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ふぁるでぃあにっき。  作者: コミヤマミサキ
8月 ~なつやすみ~
84/444

2-80 お詫びと更新

【メンテナンス作業のお知らせ】


 いつもファルディア戦記をご利用いただき誠にありがとうございます。


 下記日時においてファルディア戦記のメンテナンス作業が実施されます。メンテナンス作業中はゲームをご利用できません。メンテナンス開始予定時間までにゲームからのログアウトをお願いいたします。また、開始時刻を過ぎてログインされていた場合は強制ログアウトされますのでご注意ください。

 お客様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承いただけますようお願い申し上げます。


          記

 日時:2○○○年 8月10日 11時12分 から

    2○○○年 8月11日  9時36分 まで




【更新のお知らせ】


 下記日時におきまして、ファルディア戦記のバージョンアップを実施いたします。

 下記日時以降にファルディア戦記を起動すると、自動的にバージョンアップが開始されます。


          記

 日時:2○○○年 8月11日 9時36分頃 の予定




【『燦霊さんれい祭』が開催!】


 いつもファルディア戦記をご利用いただき誠にありがとうございます。


 ファルディア戦記では下記日時におきまして、季節イベント(エスタシオン) 燦霊さんれい祭が開催されます。この機会に限定アイテムの配布や、期間内限定転移スポットが開放されます。ふるってご参加ください。


 イベント詳細については、下記リンクから特設サイトをご覧ください。


           記

 日時:2○○○年 8月11日 メンテナンス終了後 から

    2○○○年 8月15日 23時59分 まで




 ―――――――――――――――――――――――――


 事前にイベントが来ることはインターネット上の情報で知っていたが、今日ファルディアを起動すると運営から正式な告知がきていた。

 日付まであと、1週間を切っている。


 メンテナンスはもどかしいが、楽しみである。

 ・・・今の時点でも遊びつくしてないので、さらに内容が増えるとなると凄いなとは思う。

 最もメインはバグ取りとかだと思うんだけどね。


 で、自分的に一番気になったのは夏の季節イベントの 燦霊祭。

 夏祭りで浴衣アイテムが配布されて、各都市ごとに出店がでて、最後は先祖や死者を精霊にみたてて”精霊流し”と称されるランタンを流してお終いらしい。ランタン流しは全国にあるし、イメージがわきやすい。

 で、そこまでの情報は事前に出回っていたんだけど、期間内限定転移スポットの開放は今初めて知った。確かに”燦霊祭 ”って名前は一緒でも、ファルディア各国ごとに祭りの形態はちがうらしいし、いろんな国をこの機会に見てみたいという希望に応えたのかもしれない。目的地とか雰囲気とかが分かった方が次の目標を立てやすいし、あとは内田の所みたいに固定なのに離れ離れになってしまった人たちへの救済措置の様な気もする。


 これは、きっと当分板とか盛り上がるだろうなと思う。どこに集合するか、どこで今後活動するかなどを考えてみんなが場所を決めるのだ。これの難しい所は、取引等だけ考えたなら圧倒的にアポリアなんだけれども、現状公式に移動手段がない以上、アポリアに一極集中するとモブが枯渇し、結局後手に回るというところである。最善はアポリアを基地にし、移動手段を確保する事。それが見込めないのであれば、空いていてアドバンテージが取れそうな狩りやすいMOBがいそうな場所に移る事。だが結局過疎過ぎると装備や薬剤などの供給もままならなくなるので匙加減が難しい。場合によっては希少なアイテムや新発見が見つかる可能性もあるので、どの場所でもいいとは思うんだけど完全に投資的な意味合いが濃くなっていく。今後前線のプレイヤー程空間魔法的な移動手段を血眼になって探していくんだろうなって思う。

 ・・・・・偶発的とはいえ、たまに移動できるポイントがあるって知ってる自分としてはちょっと申し訳ないというか、なんというか。まぁ自分達が使っているポイントを言う気は今の所さらさらないんだけどね。


 で、それだけじゃなくて。

 自分の場合、全国を回って月の力が高いアイテムを集めなきゃいけないっていう目的がある。こんな短い期間だと集まらないとは思うんだけど、出来るだけ集めたいし、目途だけでもつけて置いたら次に行く場所がわかるでしょう?といった感じだ。


 ・・・いや、それも置いといて、他の国に行けるなんて純粋にワクワクしない?

