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二十四話 神様の仕事。

此れで終わりです。


本当はまだ続く予定でしたが低評価なので此処で終わりにします。

 ゴキュッゴキュッと御茶を飲んだ祥子は溜息を付く。

 心の中ではかなり葛藤してるみたいだ。

 自分達が猫神の事を良くない物と断言した事が原因だ。

 いずれ来る災いと美味しいご飯の何方かを取るか……。


 考える事暫し……。



「取りえずタダ飯というのもあれ何で食費を入れてください」

「それが化け猫を居候させる条件か?」

「そうですね具体的に言えば月に三万円ですね」

「なあああっ!」


 祥子の条件に顔を真っ青にする化け猫。

 いや何で驚く化け猫。

 食費に三万は常識の範囲内だぞ。

 

「横暴だあああっ! 無職の猫神にそんな大金が払えるかっ!」

「……と言ってるけど」


 ジト目で猫神を見ながら祥子に通訳する。


「ほう~~良い度胸ですね」


 うわ~~。

 祥子の目が光を映してない。

 ヤバイ。

 ヤバイよ。


 こんな状態の祥子は物凄く物騒な事を考えてるんだよな~~。

 昔の話だが自分が半グレの集団に襲われた時キレた状態もこんな感じだったな。


 小銭を握りこんで拳をハンカチで巻き半殺しにしたっけ……。

 あの時は怖かった……。


「仕方ないですね~~」


 祥子の言葉に顔を明るくする化け猫。

 あ~~。

 化け猫。

 勘違いをしてるよ。


「確かバイト先に動物実験を行っている製薬会社の開発部が素体を探してたね……」

「喜んで払わせていただきますっ!」


 祥子の言葉を聞いた途端土下座する化け猫。

 惚れ惚れするほどの見事な手の平返しだ。

 神としてのプライドはどうした? 等とは言わない。

 キレた祥子の前に、そんな物は役に立たないからだ。

 というか祥子はヤルと言ったら本気でやる。

 付き合いの長い自分が良く知ってるからな~~。


「だとさ」

「それは良かったですね」


 化け猫の言葉を通訳すると祥子は良い笑顔で返事をしてくれる。

 元が整った顔なので物凄く綺麗だ。

 それはそうと先程の発言は冗談だよな。


「えっと~~念の為に祥子先程の発言は冗談だよね」

「何でですか?」


 不思議そうな顔で返されました。


「……」


 嫌な汗が出る。


「自分の彼女が思ったより怖いんですけど……」


 思わず目を逸らす自分。


「猫神様を保健所に連れて行くと言った人に言われたくないんですけど……」

「そうでした」


 自分の事を棚に上げて忘れてました。


「此のカップル物凄く外道……」


 震えながら文句を言う化け猫であった……。

 すまん否定はできない。



 ◇


 

 化け猫はというと、そのまま新聞紙を取ってくると見始める。

 何やってるんだろう?


「お~~い化け猫何をやってるの?」

「御仕事を捜してるの」

「仕事って求人広告を見ないのか?」

「馬鹿ね~~私達はというか神は普通の仕事が出来ないのよ」


 何だろう化け猫に馬鹿にされてムカつくんですが?


「などと言ってるんだけど祥子……本当なの?」


 通訳しながら祥子に尋ねる。


「そうですよ~~普通の人間には見えませんからね神は」

「祥子はコンビニでバイトしてるけど?」

「正確にはコンビニの仕事をしてるけど(・・・・・)してないんです(・・・・・・)


 妙な発言に首を傾げる。


「え~~と正確に言えば私達は能力に応じて仕事を上司の神に貰ってるんです」

「はい?」


 ますます分からない。


「例えば今回はコンビニの店員のミスを防いで売り上げに貢献するのが今の仕事なんです」

「つまりフォローが今回の祥子の仕事なんだ」

「今回はですね」

「前回は?」

「雑事全般です」

「何か裏方の仕事だね」

「座敷童は憑いた相手の家を繁栄させるのが仕事ですから」


 何か地味だ。

 神様パワーで目に見えない不思議な現象を起こすのかと思ってた。

 フフ~~ンと鼻歌をしながら新聞に赤丸をする化け猫。

 其れを尻目に溜息を付くのだった。

 


終わりです。


最後まで有難うございました。

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