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イ・コージのnew研究室

side イ・コージ


 真新しい研究室に集まったのは新旧マジックガールズの面々1期生からは私の恋人にして助手リア・クローゼ、3期生からは私の義娘キャロル・リーチェと将来は子爵婦人のチェルシー・ポンさん、4期生からは私の姪っ子イ・ライラ、闇娘のピティ・ビスさん、癒し系のテレサ・マードーレーさん、お喋り大好きなリス娘ライズ・チークさん、悪戯大好きな馬っ娘アルバ・プルローネさん…テガ主任が見たら狂喜乱舞すると思います。

研究室は華やいで深呼吸したくなるぐらいに良い香りがしてるんですよね。

でも良く考えたらリアは私の恋人で、クリスさんとチェルシーさんそしてカペー君とソニアさんの仲を取り持ったのも私で、さらに信じられない事にアリスさんの想い人は私の弟のケメンだそうです。


私は絶対にマジックガールズのファンの方に恨まれると思います。


「私の予想ですとレクレールが次に攻めてくるのは、ここルーンランドだと思います。来るとしたら2ヶ月後でしょうね」


「コージおじさん、早過ぎないか?戦争の準備にはもっとかかるだろ」

ライラが言うの事が常識です。


「正確にはレクレールがサン・エルフから奪った食糧が尽きるのが2ヶ月なんですよ。いくら1国から奪ったとはいえレクレールの国民とレクレールに連れて来られたサン・エルフの国民が食べると持ってそれぐらいだと思います」

収穫期前の国に日持ちする食糧がそんなに沢山はないんですから。


「イ先生、どうして~レクレールの人は畑を~作らないんですか~?」

テレサさんがふんわりした話し方で質問をして来ました。

最初はキャラだと思ったら、この話し方は素だそうです。


「作らないんじゃなく作れないが正確なんでしょうね。レクレールは清光の精霊レクーの恩恵以外は拒否していますし、農作業も旧態然としてるそうです。そして20年近く前にあった留学生制度の時にレクレールに実が沢山なる作物の種や苗だけがもたらされました。レクレールは地勢を回復させる事や土地を休ませる事を知りません。そうしたらどうなるか分かりますか?」


「そ、そんな事をしたら~大地が痩せ衰えてお花も野菜も育たなくなっちゃいます~」

テレサさんの得意な魔術はアースヒール、当然農作業や大地にも詳しいんですよね。


「そして耕作地を無くしたレクレールは次々に森を伐採したそうですよ」


「駄目だよ、森は創地神様からの贈り物なんだよ。第一、そんな事をしたら風を防げないし雨も溜まらないし、森に住む動物もいなくなるし蜂や蝶が花粉を運べなくるよ。何より木が無くなるとナッツが食べれなくなっちゃうんだよー。大問題過ぎるー」

ライズさんのリス尻尾が驚きでブンブンと揺れています。

ライズさん達リス人族は森に住む民で森を大切にしてると聞きすから驚いて当たり前、最後は本音が漏れまくっていましたけど。


「コージ先生、レクレールは食べれないから他の国を襲うの?そんなのつまみ食いと違って笑えないよ」

どうやらアルバさんの判断基準は悪戯みたいですね。


「だから勇者を作ったんですよ。国民を欺き自分達の行動を正当化させる為にね。最初は自国で勇者を活躍させて次に他国で活躍させて勇者を認知させたんですよ。清光の救者を名乗ったらしいですよ」

所長の話によるとザイツさんに邪魔されてたいした結果を挙げれなかったみたいですけど。


「清光の救者?なにそれ、痛すぎじゃない?絶対に頭が腐ってるよ」

ピティさんは遠慮って言葉を知らないみたいですね。


「パパ、国丸ごとに懸けるチャームなんて防げるの?いつ発動してくるか分からないんだよね」

キャロルの言う通り範囲が大きすぎるので反射させるのは難しいでしょうし、無効化させるにしても待機魔力を考えると問題が山積みになります。

でも…


「理論は構築出来ていますから素材を取りに行きます。チェルシーさん、クリスさんの鉱山でライトクリスタルが取れるか確認して下さい」


「ライトクリスタルって光を溜めて淡く光る石ですよね?あれ、明かりには使えないですよ」

ライトクリスタルが吸収出来る光は僅か、でも素材を使いこなしてこそマッドマジシャンなんです。

ライトクリスタルは不人気ですからコスト的にも嬉しいですし。

女性キャラ多数なのにハーレムならず

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