 なんにしても楽しみだなぁ。




 そんなこんなで、今日もファルディアにログインする。


 固定がない自分としては、イベントまでにやっておくべきことは特にないはずだ。

 見て、そのまま行きたい場所に行く感じ。

 今の所、ティラ君やレティナさんがアルシオンに居そうだから今の所アルシオンのままである気がする。

 自分でも意外なんだけど、全然堪能していないのに意外とアルシオンが気に入ってて、この前ティラ君とアルシオンに来たら「帰ってきた」っていう感じが強かった。


 プレイヤーが少ないせいなのか、影族が多いせいなのか。

 アポリアではちょっと緊張してたんだなっていうのを実感した。

 あそこはあそこで、凄く便利だけれどもね。



 で、アルシオンに帰ってきて一番最初にしたことと言えば、テルメさんに怒られるという崇高な任務を果たしに行きました。果たせなかったけど。


 まずは普通に何事もなく、下の街に戻り、顔なじみさんとも挨拶。『お前久しぶりじゃね!?』みたいな事を影族の皆さんに言われた。「アホみたいに強い鳥に追い掛け回されて、戻ってくるのに苦労しました。」って言っておいたら『いや、お前それおかしくね?』って何人にもツッコまれた。ワープしたとか言いづらいしねぇ・・・。多分影族の人たちは自分が川とかに落ちて海にでも流されたんだろうと思ってると思う。そういう誤解をさせる様な言い回しをしたし。


 漸く神殿にたどり着き、門番の神殿兵士さんに挨拶。で、テルメさんに取次ぎを頼むと、ほんの数分で恐ろしい勢いで走ってこられた。


「あ な た と いう人はぁああああああああああ!!!」


 走りながら叫んで来られた。


 不味い。完全に怒ってらっしゃる。これは逃げねば、って反射的に思ったんだけど、思うだけしかできなかった。

 流石高位司祭。多分中級か上級冒険者相当なのだろう。僧侶なのに、自分よりもAGIがはやくて捕まった。純然たるステータス負けである。しゅごい。


 そして、神殿に連れて来られ、お説教OFお説教である。

 うーん。連絡できないのが不味かった。


「いったいどれだけ心配したと思ってるんですか!しばらく姿が見えなくなったかと思えば、冒険者ギルドを通して借金が完済されていますし!しかも場所はアポリアだって言うしどうなってるんですか!」


 めっちゃ怒られてる。



 でも。


 テルメさんが怒る理由って()()()()()()()()()


 自分とテルメさんは嫌な言い方をすれば、ただの『()()()()』の関係で。

 自分はお得意様(ユイベルト様)から紹介されてきたただの新顔の顧客で、頼りないから少しおまけでテルメさんが面倒をみてくれてる、っていうのが一番わかりやすいと思う。


 テルメさんが、お金をちゃんと返しているのに自分の行動に怒る理由も意味も本当はないのに、怒ってくれているのは。


 自然と、顔がにやけてしまう。

 ものすごく逆効果っていうのはわかるんだけど。

 影族だから普通の人はわからないだろうけど、魔力感知が出来る人は心を読むってきいたから多分テルメさんには伝わってしまうだろう。


 でも、止められない。


「・・・・。何で人が怒ってるのに、そんな嬉しそうなんです?」


 怪訝そうに聞かれる。

 何て言ったら正確に伝わるのかな。

 自分でも、この感情を正確に分かっていない気もするのだけれども。


「・・・テルメさんが、自分の事を真剣に心配してくれたことが、なんか嬉しくて。」


 結局ド・ストレートに言う。

 会ったばかりなのに、こんな身内みたいに心配してくれるなんて全然思わなかったんだよね。優しい人だから多少は心配してくれるとは思ったんだけど。

 それが、馬鹿みたいに嬉しくて、ついニヤニヤしてしまう。


「ばっ・・・・・・・・・!!!!もう知りません!!!!」


「え~・・・。」


 やっぱり怒らせてしまいました。

 顔を真っ赤にして、テルメさんは部屋を出てかれてしまう。

 足音がドスドスと擬音がつくほどなので、相当お怒りであらせられるのだろう。

 テルメさんが口を利いてくれなくなったら寂しいなあと、しょんぼりしてると、何故か笑いを堪えながら僧侶の女性の方が2人程入ってこられた。多分休憩室でお菓子を召し上がってらっしゃった方だと思うのだけれども、あれからしばらく経ってて顔も忘れがちで自信はない。

