5年間。
湯気の向こうの笑顔
たった1枚の写真
5年間過ごしたはずなのに
証明は1枚の笑顔
何度も喧嘩して
幾度も泣きあって
やり直し続けた5年間
同じ道を歩いていたと思っていたのは私だけで
将来の誓いのあとで微笑みあった
あのときをあなたは何を描いていたの?
もう届かせてすらくれない
あなた
寝落ちする前の代わりに
音楽を聴きながら眠るようになった
遊びでかわすあなたじゃない人とのキスは唇を荒らさせ
リップクリームを異常なほどに塗りたくった
新聞配達のバイク音を聴く頃
やっと眠気は訪れる
あの澄んだ澄んだ空のよに
私はあなたを利用しながら大好きでした
そう、あなたが離れていったのは
私がずるく生きていたから
ねぇ、今頃いいパパにでもなってるのかな