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ふぁるでぃあにっき。  作者: コミヤマミサキ
8月 ~なつやすみ~
90/444

2-86 レベリング珍道中3

 今日も今日とて岩砂漠に来ています。


 アルシオンの天気は快晴で、少しいつもより風は強めだけれどまぁ問題ないって感じ。そして、いつもより少し気温が高いかな?といった気もするが先ほどまで酷暑に日本にいたので、全然気にならない範囲である。


 昨日までの勘を取り戻すべく、まず昨日と同じくレティナさんに殆ど経験値が行く方式で蟻を一セット回す。これで特に問題なさそうだったので、ティラ君と交互に今度は蟻を1匹ずつ6割くらいHPを削って残りはレティナさんに倒してもらう、という戦法をとる。まだレティナさんの方に多めに経験値が行くけれど、分配率はぐっと下がる。だが、倒すスピードも上がるし、レティナさんのMPももつだろうし、PTとしてはやりやすくなる。

 これで、問題なさそうなので慣らしで2セット程倒す。


 ここまでの行程で、ファルディア時間でほぼ1時間。レティナさんのレベルが2上がり、28へ、ティラ君も経験値が溜まってたのか2上がって30。自分も1上がって30になったので大分お互いのレベル差が大分詰まった。

 ここらでそろそろプーロの森の方に行ってみようという事になった。レティナさんのMPも少なくなってきたし、休憩がてらの散策といった感じ。


 なだらかな斜面の岩砂漠を、西の森の方に歩いていく。

 ふと、レティナさんが背後を気にしていることに気づく。

 あまり見ない挙動なので、「何かありましたか?」と声をかける。でも、自分の気配察知にも魔力感知にも第六感にも特に何も感じない。

 ティラ君を見ても特に変化が無いので、予感にもきっと反応はないだろう。


「敬語・・・。いや、そうじゃなくて。何か変なんですよね?」


「変?」

 はて、変とは何だろう。でも、レティナさんにもよく分からない様子。首をかしげている。

「ログインした時から何か変な感じがしたんですよ。でも、さっきまでそれを忘れてたんですけど、今戦闘が終わったら、その”変”な感じが強くなってる事に気づいて・・・何も感じません?」


 と、逆に聞かれる。ログインした時から変だっていうのはアレだよね・・・確かに変だけど、本人にもその変の原因が分からないと何とも言えないですよね。


「自分は何も感じませんが、ティラ君は何か感じます?」

「今の所、何も。」

「となると、”変”の原因はイベント的な何かでも、危ない何かでもなさそうですね?」

「危ない・・・?」

 うーん?と考えていると


「あ、あれ?自分で言うのもなんですけど、こんな曖昧な話を真面目に考えてくれるんです?」

 と、焦ってレティナさんがこちらに近づいてくる。さっきまで彼女はしきりに後ろを気にしてたので少し自分達と少し距離が出来ていたのだ。


「魔力感知にも何もないですしねぇ?」

「近接なのに、何故魔力感知?」

 ティラ君にツッコまれるが、まぁそれは後でおいおい話そう。


「ちなみに、どんな感じです?」

 好奇心の赴くまま聞いてみる。


「・・・えっとよく分からないんですが、変で・・・ざわざわします。」

「ざわざわ。」

「ざわざわ?」

 違和感を覚える系なのかなぁ。自分もスキルが発動しなくても異変を感じ取ったこともあったし、レティナさんが敏感そうなジャンルと言えば?


「うーん・・・レティナさんだけに分かるもの?魔力か・・・精霊か・・・?」

「その辺り?」

「かなぁ。考えても分からないし、頭の隅に置いておいて、何か異変があったらすぐ教えてください。」

 半妖精の種族スキルってなんでしたっけ・・・妖精も死に種族だから情報が少ないはずなんですよねぇ。自分もあまり魔法関係に興味がないですし。確か古代族より魔力に敏感で目がいいんだったか?


