表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/97

南エルフからの依頼

ちなみにザコとイ・コージの話がクロスしたのには理由があるんです

side イ・コージ


「さて、どうしますかね」


ロックオーガ伯爵から渡された依頼書を見て具体案が出るよりも先に、ため息が出てしまいました。

使用するのは傭兵隊の隊所にある模擬戦用の武道場だそうですから、そこに南エルフの方からの要望にそった改造を施す事になります。


「コージさん、また溜め息をついてますねー。あっ、またキャロルグッズを買ったんですかー?」


リアさんの指摘通り、私の机には所狭しと可愛い義娘キャロルのグッズが並んでいます。


「キャロルが持って来てくれるんですよ。キチンと置いておかないとキャロルが不機嫌になりますし」


この間なんて、サインを机にしまったのがバレたら半日も口をきいてくれませんでしたし。


「何というかー見事に親馬鹿とパパっ娘になっちゃいましたねー」


「私もキャロルも、本当の家族にはもう会えませんからね。あの娘が自分の家族を手に入れるまで支えてあげたいんですよ」


パパはキャロルの結婚式で号泣できる自信があります。


「キャロルが嘆いていましたよー。パパには私がお嫁さんに行っても寂しくない様に早く奥さんをもらって欲しいのに、ぜっんぜっんその気をみせないってー」


リアさんは、何で全然の所に力を篭めたんでしょうか?


「まぁ、とりあえずため息の原因を片付けない事にはどうしようもありませんから」


リアさんに依頼書を手渡します。


「何ですかー、これは?あからさまと言うかー見え見えと言うかー、こんなのを受けたらフローラに恨まれちゃいますよー」


うん、やっぱりそれが正常な反応ですよね。

所長も研究所が直接関わるのを避けたいらしく、あくまで私個人の依頼とする様に指示をしましたし。


ステージ1には、大人の胸の高さくらいまで水を張れる様にしておく事。

ステージ2の周りは魔法の棘で囲んでおく事。

ステージ3は出された問題に答える事ができた者が相手に攻撃を出来る様にして欲しいので通常時には防御魔法を展開しておく事。

ステージ4は板敷きとする事。

ステージ5は遠くからでも戦いの様子が分かる様にする事。

また全ステージを他種族も観覧出来る様にする事。


「どれだけ自分達を有利にしておきたいんですかね。公平を期す為にも、フローラさんに頼んでガーグ王子に連絡を取りますか」


でも南エルフ側は各選手が得意とするステージを選ぶでしょうから北エルフ側の不利は変わらないんですけどね。


「駄目ですよー、マジックガールズは当日に歓迎役としてコンサートをやりますからー忙しいと思いますよー」


「それなら北エルフの方々が到着したら直接訪ねるしかないですね」


多分私には、監視役がつくでしょうけど何とか頑張ってみますか。


「コージさん、傭兵隊の闘技場を5カ所とも改造するんですかー?それだと間に合いませんよー」


「使う闘技場は1カ所ですよ。それだと試合の度に移動をしなくても良いですし後片付けが楽ですから。試合の度に切り替えが出来る様にしようと思っています」


「何て言うかー、今回もトカゲの尻尾扱いなんですよねー。うまく立ち回らないと国レベルで恨まれちゃいますよー」


「場合によってはエルフお得意の弓矢で暗殺ですね。まぁ私は独り身で…」

「コージさん、独り身だから泣く人がいないとか言ったらー本気で怒りますよー。いえ、キャロルと一緒に泣きますからねー」


リアさんは物凄く真剣な表情で私を見ています。


「えーとすいません。こう言った方が安心するかと思いまして」


「何ですかー、それは。決めましたー、私とエリーゼ主任、キャロルからのお説教の決定ですー」


くっ、幻術系の魔法を使えばエリーゼ先輩に殴られる、私がキャロルに攻撃魔法を使える訳がないですし。


「リアさん、お休みを増やしますからご内密にって訳には、いきませんか?」

「それならーそのお休みにご飯を食べに連れて行って下さいー。それで手を打ってあげますよー、どうせ行くならーお洒落をしていけるレストランが良いですねー」


「分かりました、お約束します」


「忘れないで下さいねー。これはデートですからねー、私を満足させなきゃ駄目ですよー」


これって、ルーンランドに来てから一番の難題じゃないですか、南エルフからの依頼と同時進行なんて不可能ですよ。


――――――――――


「パーパー、リアさんとデートするんでしょ。おめでとう!!」


何で女の人ってこういう噂を知るのが早いんでしょう。


「めでたくないです。依頼と同時進行しなきゃいけないんですよ」


「仕方ないなー。私がパパに協力してあげる。先ずはパパの服を買いに行ってお店をチェックして」


「やっぱりローブじゃ駄目ですか?」


「絶対に許可しません。スーツにしよっ。パパなら色はグレー系でシャツは明るめのチェックにして、靴もお洒落なのにしなきゃ駄目だよっ」


キャロル一体いくら掛けるつもりですか?

今さら後には退けませんよね。


なんか久しぶりにリアが登場した感じがします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