1分程度で読める、掌編小説集です。「こちら」から、他の掌編小説を読みにいけます。
二者択一
生きていると、2つある選択肢のどちらかを選ばなければならないなんて場面はたくさんある。
けれど、考えなければいけない事柄は2つどころではない。
では、細かな例題を上げる為に1つ例え話をしよう。
あなたは2つのベッドのうちどちらかを貰えます。片方は1万円、もう片方は10万円です。
どちらを選びますか?
……となった場合、この文面のみなら多くの人が10万円のベッドを選ぶでしょう。
しかし、ベッドと自身には相性があります。
1万円のほうが寝心地が良いと感じる。
10万のほうは大き過ぎて部屋に入らない。
1万円のほうは今後付加価値が付くため、10万なんて目じゃない価値になる。
などなど、劣勢と思われる選択をする理由はいくつも考えられます。
物事の本質を捉え、目先の欲に惑わされず最善の選択をしたいですね。