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『無気力なコンビニ店員が、裏世界では『終焉の導き手』と呼ばれている件 ~本人は電気代の心配しかしてない~』  作者: 伝福 翠人


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「七つの災厄」の総攻撃と、ゴミ箱の宣戦布告

ウロボロスのアジト。


これまでの度重なる失敗(というより勘違い)を受け、ついに上級幹部が動いた。


「『導き手』…『無の力』…『思考を読む』…。くだらん憶測だ」


「奴が『聖域コンビニ』から動かぬなら好都合。今度こそ、あのコンビニ一帯を、我々の異能の総力をもって『消滅』させる。大規模テロだ」


ウロボロスが、コンビニ周辺を標的とした総攻撃を決定した。



その頃、コンビニのバックヤード。


悠斗が休憩中。テレビが「市内各所での原因不明の小規模な爆発・発火事件」を報じている。(=ウロボロスのテロの予兆)


傍らには「盾」としてアリアが(品出しの段ボールを片付けながら)控えている。


(うわ、なんか物騒になってきたな…。このコンビニの近くだ。もしデカいテロでも起きたら…)


悠斗は、最悪の未来(=面倒ごと)を想像する。


(店のガラスが割れる→修理が面倒。客が来なくなる→店長に怒られるのが面倒。警察が事情聴取に来る→面倒。店の評判が落ちる→面倒…)


(とにかく全部面倒だ…!)


彼は、その苛立ちを、いつものように指示メモ(レシートの裏)に殴り書きする。


『(テロとか)面倒だからやめてほしい』


彼はそのメモをくしゃくしゃに丸め、ゴミ箱に捨てた。


そのメモを、アリアが(神託を扱うように)即座に回収する。



アリアの拠点。


部下たちが「ウロボロス、総攻撃の兆候!」と緊迫している中、アリアが帰還し、回収したメモを広げた。


ディスプレイにメモの内容が映し出される。


『面倒だからやめてほしい』


「『面倒』…あの組織リーダーを退けた『絶対拒絶』の言葉…!」


「そして『やめてほしい』…これは…!?」


部下たちが戦慄する。


アリアは厳かに、しかし確信を持って宣言した。


(これまでは『無言』の警告だった。だが、ウロボロスが聖域に牙をむく今、導き手はついに『言葉』を発せられた…!)


「これは、ウロボロス『七つの災厄』に対する、我があるじ、『導き手』からの…」


「明確な『宣戦布告』です!」


裏世界全体に「導き手、ウロボロスへの『宣戦布告』を発令!」という緊急速報が駆け巡った。

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