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第二十一話 やっぱダンジョン側に旅館もつくろう(別館) & 本館の特長を作ろう!


畑は、異常に育った、だけだったそうな。

で、

どういうふうに異常?

でかい!

で、ニヤが調理してみると

うまい!

なので、問題なし!となっって一件落着♪



街道からダンジョンまでの森の切り開きは、ジオさん、テイナ、僕の魔法使い3人で一日で終了。

伐採した木で材木を作り、途中の小川の橋を作り、ダンジョン入り口に屋根だけの小屋を作っておきました。

夜にダンジョンから出てきた人などが野営するにいいでしょう?小屋にすると外から獣や魔獣が来た時わからんので、柱数本で屋根だけにしました。それをいくつか。



ダンジョン内にいると、外が夜なのか昼間なのかわからないので、夜出てくる人も少ないくないのだ。

その柱に、ジオが旅館と食堂の看板を打ち付けておいた。



結局、

「ダンジョンへの森の入り口には食堂を作り、そこにも小さめの馬車を置いておく。こっちの宿への客が居た場合、その馬車で宿へ送る。近いけど、ダンジョンから戻った者達にはそこそこの距離でも馬車は有り難いだろう。」

皆うんうん言う、実感だろうな。


ガンダさんは続ける

「朝飯食った客でダンジョンに行く者達も、まとめて送ってやってな。その帰り、ダンジョンの入り口や道に客が入れば拾ってきて。」


確かに。

ダンジョンの入り口から森の出口まで馬車で行ければかなり楽。で食堂で何か食べるかすれば馬車賃になるくらいなら大助かりだろうし。


そしたら、街までは?

「あの、、」僕は質問した。

街から宿までの馬車があれば皆楽なんじゃないかな?と。


「そうだなぁ、、そしたら、、やっぱ入り口のとこに宿も作るべきか、、、そしたらこっちに客来ないよな?」ガンダさん

「いや、それはそれでいいじゃないか?入り口の宿がいっぱいになったらこっちに馬車で送ればいい。

こっちはこっちで数日休息できるような宿にすればいいんじゃないか?

ダンジョン側のはダンジョンの行き来を楽にするための宿で、こっちの宿は数日泊まってのんびりする宿にするとか。」ジオさん

「「「「あー、、なるほど、、」」」」


で、んじゃどーゆーふーにすれば、数日のんびりたのしめるか?の話になった。

「またドーラに温泉ほってもらったら?」マキ

「いいね!採用!ドーラ頼める?」ガンダ

「まかせろ!」ドーラ


「ご飯、一般受けするものも多くして、食事を楽しめるようにするのは?」テイナ

「うーん、、努力してみるにゃ」ニヤ

「それじゃ、、ケーキとかお菓子など作ってみれば?こっちの世界のケーキとかお菓子ってどういうの?」僕


・・・・・・

「ケーキって、聞いたことあるけど、見たことある者いないんじゃないかな?」テイナ

「貴族や大金持ち達だけしか知らないんじゃにゃいかにゃ?」ニヤ

「基本、自分ちのコックに作ってもらうもんだからな。高級レストランのはすっげー高いらしい。」ジオ


「んじゃ、今晩ケーキ持ってこようよ、ドーラ?」

「おう、行こうぜ!!」


「あと、クッキーとかは?」僕

「あるにはあるけど、、、高いし、、」テイナ

「小麦粉と砂糖とバターだけでしょ?」僕

・・・・・・

「砂糖とバターが馬鹿高ぇんだよ、、」ガンダ


「どうしよう、、、向こうで僕がバイトやって稼げばいいか、、」

「バイトって何?」ドーラ

「学校終わった後や、休みの日に少しだけ働きに出てお金を貰うんだよ」

「で、バターや砂糖を大量に買えるのか?」

「まぁ、、数日やれば、、どーせ暇だし」

「俺も見えなくなってついていくからな!」

「まぁいいけど、、」

よしっ!とか、何がたのしいのかドーラ。



バターは冷蔵しないとまずいので、聞くと、魔法を使った冷蔵庫があるという。でもジオさんでも魔力が不足だというので、ためにし、僕がジオさんの背中に魔力を注ぎ込みながら、ジオさんが魔法で作った冷蔵庫に魔力をぶちこんで冷蔵の機能が働くように、、、、