 まずは自己紹介をしてくださり、ドワーフの方がアンヌアさん、人族の方がレーチェさんというらしい。

 でも、自分に何の用かな?


「あらあら、このままにしていくなんてテルメ司祭ったら。」

「あなた、大丈夫ですか?ずっと床に正座していて足が疲れたでしょ?今テルメ司祭に会ったら逆効果だと思うから、今日はもう帰られた方がいいですよ。」


 どうやら、アドバイスしに来てくれた模様?

 どちらの方もにこやかで、裏もなくアドバイスしてくださってる事を感じる。


「テルメさんを怒らせてしまいました・・・。申し訳ないです。」

 多分この方々にも迷惑をかけてしまうと思うんだよね。念のために謝っておく。


「あらぁ。いいのよ。久しぶりに面白い司祭が見られたわ。」

 ぷぷぷーと笑ってる。テルメさんはマスコットキャラか何かなのか。


「しっかり者のテルメ司祭をあそこまで慌てさせる方なんてユイベルト様以外では初めて見ましたよ。司祭ったらあなたがいなくなって、借金がいつの間にか完済されてて、物凄く慌ててらっしゃったんですよ。」


 とのこと。

 うーん自分は自覚していなかったが、王様と同じ扱いなのか・・・それは不味くないですかね?人として。

「さすがにユイベルト様と同じ程度だと人格に問題があると思うので、もっと頑張ります・・・。」


 何をどう頑張ったらいいのかはわかりませんが、人として優しい方に心配をかけない様に努力しなければ・・・。


 そう思って決意をしていると、

 ブーーーっと同時にお二方が吹き出される。


「そうだけど、そうじゃないのよ。」

「やだぁ。影族なのに可愛いわ、この子。」

「影族の子ってもっと戦闘にしか興味がないのに、ホント変な方向に変わってるわこの子。」

「でも確かにユイベルト様が二人いらしたら身が持たないわー。」


 きゃっきゃきゃっきゃと話しに花が咲く。


 やはり女性はリアルでもファルディアでもお話が好きなようで。

 そして、自分は変わり者の烙印をいただきました。

 うーんそんなに変わってますかねぇ?


 でも、あんまり王様みたいにはなりたくないし、テルメさんを心配させたくないのも本当なんだけどなぁ。変かなぁ?

 首をかしげていると、


「ああ、ごめんなさいね。あなたが悪いとかじゃないのよ。思ったよりも素直すぎて可愛かったのよ。」

「そうね。だからテルメ師も耐え切れなくなって出てっちゃったのよね。」

 再びクスクスと笑いだすお二人。


「テルメさんは、もう許して下さらないでしょうか・・・。」

 落ち込んでしまって、お二方に伺うと、


「やだぁ。何言ってるのよ。」

「また今度来た時にテルメ司祭に声をかけてね。一応「ごめんなさい。」をもう一度した方が早く仲直りできるかもね。」

 と、明るく声をかけてくれた。

 全然テルメさんとの仲がこじれるとかは思っていなそうで。

 これもテルメさんの人徳?

