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二十一話 躾

纏めきれなかった・・・。


もう少し続きます。

家に帰った自分は嫌な汗を流しながら心の中で土下座していた。

 目の前の彼女に。

 おかしい。

 どうしてこうなった?


「江戸さん……僕の話を聞いてなかったんですか?」

「いや……一応聞いてたよ……」

「じゃあ~~何ですかアレは?」


 そうやって祥子の指さす方向に目を向ける。

 化け猫が居る台所に。

 但し正座をしたまま。


 普通の正座だ。

 見た目は。


 但し太腿の上に大量の雑誌が置いて無ければだが……。

 物凄くキツイです。

 足に感覚が無いです。


「雑誌追加ですね」

「あ~~」

「何か?」

「いえ」


 ドスンと太腿の上に雑誌を置かれた。


「オオオオオオオオッ!」


 絶叫する自分。

 足が。

 足が~~。

 嫌な汗が出る。


「大根を茹でて味噌を混ぜ混ぜ~~練り味噌~~」


 其処では台所でふろふき大根を作る化け猫の姿が有った。

 その傍らでブロッコリーを茹ででる。

 後はマヨネーズと醤油でオーロラソースを作っているみたいだ。

 化け猫は絶賛晩御飯の制作中です。


「あ~~実はですね~~御婆さんの幽霊に会ったんだけど……」

「うん」


 仕方ないので説明することにした。

 というか普通は説明を聞いてからしない?

 正座。


 というか拷問です。

 

 等と言ったら却下された。


 彼女が厳しいです。





 何でこんな事に成った?

 説明しながら自分の此れ迄の行動を振り返る。


 家に帰った自分は化け猫の家事の腕を見る事にしたんだよな~~。

 洗濯と掃除は合格。

 そして料理の段階で目を覚ました祥子に見つかり此の状況に成りました。

 何で?

 そう言いたい。


「だから何で自分はこんな座り方なの」



 一通説明した自分は彼女に説明を求める。

  

 今の自分の状況は一言でいうと……。


 

 正座。


 正座である。


 いや……此れを正座と言うべきか?


 確かに膝から下を下敷きにして座ることを正座と言うだろう。


 但し太腿の上に雑誌を乗せられるのは何か違う。


 しかも週間少年ジャ〇プ四十冊。

 雑誌とはいえかなり重い。

 しかも一冊でも落としたら追加で二冊追加される。

 昔の拷問の一種でこんな事をしていたような気がする。

 

「躾です」

「躾なのっ! 彼氏に此れはあんまりと思うんですけどおおおおっ!」

「何か?」


 目が座ってる。

 怖いんですけど……。


「何でもないです」


 こうして正座という拷問を受け続ける事十分程受けたのは言うまでもない。

 自分は彼氏だよね。

 泣いても良いかな?

済みません

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