新たな依頼とマジックガールズ4期生
4期生の何人かは活動報告からです
side イ・コージ
研究室に意外な人物が訪ねて来ました。
もう嫌な予感がしまくりです。
「シースーさん、今日はどの様なご用事でしょうか?」
訪ねて来たのはマジックガールズのマネージャーのザギン・シースーさん。
「実はですね。イ・コージさんにマジックガールズのティチャーになって欲しいんですよ」
えと…ティチャーですから先生ですよね。
「無理です、私は若い女の子に嫌われる自信だけは満々ですよ!!」
キモイおやじなんて何回言われた事か。
「イ・コージさんじゃなきゃリームなんです!!」
えと…私じゃなきゃ無理って言いたいんでしょうか。
「私より宮廷魔術師とか魔法学院の先生の方が適任じゃないですか」
自慢じゃありませんが私は人に教えるのは、あまり得意じゃありません。
「イ・コージさんは3期生からの信頼がグットなんですよ」
そんなまさか…
確かにキャロルとの関係はこの上なく良好です。
チェルシーさんは元実習生ですし、ソニアさんからはカペー君の事で感謝されています。
アリスさんはたまにケメンの店に来た時に挨拶をしますし、フローラさんとも北エルフと南エルフの試合から信頼をされています…
「しかし、ですね」
「しかも4期生のイ・ライラはイ・コージさんの姪っ子さんですよねー」
はい、しかも身元保証人です
「ほらっ、若い女の子はおじさんを嫌いますよ。そうしたら仕事に影響が出るかと」
「キャロルちゃんに話したらとっても喜んでましたよ」
確かにレクレールの事を考えたらキャロルには伝えておかなきゃいけない事が沢山あります。
「教えるのはキャロル、チェルシーさん、ソニアさん、ライラの4人で良いですよね」
「いえ、3期生5人と4期生10人をお願いします」
流石にそれは無理ですと、断ろうとした時でした。
「お願いします!!私は彼女達を守りたいんです。彼女達は夢を売るアイドルであって戦争のプロパガンダに利用させたくないんです」
ザギン・シースーは私に土下座をしていました。
涙を流しながら何度も床に頭を打ちつけて…
「やっぱり4期生はレクレール対策でしたか」
いくらなんでもタイミングが良すぎるんですよ。
「国からの指示では戦場の慰問、それに特別魔術の陣頭指揮役、そして最悪の場合は…」
そう、最悪の場合は
「わざとレクレールに殺させて国民感情を煽るんですね」
最低最悪な策ですけれども、確かに効果はあるでしょう。
兵士を慰労していた大人気アイドルマジックガールズがレクレールの奇襲で殺されれば兵士は怒りルーンランドの国民感情は沸騰するでしょうね。
「ヤ・ツーレ所長は後の事を考えない愚策と反対していましたが、貴族や騎士団のごり押しで決定されたんです。ヤ・ツーレ所長が仰っていました"後はイ・コージさんに動いてもらうしかありませんね"と」
「私は厳しいですし、好かれようなんて考えませんよ…それでも良いんですね?」
「はいっ!!お願いします」
「それじゃ全員の属性と4期生のプロフィールが書かれた資料を作って下さい。あれでしたらデビュー用のキャッチコピーでも構いません」
―――――――――
数日後、シースーさんは資料を作って来てくれました。
名前:キャロル・リーチェ 3期生
得意属性:水
人種:猿人族
名前:チェルシー・ポン 3期生
得意属性:風
人種:犬人族
名前:ソニア・ドルチェ 3期生
得意属性:地
人種:猫人族
名前:アリス・ウォーテリア 3期生
得意属性:水
人種:猿人族
名前:フローラ・ブルーローズ 3期生
得意属性:聖
人種:エルフ
名前:イ・ライラ 4期生
得意属性:火
人種:猿人族
マジックガールズ初の俺っ娘参上!!
名前:テレサ・マードレー 4期生
得意属性:地
人種:猿人族
癒やし娘から溢れ出す母性
名前:ミカ・ホルスータ 4期生
得意属性:木
人種:ハーフ牛人族
眼鏡をかけたセクシーキャトルガール
4
名前:ライズ・チーク 4期生
得意属性:風
人種:リス人族
賑やかおしゃべりなリス娘
名前:ピティ・ヴィス 4期生
得意属性:闇
人種:猿人族
毒舌闇っ子現る
名前:ジル・ウィッシュ 4期生
得意属性:水
人種:猫人族
恥ずかしがり屋の自爆猫娘
名前:レニ・サジュス 4期生
得意属性:聖
人種:北エルフ
真面目なエルフ委員長
名前:プドル・カントナータ 4期生
得意属性:火
人種:犬人族
ドジっこ犬っ娘
名前:ピュリア・イノサン 4期生
得意属性:水
人種:猿人族
歌う照れ屋さん
名前:シャルロッテ・ストロベリー 4期生
得意属性:雷
人種:ドワーフ&エルフ
パワー&ビューティー
名前:アルバ・プルローネ 4期生
得意属性:幻
人種:ハーフ馬人族
悪戯大好きな馬っ娘
なんか逃げたくなる名前があるんですが
今回は違う意味で自分を誉めたいかも
ザコから約1年半、何人のキャラを作ったのやら