 コミュ力が高いお姉さま達だから、彼女たちにしか分からない様なこともあるんだろう。

 ここは信じることにして、

「はい、わかりました。ありがとうございます。」

 と言って、神殿を出ることにした。


 次に向かったのがラフィーさんの所。

 と言っても、仕事中だったので戻ってきた報告だけをしてまた会いましょうって事になった。無事を喜んでサムズアップしてくれた。うっと・・・暑苦しい兄さんである。

 そういえば、アルシオンで要注意人物として捕まったティラ君はどうなりましたか?と伺うと、ティラ君程度の犯罪歴だとラフィーさんが担当するらしくて、アイツと知り合いかーと笑われた。『変な人ですが、ヨロシクオネガイシマス』と一応頭を下げておく。わかった!と笑ってくださって少し安心する。



 そこまでが、帰ってきたばかりの時のハイライト。


 今日はそこから再度ログインした2日目。

 お詫び行脚の続き・・・次はレティナさんだ。

 特に約束してないけど、いるかなー?と思ってフレンドリストを見る。


 いない。


 終了。


 まぁ、いないものは仕方ない。

 今度お詫びをしようと思い、だがこのままだと薄情だろう。

 メールを送っておくことにする。


「ヤッホー。レティナさんお久しぶりです。元気でした?自分はやっと昨日アルシオンに帰ってこれました。進捗どうですか?」


 適当なノリである。

 レティナさんもティラ君とは別のベクトルで変な人なので、何でもいいかと最終的にはなる。意味がない方が考えさせ過ぎず良いだろうと、適当な理由をでっちあげておく。



 さて、とりあえずやる事が無くなってしまったしどうしようかな。と、思いとりあえず上層の冒険者ギルドに行くことにする。本当は下のギルドに久しぶりに行って、チュートリアルの事を聞きたかったけれど、ファルディアの時間的にはお昼くらいで、昼夜逆転してる下のギルドでは気が引ける。

 流石にこの時間帯は上のギルドでも空いている。まだ皆さん帰ってきてないのだ。


「あら、お久しぶりですね。」

 久しぶりにサーヤさんが受付にいた。・・・いや、この場合久しいのは自分か。


「お久しぶりです。一昨日やっとアルシオンに戻ってこれまして、突然いなくなったので毎日お詫び行脚です。」

 と言うと、サーヤさんが笑ってくださる。

「あら、それは大変ですね。今日はどんな御用件ですか?」


「えっとですね、1番はお城でチュートリアル?初めに受ける講習ですかね?受けてないんですがどうしたらいいんでしょうって事と、2番目は買取、3番目はお仕事の相談です。」

「えっアレ受けてないんですか?普通城から出られないですよね?」

 と、サーヤさん。

「そう言えばそうでしたっけ?えーと、自分は生まれてすぐ怪我をして神殿に投げ込まれてそれっきりでして・・・。」

 ああ、とサーヤさんが頷かれる。

「影族の方は基本おおざっぱですからねぇ。こちらから言わないと忘れてる可能性が高いですね。こういった前例は今まで聞いたことがありませんし、ギルドから対応しようと思えばできますが時間がかかります。夜になったら直接お城の門番の方に相談してみたらいかがですか?」

 やっぱそれが一番手っ取り早いですかね。


「分かりました行ってみます。あ、あと4番目に今度のお祭りは何かした方がいい事があるのかとか教えていただこうと思いまして。」

「かしこまりました。とりあえず、順番通り承りましょうか。2番目は買取ですね。量は少ないという事でお間違いないですね?」

「はい。」

 と、言って出す。と言っても、アポリアで一度売り払ってるので大したものはない。あるのは蜂関連と、セイさんの所からアポリアに向かうまでに出会った魔物分くらいだ。結果的に、蜂の針や毒腺が一番高額がつき、次いで来る途中で岩砂漠で狩ったアルマジロ的な生き物の外皮。一番安かったのは蟻素材だった。蟻はこの前沢山倒されたから飽和してるんだって。それでも全部で4万Fくらいになった。

 ちなみに、蟻は同時に最大6匹と遭遇して、自分が一匹ずつ仕留める係でティラ君がマラソンをして維持する係でした。


「次は、お仕事の話ですね。丁度いいのがありますよ。」

 と、サーヤさんが紹介してくださったのが、『生まれたての影族の捕獲』任務。自分が生まれたあの生誕の間で生まれたての影族が居ないか見回り、居たら保護して連れてくるというだけのもの。特に危険な事もないのだけれども、今アルシオンは外敵から攻められているので、頻繁に城の中の見回りを増やせないのだという。そこで、自分みたいなぺーぺーでもできる仕事という事でこれだ。金額は1万Fで丸1日くらい。高くはないし、退屈そうな仕事だけれど、自分もお世話になった事だし1回くらいならやってみようかなぁ。他の影族の人、やらなそうだし。


