳です。
そもそも死兵。
「死ぬにはいい日だ」と真面目に言って出張った300人なので、気合の入り具合はハンパじゃありません。
戦況の細かな事はウィキ先生で大丈夫でしょうけれど、カッコいいのはアテナイ軍が海戦準備もあって撤退するとき。
300人しかいないスパルタ兵にも引くように言ったそうなのですが。
レオニダスさんは傍のアテナイ兵に「お前の職はなんだ?」と聞いていったそうです。兵達は「大工です」とか「石工」です。とか本職答えたのですよ。当時はみんな徴兵ですから。
そこでレオ(略)さんニヤリと笑い。スパルタ兵に「お前の職はなんだ?」と聞くんですね。もちろん「兵士だ!」と全員で雄叫び上げるスパルタさん達。
レオさん得意に「兵士の数はこっちが多いぞ」と言い切って残るわけですね。
( *´ー`)カッコイイです。
そして、仁義を大事にして一緒に残ったテスピアイ軍700と一緒に戦って全員討死。(四七士と同じく、途中で一人戦況報告に送り出されて生き残りますが。300じゃなく1000じゃねぇか。ってなツッコミはこの際ナシで。だってペルシアは60,000だよ)
結局、横道をギリシア人がペルシア軍に密告して、挟み撃ちにあってしまうんですが。あれがなかったら撃退しかねない勢いだったようです。
狭い谷間を埋める勢いで死体を積み上げ、敵が来たらそれを崩して圧死させたりと、なかなかすっさまじい戦闘と聞いてます。
夕方の磯よりすごい匂いだったんでしょうね(ソコ?)
( *´ー`)bところで、テルモピュレイ(Θερμοπύλες (Thermopyles)は「熱い通路・門」って意味で、温泉があるそうです。
いつかギリシアに行けたら。テルモピュレイの川のお風呂に入って、1000の英霊に想いを馳せるのもいいかもです。
( *´ー`)もうちゃっちゃと書ければいいんですけどね。
お待ちくださる方がいらっしゃればいいのですが。
リクエストお待ちしています。
ついでに誤字脱字。ツッコミお待ちしています。




