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嫌な予感に限って当たるんですよね

マジックガールズ5人目の登場です

side イ・コージ


その日ルーンランドはお祭り騒ぎとなっていました。

知識を重んじるルーンランドでは精霊魔術を使いこなし姿が美しい北エルフに憧れる人は少なくないんでしょう。

その北エルフの次期王が乗っていると噂の華麗な装飾が施された馬車が姿を見せると観衆から一斉に歓声があがる。

しかもエルフィンにしかいない精霊に祝福されし馬シルフィードホースに引かれてドに到着したのだから普段は物静かなルーンランドも熱狂の渦に包まれました。

馬車の周りを囲むのは華麗な装飾が施された鎧を身に纏った北エルフの騎士。

それを見た反応は様々で


「ふわー!!パパまるで絵本みたいなパレードだね」

素直に感嘆の声を挙げる義娘のキャロル。


「クリス様は色々と忙しくなるみたいだから僕が内助の功を発揮しないと」

思い人のクリスさんの為に気合いをいれる犬人族のチェルシーさん。

尻尾も気合い全開でピンと天を衝いています。


「凄い馬車ですよねー。馬車にあんな装飾を施す意味はあるんですかねー。一台分の予算があれば研究室に揃えたい物が全部買えるんですけどねー」

最近予算の使い道に厳しくなった助手のリアは他人の財布も気にしています。


「くだらないですわ。こんなパレードがあるから傭兵隊が警護に駆り出されるです。カッペーのバガ、わのことほっといで仕事ばしして(カッペーの馬鹿、私の事をを放っといてお仕事ばっかりして)」

せっかく仲直りしたカッペーさんが仕事で忙しいのが不満な様子の猫人族のソニアさん。

テラスに爪をガリガリとたてるのは止めて欲しいんですけども。



「ミ、ミッシェル様は何処に。エリック邪魔ー、うわっシューベルの癖に騎士になって。貴男達はいらないのよ、必要なのはミッシェル様なの」

お目当てのミッシェルさんが見つからないの不満らしくヒートアップしまくりのフローラさん。


今私が何をしているかと言いますと、マジックガールズのガードを頼まれたんです。

お城で行われたコンサートを無事に終わらせた実績を買われたみたいです。

ちなみに私達がいる場所はメインストリートに面しているクリスさんが所有している建物のテラスにいます。

ついでと言ったら語弊がありますが、今回は闘技場に設置するマジックアイテムのテストも兼ねてるんですよ。

テラスの四隅に設置したポールからマジックバリアが張られて攻撃を無効化できる様になっているんです。


マジックバリアがどれ位の時間発動していられるかをテストしているんです。


(キャロル、あの青い髪の娘は普段からあんなに大人しいんですか?もしかして知らないおじさんがいるから不機嫌になっているんじゃないですか?)


(もうパパ、マジックガールズのメンバーくらい覚えてよ。アリスは何時もあんな感じだよ)


えーと、確か猿人族のアリス・ウォーテリアさんでしたよね。

ウォーテリアさんは背が小さく青い髪をおかっぱにしています。

無口な女の子にわざわざ話し掛ける必要はないですから、キャロルと親娘のコミニュケーションを取りながらマジックアイテムのデータをとる事にします。


「そうだキャロル、こないだ来たお客さんからちょこれーとって言う珍しいお菓子を頂いたんですけど食べてみますか?甘くて美味しいですよ」


ちょこれーとをくれたのはイントルさん、なんでもザイツさんの故郷の食べ物らしいです。


「パパありがと。…甘くて美味しいー!!」


キャロルの笑顔を見ると疲れがなくなっちゃいますね。

しかしザイツ・コウサと言う少年は何者なんでしょうか?

魔力はそこそこありますが、聞いた話では使い勝手の良い魔術は持っていないのに信じれない活躍をしているそうです。

実際、私と闘った時も気体魔法を直ぐに見極めてきましたし。

ヤ・ツーレ所長からも決して手をださない様にと全職員に厳命が下れました。


そんな時私の袖がクイクイと引っ張られました。


「えーとウォーテリアさんですよね。どうかしましたか?」


袖を引っ張っていたのはウォーテリアさんです。


「…それ…食べたい」


「パパ、アリスも、ちょこれーとが食べたいんだって」


キャロル、良く分かりましたね。


「はい、どうぞ。リアも食べますか?」


ウォーテリアさんとリアにちょこれーとを手渡していると


「イ・コージさん僕にも下さい」


「言いにくいんですけど、犬人族の方や猫人族の方には毒かも知れないんですよ。でも他のお菓子ならありますよ」


これをくれた時にイントルさんから言われたんですよ。

ちょこれーとは犬や猫には毒になるから犬人族や猫人族に渡すのは避けて欲しいって。


「うー、そのお菓子も美味しいんですかー?僕は最近イ・コージさんのキャロルひいきが加熱しまくりだと思うんですけどー」


「チェルシー仕方ないでしょ?パパは私のパパなんだから」


とりあえずきゃんでぃーってお菓子を渡すとチェルシーさんも納得してくれました。


バレードが終わり戻る時間が来ました。

言いたくないんですけども、言わなきゃ駄目ですよね。


「キャロル、チェルシーさん、お2人はしばらく研究室に近付かない様にして下さい。当分の間は安全な場所にいる様にして欲しいんです」


これも所長からの厳命、南エルフの関係者と思われる人が研究所の職員や傭兵隊の隊員の家族関係とかを嗅ぎ回っているみたいなんです。

それに今朝



「でも、まだ嗅ぎ回っているだけなんでしょ。パパは心配しすぎたよ」


「今朝南エルフが所長に接触しました。南エルフに協力して欲しい、断ったら所員の家族でが不幸にあうかもしれないと脅迫して来たそうです。チェルシーさんキャロルをクリスさんの家に泊めてもらえますか?」


「大丈夫ですよ。クリス様もイ・コージさんとキャロルの関係を話したら是非来てもらいなさいって言ってましたから」


所長の取り越し苦労で終わればいいんですけどね。


マジックガールズで誰が人気なんだろ

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