「えっと、はい!分かりました。」

「何でしょうね?イベントとか、なんか面白い事だといいんですけど。」

「舎弟は気楽。」

「誰が舎弟だ。」



 でも、一つ分かる事がある。

 レティナさんはさっきからずっと同じ方向、後ろを気にしている。

 それは、何かあるとすれば『東』からくるのだ。




 そのまま”ざわざわ”する以外は特に問題ないので、のんびりと歩いて森の端にたどり着く。レティナさんのMPも結構戻ったので、さーてツチノコを狩るぞ~っていう気分だったんだけど、出るのは蟻蟻蟻。そういえば、軍隊蟻たちはこの森から来るんだったのを忘れていた。岩砂漠程アリの数は多くはないものの、他の生き物が見当たらない。蟻の行動範囲が広いだけか、それとも蟻が他の生息域を侵してしまっているのか微妙な所だ。

 そして、蟻のレベルも岩砂漠と比べて全体的に3くらい上がってる様子なので、倒す速度も落ちたし神経も先ほどよりもよく使う。それでも慣れた作業なので、時間は多少かかるがそのまま進んでいく。森の奥に進みすぎないよう注意しながら、アルシオンからみて半時計回りに回転するように、森の浅い所を西から南の方角へと移動していく。

 森に入ってから30分ほどが過ぎ、少し木々が少なくなった開けた場所に出る。森の中にしては珍しい場所だ。だが、この明るい場所に獲物が出るのか、ツチノコの姿を初めて見かけた。


「い た」

 俄然テンションが上がる黒小人。

 表情は無表情だが、白すぎる頬に赤みがさし、息もフンスフンスと荒い。

 どんだけ好きなんですかね?、毒が・・・。


「うわー。ホントにツチノコだぁ。」

 と、感心した様な声を上げるレティナさん。

 まるでツチノコの実物を見た事がある様な言い方ですね。


「とりあえず1匹やってみま」

 ―――ドス。

 話しかけで既にナイフを投擲をしている黒小人。・・・おい。


「感動のあまり手が滑った。」

 さいでっか。

「キャー!?」

 焦るが魔法集中はちゃんと始めるレティナさん。

 うーん、この蛇30cmくらいあって、胴は丸々と肥えててどこを狙うのが正解なんですかね?目?腹?そして動きも速い。シャカシャカと蛇特有の動きでティラ君に波の様に迫り、ジャンプしてくる。うーんあの口に毒腺があるんだろうなぁ。噛まれてしまえばいいのに~


風刃(アネモス

 まずは命中を重視したんだろう。早い生き物なので一番速くてレベルが高くて確実な風魔法をレティナさんが当てに行く。魔物はジャンプしている所なので、勿論蛇は避けられない・・・はずだが少し避けた。

 蛇の口から何か出してわずかに方向を変えた様に見える。毒液?は何かの魔法の分類なのか?だが、レティナさんの風魔法を完全には避けられなかったので、尾っぽあたりが景気よく斬り飛ばされる。まぁ、でもツチノコだから元々短いんですがね。後の残った部位は、素早い丸い物体と化している。何だろうこれ?・・・巨大な平べったい浣腸みたいな?

 ・・・なんかこの造形が個人的に苦手なので、とりあえず蛇が落ち切るまえに腹にブスっとシュライブングの剣を左手で突き刺す。それでも死なないので右手分も入れてやっとツチノコのHPが無くなった。