「誰もやらなそうだし、自分もお世話になったので一度くらい行ってきます。」

 と言うと、サーヤさんはホッとした顔をした。

「割が悪い仕事ってわけじゃないんですけどね、影族の人たちはみんな実戦に出たがるので、こういう仕事は人気が無くて。かといって現場は真っ暗なので暗視程度では効かないでしょう?エルフの方は上位の方しかなかなかできない仕事なんですよ。上位の方が受ける様な仕事でもないですし。サクさんが受けてくださって有難いです。」

 ごめんなさい、自分も敵にツッコむ方が好きなそのタイプです。

 でも、あの空間にもう一度入ってみて、今の自分の目ではどう見えるのか興味もありますしね。


 生まれた場所で仕事もして、城とか現場の見学もして、ついでに城でチュートリアルについても聞いてこよう。

 うまくいけば、新人影族の人とか見れるかもしれない。一石二鳥。

 仕事の方は今日これからでいいという事なので、受ける。確かに、昼とか夜とか生まれるのに関係なさそうだし、プレイヤーならこの時間帯もありうるものな・・・。


「最後は来週の燦霊さんれい祭についてですね。どの国でもお祭りは行われるのですが、今年は神の預言により、珍しくも各国が精霊によって転移ポイントが接続されることが決まっています。よって、サクさんの目的によってやるべきことは変わりますね。各国を見て回りたいなら、各国の勉強や精霊についての勉強をされてはいかがですか?いくら転移ポイントが繋がっても精霊に認められなければ移動はできません。この国の祭りだけで言うなら、毎年死なない程度のギリギリの祭りをしているので、下に居ると確実に巻き込まれるので気を付けてくださいとしか言いようがないですね・・・・。上は食べ物の屋台が多く出ますよ。」

 との、サーヤさん談。

 精霊に認められないと転移ポイントを使えないって凄い情報だった。そういえば、猫精霊たちも気に入られなければ使わせてくれないって言うし、精霊での移動の常識なのかもしれない。

 ・・・ていうかここまでショートカットさせてくれたんだからお礼しておきたいですね?何が喜ぶだろう?猫は意外と魚より肉の方が好きだって聞いたけれども。マタタビも酔わないって種類も居るらしいし。クッションとか段ボールの方が喜びそうな気もするけど、残念なことに雨でダメになりそうだ。何種類か揃えて、今度もってってみよう。

 アルシオンの祭りはアレだね・・・下はあらくれ、上は普通って言った感じだろうか・・・。いったい下では何が行われるんですかね?バトルロワイヤル?でも死なないって言ったからなぁ。


「下では何が行われるんですか・・・?」

「毎年違いますが・・・今年はタグを奪い合う事でランキングを出すって言ってましたね。確か、実力によって3部門に分かれてましたよ。」

 毎年違うのか。毎年違う賭け事をやって、遊んでるといった印象をうけるな・・・。

 んで、今年はタグの奪い合い?

 それ、街全部使った鬼ごっこ?影族が?

 いや、この場合髭族も参加するのだろう。飲んではやし立ててる組と飲んでるのとで簡単に想像ができる。

「ウーン参加するか悩みますね・・・。」

「古代族は確実にしない方を選択する人が多いですね。サクさんも穏やかですが、やはり影族なんですね。」

 そう言われてしまった。

 確かに、自分は好戦的です。ごめんなさい。


 あらかたギルドで用事はすませたので、サーヤさんにお礼を言ってギルドを後にする。その辺を見ながらのんびりとお城に向かう事にする。


 久しぶりのアルシオンは、相変わらず牧歌的でたまに動物が脱走してたりとかして。

 賑やかで人が多くいるアポリアも好きだけれども。



 今更ながら”ああ、帰ってきたんだなぁ”って気持ちになった。


アンヌア「テルメ師~あの子、『テルメさんは、もう許して下さらないでしょうか・・・。』ってしょんぼりして帰られましたよー。」


レーチェ「素直な若い子を、あんまり虐めちゃだめですよ。」


テルメ「クッ・・・!」

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