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イ・コージのギブアップ宣言?

side イ・コージ


昔の偉い人は言いました。

おじさんと若い娘の会話は異国人との交流と似ていると。

無理です、若い娘に魔術を教えるなんて私には無理なんですって。

目を見れば

「私の事をイヤらしいと目でみてます。きっと先生は頭の中で私にあんな事やこんな…無理ですーっ」

そうジルさんに言われて

ちょっと厳しくすれ

「先生に怒られてしいました」

とピュリアさんに泣かれ

精一杯の笑顔で笑いかければ

「マジ、キモいんですけどー」

ピティさんに言われる

挙げ句の果てに真面目に授業をすれば

「そんな話つまらないですー」

とライズさんがおしゃべりを始める始末。

その癖キャロルやリアの話には真剣に耳を傾けてるんですよ。


「コージ、なんかー疲れてますねー」


「疲れない方がおかしいですよ。あの娘達私を先生として見てくれないんですよ、明日から講師はリアにお願いして実験と開発の日々に戻らせて下さい」

不幸中の幸いと言いますから依頼もたまってますし。


「駄目ですよー。あの娘達は私やキャロルの可愛い後輩なんですからねー。ライラちゃんやテレサちゃんはきちんと話を聞いてたじゃないですかー」

正確にはきちんと聞いてくれていたのは2人だけなんですよね。


「仕方ないだろ、俺以外はコージおじさんの実力を知らないんだしさ。あいつらもコージおじさんの魔術を見れば見直すって」

本当、ライラには助けられっぱなしです。


「パパ、それじゃ私達の時みたいに採集に連れて行ってみたらどうかな?」

10人を連れて採集ですか…遠足じゃないんですから。


「でもまともな攻撃魔術を使えるのはライラかシャルロッテさんしかいませんよ」


「そうだよな。でもなんであんなショボい魔術しか使えないんだろ?」


「普通、初級攻撃魔術を教えるのは高等部に入って適正診断を受けてからですからね。だって悪用されたり実力を過信されたら困るじゃないです」

初級攻撃魔術を唱えられるからと言って実戦で有効的に使える訳じゃありません。


「それならーエリーゼ主任や3期生のみんなにも同伴をお願いしたらどうですかー?もちろん私も同行しますしー」

同行するとしたらエリーゼ先輩、私、リア、キャロル、ソニアさん、カペーさん、チェルシーさん、アリスさん、フローラさん、ケメンの10人が妥当しょうか。

何しろ彼女達は戦いに関してはズブの素人です。

いざと言う時にパニックにならない為にも経験させるのは悪くないかも知れません。


―――――――――


そこでやって来たのは傭兵隊の隊所です。

エリーゼ先輩とカペー君がいるらしいですし。


「実戦に慣らす為の素材集めか…いいぜ、シャルの鼻も折っておく必要があるしな。カペー、お前も行くよな」


「はい、もちろ…」「もちろん、カペーは行きませんわよ。カペーは私以外の女の子が苦手なんですから…あんな小娘達にカペーは渡さないんだからねっ!!」

最近、ソニアさんは暇が出来ると隊所に来てる様です。


「ソニア、オラは別に行っても」「なにしゃべっちゅうんだ?やっぱしおめもわげえオナゴの方が良いってな?(なに言ってんのよ?やっぱりあなたも若い女の子の方が良いのかしら?)」

カペーさんはソニアさんに無実の罪を着せられてはタジタジになっています。


「コージ、見ての通りだ。俺がこいつらの分まで動くから勘弁してやってくれ…ようやくカペーに訪れた春を壊したくないからな」

エリーゼ先輩は本当に嬉しそうに話しています。

仕方ありません、ソニアさんとカペーさんは諦めますか。


次にお願いに行くのは確実なケメンにしておきますか。


「ケメン、マジックガールズ4期生を採取に連れて行くから護衛として来て」

「ダメ…ケメンは忙しい」

断ったのケメンではなく最近ケメンの店に入り浸っているアリスさん。


「アリスさん、ケメンには徹夜しても平気な様に私の特製のポーションをあげますので…」

「却下…兄だからと言ってケメンに無茶させるのは駄目」

とりつく島がないとはこの事でしょうか。

ケメンとアリスさんも外した方が良いかも知れません。

次に頼むとしたらチェルシーさんです。

最近、チェルシーさんはアレクサンドラ子爵家でメイドをしてるそうなのでアレクサンドラ家を訪ねると


「チェルシー様はクリス様の奥様になられるお方です。アレクサンドラ家としてはチェルシー様を危険な目に合わせる訳にいきません」

と門前払いに。

私もマッドマジシャンの端くれです…しかし、私はマッドマジシャンその前にサラリーマンです。

大事な顧客に逆らう筈がありません!!

結果、護衛として着いて行くのはエリーゼ先輩、私、リア、キャロル、フローラさんの5人となりました。

まあ、危険な所に行かなければ大丈夫でしょう。



side アレキス・アポロード


 レクレール異端者審問隊の隊長室からその命令は発せられた。


「命令です。ルーンランドでマジックガールズ4期生が結成されました。彼女達を引き込めばファンも着いてきますしルーンランドにもダメージを与えれます…小娘ですがお前達の好きにして良いですよ」


レクレールの闇がマジックガールズ4期生を目指して蠢き始める。


4期生がちゃんと動いてるか心配です

感想で推されたキャラは出番が増えます

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