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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

さるのごくらく

作者: 宮古奈都

 初めましての方、とてもお久しぶりの方 今回は初めての設定でオメガバースというものを獣人化の猿という設定でお送りしたいと思います。

さてオメガバースの設定は男性、女性の他にアルファベータオメガという種類が あって男性のオメガだけが妊娠出産ということができます。

お相手は南国から来た使者をもてなす猿とタンノ君とイトウ君でおごくとおらくのモデルです。

アニメ 南国のパウワ君を参考にしています。

これからよろしくお願いします。





「猿っ!」

「はっお館様」

 

猿と言われた中年のおじさんが答えた。


「猿よ。今宵の宴に南国からの使者をおもてなして欲しいのだ。」

「はっ、しかしお館様?なぜ今日の予定にありませんでしたか?」

「……いや急に決まった。猿よ大いに期待しておるぞ。」

「は、お館様。」

(なんでお館様は私に頼んだのじゃ)

猿はそんなことを考えて、運命の時を迎えようとしていた。

 猿にとっては悲劇、皆にとっては笑劇が始まる。

 ショータイムが始まった。


ここは宴の間、ここにはなぜか布団が3組敷いてある。



(???)


 猿にはよくわからずに布団の側に待っていた。

 するとドタバタドタバタと足音が近づいて、パシン!と宴の間が開いて、南国の使者がふたり?現れた。


猿はしっかり南国の使者を見て固まったいや、フリーズしてしまったのだ。


(いや鯉だよな巨大な鯉に手足の生えた……しかも足には黒網タイツに毛が生えている。もう一人は完全にピンクのカタツムリだし……)


「なぁに?おさるちゃんが今日の相手?」

鯉の半魚人が言った。


「ほうらぁ~おごくがキモいからおさるちゃんが固まっちゃったじゃない。」


「なぁにぃ~、それはあんたも同じじゃないおらく。」


 猿はこの信じられない魚人たちにビックリしながらもおごくとおらくという南国の使者に間違いはなかった。



「あ、あのう。おごく様におらく様わしはお館様にお二人をもてなすよう。仰せになられたのですが、わしは何をすれば良いのでしょうか?」



 猿はそう言って南国の使者を見た。

 おごくは早速猿の両目を手ぬぐいで縛った。

「おごく様っ!?これは」

「ふふっう、目隠しよ。これで音や感度が敏感になって気持ちよくなるのよ。」

「おごくばっかり、ずるい、わたしも!」

おらくは猿をするすると着ていた服を脱がし下帯まで手をかけ始めた。

「ちょっと待ってくだされ、おらく様!!」

「あら、猿様、もう遅いですよ♪もう下帯も取れましたよ。」


「猿様、力を抜いてください。」

四つん這いになった猿はただ恐れと不安しかなかった。


おごくは蜂蜜を指につけて猿のピーーに○をピーーを突っ込んだ。

「あっ、ああ、やめて下さい。」

猿は喘いだ。中年のおっさんのなんてキモいことこの上ない。

「だめよ、ピーー、一本ぶんで私達のも受け入れるのよ。」

猿のピーーをいたずらしていた、おごくは手をとめて何かお猿のピーーにピーーを入れた。


「痛い痛い痛い痛い痛いよ!!」

猿が言う。

「さすが新鮮なものはいいわね。」

「そうねぇ、おごく。私もアチラの方にしゃぶってもらいましょうか。」

 おらくがアチラを出して猿の口に突っ込んだ。

 猿は口をこじ開けられてアチラを口の中に入れられた。

 だが、口に入れたアチラは芳醇な香りと濃厚な味がした。猿はアチラを舌で転がすように舌で舐めた。


それから、猿が一人で絶頂を迎え気を失った。

 そして猿の上の口に入れていたのはバナナであり下の口は蜂蜜ってドロドロになった新鮮なきゅうりであった。

 気を失った猿は尻にあるものを注入しようとした。

 おらくは注射器を持って猿のお尻のピーーの中に注射器してあるものを入れた。こうして、南国の使者は接待をして一人を巨大な鯉に手足が生えたおごく様とピンクのカタツムリのおらく様達は大変ご満悦のようで和の国を出て行った。

その翌日、「う、ううっ」猿は呻いていた。この前の地獄絵図に夢に見て苦悶の表情をして一晩中うなされていた。


「旦那様…旦那様?」

「ん、あ、花⁉️ここはどこだ、わしはどうしたんだ?」

 花と呼ばれた女性はとても愛らしく優しい人で、なんとあの猿の奥様なのだ。

「旦那様は昨夜は南国の方の使者のお接待をなさってそれでその、その旦那様がその下になられて」「もうっいい(怒)花その話は思い出したくもない。」

「はい、わかりました。」

花は何かを伝えたがっていたが猿の言う通り、その話はもう話さなかった。

 ところが猿のあの悪夢の夜以降にある行動が減ったのであるそれは女の所に行く回数が減り花の行く所ばかりに増えたのだ。

 猿は理由ばかりか花だけにしか反応しなくなりどうしたものかと考えていたのだ。

ことは2ヶ月後に起きた猿が朝食を花と一緒に食べていた時、猿が急に吐いたのだ。それからすぐに医者に見てもらい、なぜか産婆さんにも診てもらった。

 猿は自分が重い病ではないかと心配して医者の男と産婆さんと花で医者は、

「おめでとうございます妊娠しております」と医者は猿につけた。


(はぁっ?)


