始まりの結成
投稿遅れてすみません
「なっ!」
候補者全員が驚いた表情をしていた。
「ほんまにいいのかい?宣戦布告するという事は奇襲や暗殺といった類いの事を許すということやで?」
「あぁ、なんでもやってみよろ」
「一つ言っておきますが、ただ今この場にいる国家騎士は昨日入団したばかりの新人」
「本来の騎士、魔術師はもっとレベルが高いです。先程程度の力では簡単にねじ伏せられますよ?」
ナルスがドヤ顔を決めながら言っていた。毎度こいつはなぜか見るだけで腹が立つ。
「お前ら何も分かってねぇな」
「なんですと?」
「今の力を見て、俺が本気だと思ったか?」
「それは」
「俺だってまだ本気じゃない。それに、俺はお前たちとは通ってきた道が違うんだよ。こんな奴らなんて、弱いのもいいところだよ」
「お前は一体・・・・・・」
「もし、俺が言ってる事がただのハッタリだと思うなら奇襲でも暗殺でもなんでもしてみろ。負けねぇぞ俺は!」
俺は初めて使えるようになった魔術、威嚇するように目を尖らせ風魔術で自分の周りから強風で圧倒すると言うものを披露してやった。
「・・・くっ!」
「それで、アドスさんあとやる事があるなら進めてくれ。」
呆然としているアドスは声をかけられ、我に戻ったかのように首を振った。
「それでは次に此度の王選定候補者に参加する者の、確認をさせていただきます」
り四人の皆様全員参加に異論はありませんでしょうか?」
「異論なしだ」
「うちもあらへんよ」
「わ、私もありません」
「異論なしです」
「それでは異論なしという事で、これより四人の候補者の皆様による王選定を開始致します!」
いよいよ始まったか!
候補者たちはそれぞれ、我こそが王になるぞと言わんばかりの引き締まった顔をしていた。
さっきまでの余裕顔とは違い、怯えながらも覚悟を決めたといった感じの表情だ。
「なお、詳しい選定方法に関しましては後日お伝え致します」
「よってこれにて、今回の議会は終了とします」
なんだ、これで終わりか・・・
議員、騎士、他の候補者達が出て行く。
そして俺はメルンの元へ向かい、手を差し伸べた。
「さぁご主人様俺たちも行こう」
「うん!行こう」
メルンの表情も今までの険悪そうな顔や、さっきまでの絶望しきった悲しい顔とは打って変わって、これからのことに覚悟を決め進んでいこうという顔つきになっていた。
その証拠かのように写る彼女の瞳は、今まで以上に輝いていた。
自称『神』よ見ているだろうか、これから始めるぞ。まだ全てではないが、前世の自分の行いの良し悪しも少しは理解できた気がする。
だからこそこれからは進み続ける、このメルンと一緒に。ルミナ・ジェーミンとして!
さぁ始めよう、俺の新たな目標を達成するために!




