表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/97

イ・コージの予想

3時間くらいで書いたので、内容はあれかと。

繋ぎの話ですし

side イ・コージ


今日は自分の意志で所長室に来ました。


「所長、すいません。ソニアさんのガードをする騎士の名前を知りたいんですが」


「騎士の名前はキーザン・ナルシーですよ。私の予想もイ・コージさんと一緒です。確証が得れたら報告をお願いしますよ。騎士団との交渉は私にお任せ下さい」


―――――――――


クリス邸


「キーザン・ナルシーさんですか?ナルシー子爵の次男で騎士団に所属している筈ですよ。彼がどうかしましたか?」


「マジックガールズのソニアさんにストーカー騒動がありましてね。キーザンさんがガードにつく事になったそうです」 

 

クリスさんならこの違和感に気付く筈です。


「それはおかしくないですか?騎士団は王様の直属なんですよ、個人が依頼をだせる筈がありません」


私は所長から聞いた事のあらましをクリスさんに伝えました。


「ソニアさんがストーカーに追われた時に偶然にキーザンさんに助けられて偶然今まで見た事がなかったストーカーと思われる小太りの男性を見かけたそうです。怯えるソニアさんに対してキーザンさんがガードを申し込んだそうですよ」


確か"美しい子猫ちゃんを守るのは騎士の勤め。是非、僕に貴女を守らせて下さい"でしたっけ。


「偶然ですか、随分と都合良く重なった偶然ですよね」


誰に都合が良いのかは分かり易す過ぎですよね。


「はい、でも今の所はまだ偶然ですけどもね。クリスさんはキーザンさんと知己なんですか?」


まさか、お友達な訳はないと思いますが。


「同じ子爵家ですからね。お城での行事で何回か顔はあわせています。僕と違って美男子ですよ」


クリスさんが人を評価する時は、その人の長所で評価します。

つまりキーザンさんは顔は優れているけれども、他の部分を正確に評価すると気まずい事になるんですね。

……キモいおじさんのひがみじゃないですよ。


「そうですか。何かあった時にはアレキサンドラ家が後ろ盾になって欲しいのですがお願いしてよろしいでしょうか?」


私1人で子爵家の次男と対立が出来る訳ないですから。


「むしろ僕からお願いしたいくらいですよ。チェルシーに被害が及ばない様にお願いします」


「その点は大丈夫ですよ。キャロルとチェルシーさんのバングルをフル改造しましたから。あっそれとこの貝を渡しておきますね。この貝はチェルシーさんからの緊急連絡がはいる仕組みになっていますから」


「イ・コージさんは、チェルシーよりもキャロルさんが心配なんでしょ?チェルシーがボヤいていましたよ、"イ・コージさんが親馬鹿になってキャロルばっかり可愛がる"って」


私が親馬鹿ですか…正解です!!


「キャロルは私なんかを本当の父親の様に慕ってくれますからね。つい情が湧いちゃいまして、でも実習の成績は公平に評価をしていますよ」


そんな事をしたらリアにお説教されちゃいますし。



――――――――――


「パパ聞いて!!昨日から私達のガードに来た騎士がすっごいナルシストで気持ち悪いのっ」


キャロルは研究室に来るなり挨拶も、そこそこに不満を爆発させています。


「でも不思議なんだよね。不満に思っているのは僕達2人だけだし、ソニアに至っては素敵な騎士様扱いなんだから」


キャロルとチェルシーさんだけが不満を持ったと言う事は私の考えは正しかったみたいですね。


「ありえないよね。いくら格好良くてもさ、"高貴で美しい私に恐れをなして醜いストーカーは恥て退散する事でしょう"何て言うんだよ。信じられない」


私も一回くらいは美しいとか言ってみたい気がします。

多分、熱の心配をされるんでしょうけども。


「あれでクリス様と同じ子爵家の息子なんだよ。クリス様が一生懸命にお仕事をしている時間にお茶を飲みながらガードをなんて恥ずかしくないのかな?」


そりゃお茶を飲んでいても平気でしょうから。


「それは大変でしたね。…キャロルちょっと良いですか?」



side キャロル


パパに呼ばれたのは研究室にある休憩室。


「ここ数日のうちに私が見に行っても不審に思われないキャロルのお仕事はないですか?」


もしかして憧れの父兄参観?。


「うーんとね、明後日に握手会があるよ。本当は参加券が必要なんだけどもパパには私がプレゼントしてあげる」


「ありがとうございます。その握手会にはソニアさんも参加しますか?」


私じゃなくソニア目当てなのって、腹がたったけれども、パパの説明を聞いて納得できた。

でもパパはちょっと過保護すぎると思う。

私のバングルの性能は貴族の持ち物でもおかしくないぐらいなんだから。



side イ・コージ 



握手会の会場に着きましたけども、私絶対に浮いてますよ。

私の服装はダンスパーティー用に買った一張羅の茶色のローブです。

ほらっ、私を知らないマジックガールズの方もいますからキャロルの立場を考えると清潔な服が望ましいですし。

でも周りの方々は名前の書いたハッピを着て、頭にはハチマキを巻いています。

マジックガールズの名前を書いたハッピもあれば、キャロルは僕の嫁?

…絶対に認めません。

キャロルが欲しければ私との魔力勝負に勝つのが条件ですよ。

それより、お目当ての人物を探さなくては。

オリジナルキャラをもう1人作らないと。

予定では大晦日、元旦も更新です。

今日、明日で書きためをしなくては

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