猿は訳が分からず、もう一度、医者に尋ねた。

「おめでとうございます。妊娠をしております。妊娠3ヶ月目にございます。」

 猿は我が目を疑うように自分の腹に手を当てて撫でた。

(しかし、なぜわしが男なのに妊娠などするのか。)

 猿はふっと思い出したようにあの日の夜のこと思い出した。あの悪夢の夜をーー

猿は胸が気持悪くなり、吐いた。

(まさか、このわしが男とまぐわえたからかーー)

猿は真っ青になり息が出来なくなった。過呼吸起こした。猿はハアハアと苦しくなり花の元により、抱きついた。

 花は猿の背中を優しく撫でた。

(わしには花だけが花だけが希望じゃ)

 花はすべてを知っていて笑いが止まらなくて我慢して震えていた。


 それから、猿と花は二人で話し合い、中絶してもハラキリ、生んでもハラキリなれば産んでしまった方が良いと二人とも意見が一致した。

 それからはつわりが終わるまでお館様に休日をもらい花と一緒に過ごした。

つわりが終わり安定期に入った。

猿の腹もぽっこりしてきた。赤子を守るための布を巻き…ぽこっと。

「花ッーー!!今、赤子がわしの腹を蹴ったぞー」

「あら、まあなんて、凄いのでしょう」

「この子はわしたちの子だな」

月日が経つにつれ子供が大きくなるにつれ猿が赤子の存在が大きくなり愛おしく思うようにさえ思えてきたのだった。

そしていよいよ臨月を迎えたのだった。

「旦那様、実は旦那様のお腹を切るお方を紹介したいのですが……」

「なんだ誰だ?」

「三日月政宗様と申す方です。」

「何!あの天下五剣の中で最も美しいとされている刀が!」

「はい、先日、ご本人様が来て旦那様の出産の手伝いをしたいとおっしゃってお願いしました」

「そうか、わかった、花」

出産間近に迫った猿が日々近づく出産に不安に思っていた。」

 女は赤子を身ごもるとは大変なことだと身近に染みて感じていた。

 まずは、むくみがすごい本当に足が特に辛い。靴下足袋が履けない。お腹が出っ張ってつっかえるからである。何と言っても仰向けで寝れない。これも辛い。それも今日で終わりだ。いよいよ、ハラキリの時が来たのだ。


 運命の時が来た。


猿は白装束で布団で横になりぽっこりした腹を出して待っていた。

 そこへ、三日月政宗がやってきた。

 美しい男だった。

「俺は三日月政宗だ。よろしく頼む。」

「ああ、よろしく頼もう」

 部屋には妻の花と医者と産婆さんと三日月政宗と猿が揃った。

猿はいよいよ覚悟を決めて良しとは鼻息を荒くした。

「では、猿よハラキリを行うぞ。」

三日月政宗は刀を猿の腹を切り始めた。「うっきぃっキィー。うっきぃっキィー。うっきぃっキィー」

 猿の呼吸 壱ノ型ら・まーず法。

「うっきぃっキィー。うっきぃっキィー」

 と、三日月政宗はハラキリを終えて、産婆さんと医者が我が子を取り上げた。「おんぎゃあー、おんぎゃあー!!」

「元気な女子でございます」猿が遠くなる意識の中で我が子を見た。


 それはとてつもなく花にそっくりで愛おしい赤子だった。

 猿はその後、静かに息を引き取った。


「ん、ここはどこだ?」

猿はどこかも分からない。

 するとドドドドドドドドーーーー!!と何かがすごい足音が聞こえてきた。

「いやぁ〰️ん。おさるちゃん。こっちに来たの。赤ちゃんが生まれたのね。うっふーん。」

あの時の鯉の半魚人が言った。

「確かおごく様でしたか?」

「そうよ1年ぶり位かしらー。」

「おさるちゃん私のことも覚えてるわよね」

ピンクのカタツムリは言った。」

「はい、おらく様ですね」

それから、二人に本当の事を聞いて猿の子は猿と花の子供だということがわかった。

「おさるちゃんもこっちに来たということは、もう本番までイってもい良いのね」とおごく。

「じゃあ、イッくわよ」とおらく。」

「「いざ私たちの酒池肉林よ!!いやぁ〰️ん!!」

猿は二人に担がせて行った。

「わしはいやじゃあ~!!誰か助けてくれー。」


 猿の極楽は始まったばかりだ。




残された、猿の妻、花は生まれた子は日和と名付けて、お館様の庇護のもとで幸せに暮らした。

花は出家し日和を大事に育てた。

日和は刀剣の主として継承し、成人後花の元を離れて本丸に移り住んだ。


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