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ふぁるでぃあにっき。  作者: コミヤマミサキ
7月 ~ファルディアと日常~
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2-4 キャラメイク4 ユニークスキル

【ユニークスキルガチャを3回まわしてください。】


 文字さんにはそう表示されている。


 ・・・・・?


 思わず「ユニークスキルガチャってなんだ?」とつぶやくと、文字さんがジワリ・・・とおなじみの変化をする。

 あ、そこは聞いてもいいところなんですね。


【ユニークスキルガチャとは、各々にランダムで選ばれる良い特徴もしくは悪い特徴です。これは通常のスキルでは選択できない物ばかりになります。】

【ゲームの中でも個性を持ってほしいという願いから生まれたシステムです。】

【なお、変更はキャラデリートしない限りできません。】


 どんな願望なんだろうか。だがしかし、面白そうなことは確かだとおもう。デメリットの特徴があるというのも笑えるが、悪い特徴もまた個性というから面白い。これはどうすればいいんだろう。多分回せばいいんだよな?



 ガチャ・・・

 コロコロ。一個目のアイテム?が出てくる。セロハンテープなどは止まっておらず、捻るだけで簡単にカプセルは開いた。

 中には紙が1枚入っていて御神籤の様に折りたたまれている。

 そっと開くと、



『主人公体質』



 と、一行書かれている。


 ・・・・。


 何だこれは。



 色々言いたいことがあるが、とりあえず次を回す。

 コロコロ・・・。



『第六感』



 なんかちょっと良さそうなものが出た。感知系が上がりそうなスキル、かな。

 最後の1回がとても怖い。が・・・回さざるを得ない。コロコロ・・・。



『時折片目が疼く』



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。




 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



 バカなの!?

 バカじゃないの運営!???

 夕暮れ時に「バカな・・・早すぎる・・・」とか、片目を押さえながら「早く俺から離れろ!」とかやらないからね!?絶対!


 というか自分影族だから、目はなくない!?


 それともあるんだろうか・・・、いやしかし、そこじゃないから!!!!!



 ――――――――何だかどっと疲れた。



 精神的に疲れている自分をしり目に、関係ないとばかりに文字さんがゆっくり光りはじめた事に気づく。



【おつかれさまでした。これでキャラクタークリエイトは終了になります。】

【あなたは影族のスタート地帯からランダムに出現する事になります。】


 ああ、これで終了なのか。長かったような短かったような。

 でも、何故か文字さんに愛着がわいてしまい、これで別れるとなると少し寂しかった。



【影族はその誕生の性質上、チュートリアルが他民族に比べて遅くなっております。】

【まずは生き残るように頑張ってください。】


「生き残るように頑張る」・・・感傷に浸る暇もなく不吉な言葉・・・いや文字である。


【それでは、良い旅を。】


 すぅ・・・・とその文字を見た途端、自分の意識が遠のく。

 ああ、これでやっと冒険が始まるのか・・・楽しみな気持ちがあるのに・・・・・

 とても眠くなって・・・・・・・


 ・・・・・なんだか・・・・・・・へん・・・・・・・・・・・


 ――――――――――――――――――――――――――――――――


 キャラクターネーム Saku

 種族:影族

 性別:不明

 身長170cm(サクが取れるプレイヤー最大値)

 職業:戦士 Lv.1


(能力値)

 HP  15

 MP  10


 STR 19

 VIT 7

 DEX 5

 AGI 19

 INT 5

 MID 5

 ONT 10

 LUK 10


(スキル)

 《種族スキル》

 闇視


 《ノーマルスキル》


 剣術   Lv.1

 回避   Lv.1

 剣術受け Lv.1

 気配察知 Lv.1

 影移動  Lv.1

  大陸公用語  Lv.10


 《ユニークスキル》

 主人公体質、第六感、時折目が疼く

MIDはあってもなくても良い気がしたのですが、結局ある方に作者が馴染んでいたので実装されました。

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