「ん。レベル高い。」

 確かに。この感じだと36・・・くらいですかね?結構高い。


「確かに岩砂漠で慣らせ、と言われるだけありますね。」

 そして、素早さがある自分たちのPTなら特に問題が無さそうだが、遅いPTだと下手すればこのレベル差で全滅する可能性がある感じ。全員毒でガブガブッとやられてね。

 反面自分たちのPTはタフなHPとVITが高い所は苦手なんですがね。・・・弱点があればいけるけど。

 何にしろ、ギルドのお姉さんは正しかった。さすがはプロである。

 ちなみに、ドロップは”ロドンのおっぽ”でした。ツチノコの名前はきっとロドンなんでしょうね。何かピチピチしてる感じがする・・・。


「毒」

 ティラ君がほくほくと嬉しそうだ。

 きっと毒腺がきたんだろう。多分そう。


「蛇は早くて怖いですね。」

 うーんと悩んでるレティナさん。きっと、どの魔法を使おうか考えているのだろう。

 先程蟻では自分とレティナさんか、もしくはティラ君とレティナさんと言う感じで削ってたので、今の感じだと3人で倒すという事に気づいたのかもしれない。


「まだ慣れてないので、一番弱そうな個体を釣って何匹か倒してみましょうか。」

「ん。」

「はい。」


 そんな感じで何匹かツチノコをやっていく。

 近辺を探し回ったところ、ツチノコのレベル帯は大体おそらく34~39といったところ。さすがに39は自信がない。毒であっという間に崩れそうな予感もする。速さや回避で競り負けたらきっとそうなる。なので、とりあえず、一番レベルが低いのを高火力で倒していく作戦だ。

 レティナさんにも慣れるまでしばらくは威力を重視してというお願いをしておく。


 慎重にツチノコを倒していく。まずはティラ君で比較的安置までツチノコを釣り、あとはレティナさんの魔法を入れた後に自分とティラ君が速攻で倒す。それだけ。

 うーんこういう時、遠距離職は便利。


 とはいえ、素早いツチノコ。ティラ君が2回、自分が1回噛み付かれて毒消しを使ったものの、なんとか5匹ほど倒して全員のレベルも上がった。流石にずっと集中してて蟻よりも格段に疲れたので、比較的安全地帯で休憩する。ついでに、お昼もとる。自分はお茶だけれども。


「毒、やばい。毒。」

 何故か嬉しそうに言うティラ君。


「麻痺毒は思ったより凶悪ですねぇ。」

 スリップダメージはサソリより少ないものの、食らうとほぼ使い物にならなくなって毒消し薬と言う名のお金が1200F飛んでいく。

 1噛み1200F。高い。

 しかし、安全には変えられないので、薬が切れたら蟻に切り替えたほうがいいのかもしれない。あと、レティナさんの回復魔法もなければ危ない場面もあった。やはり高レベルだ。


