年越し【200文字小説】
除夜の鐘の音が聞こえる中、青年はそばをすすった。
108の音が鳴り終わるととうとう新年だ。
テレビでは、タレントが新年に向けての抱負や今年の思いでを語っていた。
「今年もいろいろあったな」
少なからず有意義な一年だった。
自分個人のことで言えば激動の一年だった。その分だけ、出会いがあって、別れもあった。
急かした記憶はないが、足早に去っていく年を懐かしむのと同時に新しい年へ期待を膨らませ青年はそばを完食した。
約二時間ほど早いですが年越しの話です。
専門学校への入学やバイトを始めたりと、出会いの多い一年でした。
みなさま、よいお年を!