【連載版】「 第一話」『別れさせ屋』の僕の計算式は、迷子の『復縁屋』によって粉砕される。~宮崎のポンコツ美少女は、僕の恋心だけを正確にハッキングしてくる~
初めまして!
現在中学2年生です。 初めて小説を書いてみました。
理屈っぽい男の子と、ちょっと不思議な女の子が宮崎でドタバタするラブコメです。
まだまだ未熟なところもありますが、精一杯書いたので楽しんでもらえると嬉しいです!
※本作品は、プロットの相談や設定の整理にAI(Gemini )を使用しています。
「これでよし」
朝の澄んだ空気の中、僕はスマホをポケットにしまった。
昨夜、僕が仕掛けた最後の一手--ターゲットのスマホに届いた一通の『誤解を招く通知』。あれが決定打となり、完璧な破局が成立したはずだ。
「別れさせ屋」としての僕の仕事に、ミスは存在しない。
達成感に背中を押されるようにして、僕は学校の校門をくぐる。
平和な、いつも通りの日常が始まるはずだった。
--桐沢あすか。
勝ち誇った笑みを浮かべてそこに立つ「あのおんな」に会うまでは。
授業は数学。黒板を叩くチョークの乾いた音だけが響く、静かな教室。
だが、僕のノートは白紙のままだ。
『なぜだ』
脳裏にこびりついて離れないのは、校門で見せつけられた「再結合した二人」の姿。
僕が仕掛けた工作は、ただの喧嘩別れじゃない。お互いの信頼を根底から腐らせる、修復不可能な毒を流し込んだはずだ。
『たとえ僕の工作が甘かったとしても、あんな短時間で復縁できるわけがない』
復縁には時間がかかる。冷却期間が必要なはずだ。
それを一晩で? 魔法でも使ったのか?
いや、あいつは……桐沢あすかは、僕が想定もしない「何か」をぶつけてきたんだ。
窓の外、宮崎の穏やかな陽光が教室に差し込んでいる。
だが、僕の背筋には冷たい汗が伝った。
--まさか、僕は最初からはめられていたんじゃないか?
昨夜の工作がスムーズにいきすぎたのは、僕の腕がよかったからじゃない。あいつが僕に「完璧な仕事をした」と思い込ませるために、道を用意していたとしたら……。
「……あのおんな……っ」
握りしめられたシャーペンの芯が、ノートの上でパキリと音をたてて折れた。
復縁屋、桐沢あすか。彼女の目的は単なる復縁じゃない。僕という「別れさせ屋」を完膚なきまで叩き潰すことだ。
ノートの余白に僕は「桐沢あすか」の名前を書きなぐり、その上から×印を引いた。
--やってやる。
そっちがその気なら、僕も手加減はしない。
君が繋ぎ止めたその『縁』を二度と修復できないほど粉々に粉砕してやる。
君が『復縁屋』を名乗るなら、僕はその看板ごと、君のプライドを叩き潰す。
窓の外、宮崎の海から吹き抜ける風がカーテンを揺らした。
僕は折れた芯を捨て、新しい芯をカチカチと繰り出す。
「……今日から、廃業の準備を始めるんだな。桐沢」
休み時間、僕はあえて騒がしい一軍女子グループの近くを通る。
ターゲットは、あすかとよく昼休みを一緒に過ごしている女子だ。
「--あ、そういえばさ、桐沢さん。昨日バイトかなんかあったのかな? 帰り、急いでるっぽかったけど」
僕はスマホを操作するフリをしながら、会話の断片を脳内のレコーダーに記録していく。
『あー、あすか? 昨日はなんか「急に依頼が入った」とか言って、ソッコーで帰ったよ。あのコ、たまに謎だよねー』
……依頼、だと?
ノートを広げる僕の口角が、わずかに、そして冷酷に上がる。
隠す気すらないのか、それとも隠す必要すらないほど僕を舐めているのか。
「……いいだろう。その『謎』、全部剥がしてやるよ」
僕はあすかを尾行し、ついに彼女を「静かな場所」へ追い詰めた。
問い詰めてやる。あの一晩でどうやって僕の工作を無効化したのか。
どんな高度なテクニックを使ったのかを。
「……おい、桐沢。答えろ。昨夜、どうやってあの二人を接触させた」
逃げ場を失ったあすかは、顔を真っ赤にして、震える指でスマホの地図アプリを僕に見せてきた。
「……だ、だって……っ! 依頼された場所に行こうとしたのに、全然たどり着けないんだもん! 適当に歩いてたら、なんか泣いている女の人がいたから、とりあえずティッシュあげて慰めてたら、彼氏が走ってきて……!」
「……は?」
目の前が真っ暗になった。
僕が昨夜、一睡もせずに構築した「絶望のロジック」は、ただの迷子による「親切心」によって叩き潰されたというのか。
「……依頼された場所は、宮崎駅東口のカフェだったはずだろ。何でお前は、全然関係ない一ツ橋の海岸沿いにいたんだ」
律の問いに、あすかは「うっ」と言葉を詰まらせ、視線を泳がせる。
「……あ、あそこらへん、似たような松の木ばっかりで区別つかないんだもん。気づいたら波の音が聞こえてきて……そしたら、なんか喧嘩してる二人がいたから」
「それで、僕の工作をぶち壊したのか? 偶然通りかかっただけで?」
「だって、女の子がすっごく悲しそうな顔してたもん。放っておけるわけないじゃない!」
律は天を仰いだ。
自分が心拍数や行動心理を計算し尽くして作り上げた『完璧な別れ』が、「地図が読めない女の、気まぐれな親切心」に敗北した。
これが、律とあすかの「史上最悪の出会い」の真実だった。
最後までお読みいただきありがとうございます!
実は作者は宮崎在住の中学2年生です。
学校の休み時間や宿題の合間に、コツコツとこの物語を考えました。
作中に出てきた蜂楽饅頭や宮崎の街並みは、僕(私)がいつも見ている大好きな景色です。「宮崎、いいところだな」とか「律とあすかのコンビ、いいじゃん!」と思ってくださったら最高に幸せです。
初投稿でドキドキしていますが、もしよろしければ**【ブックマーク】や、下の【☆☆☆☆☆】**をポチッとして応援していただけると、いつか二人の**『勝負の続き』**も書いてみたいと思っているのでとても力になります
感想もいただけると、泣いて喜びます!
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※本作品は、プロットの相談や設定の整理にAI(Gemini )を使用しています。
追記:第二話はこちら>>>N5186LV