「毒消し作れそうですか?」

 と、ティラ君に聞いてみる。

 これからここに通うとなれば、買うより作ってもらう方がきっと安いはずだ。

「やってみないと分からない。レベル的には研究すれば材料があれば多分。」

 いける、って言いたいんだろうね。

 という事は、作ってもらうためにも毒腺はティラ君に渡していく方がいいか。


「じゃ、これあげるので、うまくできたら現物で返してください。」

 と、自分の所に来た毒腺2個をティラ君に渡す。

「いいの?」

「見返りを期待してますが、どうぞ。」

 まだツチノコは通いそうだしね。

 ティラ君の薬の腕前が上がって、薬が安く作ってもらえたらウィンウィンって事で。


「あ、じゃあ私のも使います?」

 と、気にしだすレティナさん。

「レティナ、薬士持ってる。商売敵?」

「えー?あっ、そういうことになるのか?でも、私まだポーションとかも作れないので、後でその辺教えてください!で、私の分もあげます!」

「ありがとう?」

 なんか強引な理論だったけど、まぁレティナさんも『自分も役に立ちたーい』とかそういう何かだろう。きっと多分。

 一方、毒腺が集まってきているティラ君はニヤついている。


「これ、高いの分かる。多分、魔物にも使える。」

「あーなるほどね。」


 魔物を麻痺させるんですか。そういう弱体アイテムの材料って事ね。

「ギルドよりプレイヤ―に売ったら大儲け。」

「どういうことです?」

 と、首をかしげてるレティナさんが初々しい。


「多分、うまく行けば麻痺矢とか作ってプレイヤーにガンガン売りさばいてお金がっぽがっぽいけるんじゃないかって言いたいんですよきっと。」

 うんうんと頷いているティラ君。

 この分だとアポリアでまだ麻痺矢とかそんなに流通していないのかもしれない。

 してても威力が弱いとかね。

 問題はボスに効くかってところだけど、耐性が数発でつく事を考えても、もしディラシス強化後に麻痺が通るなら大層なアドバンテージになる。この毒が効くならディラシス系素材は、乱獲され値段も下がる。そして素材目的の方々にがっぽがっぽ毒が売れそう。

 そして、そのがっぽがっぽできそうなイベントがすぐ側まで来ている。


「・・・ゲームでお金儲けてどうするんです?」

 レティナさんは、まだ首をかしげている。

 確かにゲームって考えるとそうですけどね。


「レティナが昨日欲しがってた服、余裕で買える。」

「いきましょう!がっぽがっぽ!可愛い強い服のために!!!!」


 面白いほど即物的だった。

 こうして人は汚れていくのだ、という典型例を見ました。まる。


「ただ、アポリアだと薬事法とかありそうですねぇ・・・。」

 法治の国だし指定薬物は許可なく販売できないとかありそうじゃない?まぁ薬士ギルドがある所は多かれ少なかれそうだと思うんだけど。


「舎弟、嫌い・・・。」

 本当の事なのに、ティラ君に言われる。でも、また捕まったらどうするんですかね?

 それとも商売面でカオスなアポロディアならいけるんですかね?とりあえずイエローになりたくなければ薬士ギルドで確認したほうがいいですよっと。


 などとノンビリ休憩していて、ふと生暖かい風に気が付く。

 ・・・こんな変な風、ファルディアに来てから吹いたことあったかなぁ?


「なんか、空おかしくないですかね?」

 自分がふと上を見上げたからレティナさんの注目も空にいったのだろう。そう、空を見ると、先ほどまであんなに晴れていたのに黄色みがかかってきている。


「雨の匂い。」

 と、一言ティラ君。

 雨?


 生暖かい強い風が東から吹いてきて。


「なんか、凄くザワザワする・・・」

 不安そうなレティナさんは、自分の腕を自分でぎゅっと抱きしめている。


 そこで、突然今までとは違う冷たい風が西からザっと吹いてくる。

 山の方から吹き下ろしてきた?


 その強めの風で葉っぱが渦をまいて巻き上げられ・・・


「そうか!夕立です。」

「はへ?」

「夕立と言っていいか分からないけれど、集中豪雨的な。」

 リアルだとよく見るその兆候を、ゲームだから見落としていた。

 夏に夕立が来る時がよくこんな感じだった。

「温かい空気に冷たい空気が流れ込んできたら、もう次はざぁざぁ振り出しますよ。急ぎましょう。雨宿り出来るところを探さないと。」


 ―――ポツリ


 そう言った時にはもう、雨が一滴降ってきていた。


 一粒落ちると後は簡単で、レティナさんが気にしていた様に東からザァザァと大雨が降り出す。

 さっきまで黄色っぽかった空はどんどんと暗く、黄色くなり、雷も鳴り出す。


「ギャー!」

 意外にもティラ君が雷が苦手なのか、大声で叫ぶ。

 幸い、魔物も逃げたみたいで、近くにはいない。


 半泣きで、近くの大きい樹に駆け込もうとするティラ君。

 これはファルディアだからいいけれども、リアルだとやばい。


「「ダメです!」」


 辺りが一瞬真っ白になり、物凄い音が体を通り抜けた。

 空気が帯電し、なんだかよく分からない。

 ただ、あまり嗅ぎなれない、嫌な臭いがする。


 それに続いて、メリメリという音。

 目の前の樹に雷が着弾したのだろう。ついでに、景気よく樹が燃え出している。



 ”どうしてここだけ森が途切れているのか。”



