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逆光の女

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(星のカケラ)

https://www.youtube.com/@%E6%98%9F%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%B1%E3%83%A9-v5x/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪




タイトル:逆光の女


不思議な事、

いや、恐怖の出来事が2つ起きた。


1つは夢。


毎晩、同じ夢を見てしまう。

それは、俺がこの部屋から出て行って、

ある目的地へと向かい続ける夢。


『カンナザキ公園』と言う

見た事も聞いた事もない

公園に向けて歩いており、

その公園にたどり着いたり、

たどり着かなかったりする夢だ。


たどり着いた時の事を

今でも覚えてるが、

その公園…見た事ない筈なのに

どこか懐かしく、なんとなくだが

子供の時に覚えた何かのデジャヴを

呼び起こしてくるようだった。


でも未だに

それがよくわからない。

何がデジャヴを引き起こし、

俺にそう見せていたのか。


もう1つは、

これはリアルで体験した事だが、

このマンションに関する事。


俺が今住んでるこのマンションは

10階建てだが、ある晩の事…

11階に着いたんだ。


ぎゅゅうううんと箱が上がってる時、

その時は疲れて居たから

階数を見て居なかった。


チン♪と音が鳴り、

ふっと見上げると11階になっており、

ぶぅぅん…と開いた

ドアの向こうは真っ暗闇。


でも不思議な事に

真っ暗闇のその少し向こうに、

203号室と書いた表札の様なものに

明かりだけがついて、

そのドアがガチャリと開いた。

中から白いワンピースを着た様な

黒髪の女が出てきた事までは覚えてる。


でも見事に逆光で、

その女の表情かお

真っ暗闇の様に見えなかった。


一気に猛烈な恐怖が

湧き上がってきたので、

俺は速攻で「降りる」のボタンを押し、

自分の住む階に戻ったから。

あの時の恐怖は未だに抜けない。


無論その後に11階を調べてみたけど、

うちのマンションはやっぱり10階建て。

11階は存在しなかったんだ。


そして

誰に言っても信じてもらえず、

俺だけの秘密になった。


そんな経験を踏まえた

ある夜の事。

3つ目の恐怖がやってきたんだ。


夜、残業帰りで

公園のベンチに座ってた。


あんな経験をしたから、

なかなかマンションに

帰る事ができなかった俺だ。

すでに引っ越しの事も考えて居た。


ベンチに座って

コーヒーを飲んでると、

どこからともなく声がしてきた。


辺りを見回す。誰も居ない。


ここは普段

まぁまぁ人通りが多い筈の公園だったが、

その夜に限って、

本当に誰も居なかった。

しーんとしている。


「………」

無言で辺りをずっと

見回し続けて居ると、

その声が

だんだん近づく様な気がした。


何かコソコソ喋ってる様だったが

その言葉が言葉として聞き取れない。


「なん…なんなんだ…これ…」


して居ると、

一瞬、俺の顔の真横に

女の顔があり…


「ソコ、アタシノバショ」


「うおわあ!!!」


飛びのいて

振り向いた瞬間、

もう誰も居なかった。


後日。

それとなくわかった事だが、

俺が今まで住んできた

あのマンションは少し前、

12階建てだったと言う。


そのとき11階の部屋からボヤが出て、

12階フロアの何室かが全焼。


幸い12階フロアの住人に

死傷者は出なかったのだが、

そのボヤが出た

11階の部屋の住人は

亡くなったと言う。


その部屋が203号室だったかも?

…と言う事までは聞いた。


なに分ずいぶん昔の話で、

当時のこのマンションの

管理人も居なくなっており、

詳細を知る人はおそらく居なかった。


俺は今、

自分が体験したあの一連を

何とかつなぎ合わせ、

あの女がどう言う存在だったのか…

それを考え続ける。



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=psLqso3zM6M

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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