試行錯誤の末に、どうにかできた。

「どれだけ持つかまだわからん、それもこれから試行錯誤だな。一度の魔力で長く持てば持つほど、良いものだろうからな」

とのことだった。



それから

魔法使い達3人がダンジョン側の食堂に行って、その脇に魔法で宿を作った。

土魔法で一階を、森から切り出した木を木材にして、乾燥させ、二階、三階を作った。

この宿は、別館と呼ぶことになった。最初のほうが本館。


その横に風呂棟を作った。別にしたのは、でかい風呂にしたかったから。男湯女湯それぞれ浴槽3つにして、焼き石を使ったサウナを作った。風呂棟は屋根以外は土魔法で作れたので結構楽。それぞれ二階に森の方だけ見晴らせるようにした露天風呂にした。

ドーラはすぐに温泉を掘り当ててくれて、土管で露天風呂まで上げ、そこから下の2つに別れて注ぐように、男女それぞれ作った。


風呂は宿に泊まらないでも入れる銭湯にした。


排水は森に向けて下水溝を掘り、流れていく過程で土に染み込んでいくようにした。

温泉の湧き出る分全てが染み込むのを確認した。



翌日、そのまだ湯の暖かい排水溝に、猿っぽい魔獣が湯浴みに来ているのをニヤが見つけた。

けど、湯浴みだけで帰っていき、畑の作物をあらすとかしない様子なので、とりあず放置決定。


その日で大体終わったので、その晩僕とドーラは元の世界に戻った。


ーー


まだ中学生だからバイトできないかな?

と思っていたけど、

春休みの間だけ叔父さんのところでバイトさせてもらえることになった。

「中学校卒業しちまえば中学生じゃないんだからな?」

とおじさん。たしかにそうだ。中学生でも高校生でも無い時期。なんか面白い感じ♪


一ヶ月半はあるな!


数日後、卒業式を終え、僕は中学校を卒業した。

大した感慨は無かった。いじめられていただけだったからなぁ学校。

タカが「休みの間どうするの?」と聞いてきた。遊びたかったんだろうけど、、ごめん、バイト、と。


おじさんにそれとなく聞いてみたが、バイト2人はきついので勘弁してと言われた。


僕は週に4日くらいバイトに出て、あと3日ほどはタカと会ったり、本を読んだり、ドーラに付き合って街にでたりしていた。

合間に、ケーキやクッキーをいくつか買って、見本として向こうに持っていった。

ケーキは全員分はお金が足りなくってまだだめだったけど、クッキーは子どもたち含め全員に何枚か行き渡った。

皆、うまいうまい言って食べていた。

その次から紅茶を持っていった。

向こうの世界にもあるけど、なんか違うんだよね。その違いがわかって改良できればいいな、と思って。


その違いをニヤが見つける気マンマンになってくれた。全面的におまかせだ!

僕にはわからないからっ!!



最初の給料を貰えた!

記念にドーラと父さんと母さんに贈り物買って、残りは全部バターと砂糖、生クリームの元。

あと、ネットで見つけた生乳からの生クリームの作り方を、メモして持っていく。


ドーラには小さいネックレス。それでも大きいので3重に巻いた。キラキラが好きみたいだったから。

案の定喜んでくれた。よかった。

お父さんとお母さんにはハンカチ。刺繍のはいった高級品?喜んでくれた。

「ゆーたがはじめて働いたお金で買ってくれたモノ!!」って。


その晩、向こうに戻った。


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