 地形的にアルシオンは西と北に山を抱え、すぐ東に海まである。一番近いこの森は天気が崩れやすく雷雲がよく湧くのだろう。


 そして、きっとこの辺りで落ちやすい。



 先ほどの衝撃波でティラ君はこちらに吹き飛ばされてきた模様。PTリストには気絶マークがついてHPが半分減っていたが生きている。この場所は危なくてしょうがないので、ティラ君を担ぐ。


「レティナさん!逃げますよ。」

 まぁこんな雨だと、どこにいても一緒だろうけどね!ただ、そう頻繁に落雷がありそうな、開けた何もない所よりは、まだ森の中の方がマシかもしれない。


 しかし、レティナさんは雷が落ちた方を見て、なかなか動かない。


「レティナさん!」

 樹が倒れてきたらそれこそ危ないので、雷どころの騒ぎじゃない。いや、雷も危ないけれど。

 大声をだすと、漸くビクッとレティナさんの意識が戻ってきたのか、こちらを振り返る。


「サクさん!大変!」

「だから逃げましょうよ!」

「ちがくて!覚えました!」

「なにが!」

 一体何の話?この危ないのに、今しなきゃいけない話?


「雷魔法!覚えました!」


「・・・・・・・・・・・・・・・はぁああああ????!!!!!」


 運営は何処まで鬼畜なの?雷食らわないと雷魔法とか覚えないの????

 などとグルグルしたけれど。

 レティナさんがあえて今その事を言ってくれたのは、多分他に雷を見ないと覚えられない技とかがあるのではないかと、仕様的に分からないから伝えてくれてるのだろう。


「・・・わかりました。しかし一度情報を精査しないと無駄死にで終わる可能性もあります。今日は引きましょう。」


 たとえ雷の技を覚えられたとしても、自分は死んだらロストするかもしれないので、そこまでレアスキルを覚えるために危ない橋を渡る気はない。ティラ君が覚えたいならかまわないけれど、今の所起きる気配もないし、そもそも一番食らってるのはティラ君だから覚えているかもしれない。

 なので、今は逃げる方が正解だろう。


「はい!」


 とりあえず、森の中に走り出す。

 本当は雷の時って木の側は駄目なので、なるべく樹にはよらずに真ん中を通るようにする。


 リアルのうちの方はそうでもないけれど、雷が落ちる地域は本当によく落ちる。

 毎年落雷で人が死ぬ地域もあったりする。雷は危ないのだ。


 あのでかい雷が落ちてからは、少し落ち着いたみたいで。今のところ雷は遠くで少しゴロゴロと聞こえるだけだ。だから今のうちにどこか休める所を見つけたい。とにかく雨と風が物凄い。

 太陽も見えないので、ちょっと方向が分からないんだけれども、しばらく森を進むと恐らく西か南に進んでいたのだろう、見た事もない岩肌が見える。


 そこにボンヤリと見える、黒いくぼみ。

 洞窟かな?


「レティナさんあそこ!」

「はい!」


 雷は落ち着いてきていたものの、雨脚はさらに強く激しくなってきていたので、慌ててそちらに向かう。スキルには諸々反応が無いから多分大丈夫だろうけれど!



 ―――――ズボッ



 ええ、気配察知も魔力感知も第六感も何もありませんでした。

 でもティラ君の意識があったら、もしかしたら予感で分かったかもしれない。

 雨で視界も悪くて気づきませんでした。


 洞窟だと思ったのが、ズボッとした謎の闇の塊だったなんて全然・・・。


 入った途端、グルグルと回る感覚。


「ぎゃー!」

「ナニコレ~~~!!!???」


 これはアレですね、猫ワープと一緒・・・・




 その辺りで、意識が飛んだ。


雷の時には樹の下では決して雨宿りはしてはいけません。


作者とのお約束だ☆

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