だったら、次話投稿すればいいだろ!
暇な方は読んでいただけると嬉しいです。今回は長くなってしまったので最高で10分程キングクリムゾンすると思います。
娯楽組織「バミューダ」に潜入して2日目突入・・・ッッッ!!
しかし、私は昨日言われたことを思い出していた。
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~1日目部活後~
1日目潜入後、私は先輩の携帯に連絡を入れた。勿論、潜入に成功したことと潜入したけどもうやめて新聞部でRPGをやりたいことを言うためだ。番号は何番だったかな…140.96だったっけ。
トゥルル・・・トゥルル・・・トゥルル・・・トゥルル・・・ガチャ
後輩「どうかしましたか白木さん?セーブですか?」
「あ、すいません。間違えました。」
後輩「もう、駄目ですよ?セーブ前に電源を切ると潜入データが消えちゃいますからね!」
ガチャリ
あれ?おかしいな、番号を間違えたかな…。あ、アドレス帳からやればいいんだった。というよりも、潜入はわかるけどセーブってなんだろ。ええと、先輩のは…140.85か。
トゥルル・・・トゥルル・・・トゥルル・・・トゥルル・・・ガチャ
先輩「どうした白木?まだ潜入初日だぞ?」
「いえ、とりあえず今日の報告と言いたいことがひとつだけ」
先輩「ん、言ってみろ」
「まず、潜入は成功しました、誰も疑ってません。ただし、レポートにない人物が一人いました。フルフェイスのガスマスクの女性で『部長』と名乗っておりました。」
先輩「…ああ、あいつか。レポートが無い理由はあいつについて調べることが難しかったからだ。で、もう一つの言いたいことはなんだ?言ってみろ。」
「潜入やめて、部室でRPGがしたいです。」
先輩「却下、だ。そうだな、バミューダの実態を調べろと言ったが任務を追加する。『部長』とか言っている奴のメールアドレス、電話番号、氏名、住所を調べて来い。」
「えー…」
先輩「…バミューダの実態は言えるのか?」
「さーて、明日も頑張るぞ☆っと」
先輩「やれやれ・・・」
ガチャリ
答えられないからつい、電話を切ったけど…。これって別に脅しでも何でもないよね…。まぁいいか。もう少し調べてみよう。そんなことよりも…
「先輩、なんで部長のことあいつなんて知ってる風に言ってるのにレポートに書いてなかったんだろ…」
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そして、2日目は動き出す…。というか、部室に来てみたはいいけど誠ちゃんしかいない。仕方ないから誠ちゃんペロペロ…じゃなくて、誠ちゃんの連絡先でも貰おうかな。
「ふははははは!!あ、あおい!!あの、れ、れんらく先こうかんしない、か///」
「いいよー。でも、そんな顔が真っ赤だと誰かに攫われちゃうよー」
「ふぇ?だいじょうぶだよ!!あたしつよいんだからね!!」
どうやら、誠ちゃんも同じ考えだったらしい。それにしても、この幼女のどこが強いかを言えって言われたら『中毒性が強い』って答えるね私は。するめに例えていいのかわからないけど噛めば噛むほど味が出る。よし、舐めてみよう、そうしよう。
「!! なんで、あおい手をワキワキしてるんだ!!こ、こわいぞ…?」
「うふふふふ…ちょっと、ね。お姉さんと『いいこと』しよう、ね?」
「あ、あたしのほうが年は上だよ!?いいことってなに!!?なんかこわいよぅ…」
「冗談だよ。ほら、携帯型連絡受送信機の機能の一つ、『赤外線の受送信』の準備が出来たよ?」
「なんだー!!冗談か!!ふはははははは!!よし、交換できたな!!」
なんだ、この騙しやすい生き物。お母さんに相談して飼えないか聞いてみようかな。あ、いいこと思いついたァ。
「ね、誠ちゃン。写真撮ってもいいかなァ?いや、ちょっとアドレス帳に画像をつけたいなァって思ってねェェェ!!」
「う、うん!いいけど!!なんで部長みたいなしゃべり方に近いの・・・?」
「うふふ、気にしないでくれェ。ちょっと久しぶりにデジカメ持って興奮してんだよォ!」
「???」
いいねいいね!!最高だねェェェ!!ロリは最高だ。あれ?1ギガももう撮ったのか?チクショウ、PCも持ってくれば良かったぜェ。また、今度撮らせてもらうかァ。
「ヤァヤァ。待タセタヨウダネ二人トモ。早速、活動ヲ始メヨウカ。」
で、出たな!本日のメインターゲット。まずは…
「あらあら~駄目よ~。あなたは昨日出来なかった自己紹介をしないと~」
そうそう、自己紹介をね。目的がすぐに解決して助かる。問題は連絡先かな?この人、謎の人っぽいし教えてくれなさそうなんだよね。
「ム、自己紹介カ。ソレモソウダナ、一年生二人ニハ私ノ自己紹介カードヲ読ンデ貰オウ。」
えっと、何々?
如月 綾乃 (きさらぎ あやの)
年齢:15
特技:カラオケの採点システムで高得点を取る、シューティングゲーム
趣味:ガスマスク集め、幼馴染とのゲーム
電話番号:140.48
メールアドレス:gsmsk-love@bamyuda.ne.jp
・・・先輩、任務が残り一つになりました。住所か…難しいところを聞いてくるなぁ。ん?というか、これってどういうことだろ。部長…如月さんは年下…?ということは、一年…生?
「えええええええ!?」
「!? ド、ドウシタンダネ!?ガスマスクデモ着ケルカネ?」
「い、いえ、結構です。それより、部長って一年生だったんですか!?」
「ン?私ハ2年生ダガ?」
「このカードには15歳って書いてありますよ?」
「アー…ソレハ一年生ノ時ニ書イタモノナンダ」
「あ、そうなんですか。すいません、驚いてしまって…」
「イヤイヤ、言ッテオケバ良カッタネ。ゆかりクンハ何カ問題ハ無イカネ?」
「…」指を三本立てる
今時、3ピース?懐かしいものを出すなぁ。
「ソウカ、確カニ3サイズハ書イテナカッタナ。シカシ、私ニハ食指ガ動カナイノダロウ?」
「…」ヤレヤレ
「ナニ?知ッテ損スル内容デハナイダト?ソレハソウカモシレンガ興味無ク聞カレルト教エル気モナクナルトイウモノダヨ。」
いやいや、そうじゃなくて。普通、自己紹介に自分の3サイズを書く人はいませんから。というか、そこよりも気になるのあるでしょ。何だよ、ガスマスク集めって。ネット販売で有名な密林しか売ってないでしょ。あとは、特技も気になるな…いや、私よりは普通なんだけど。聞いてみようかな。
「あの、部ちょ…」
「…?」ハァ
「ダカラ、ガスマスクハネ。戦場ダケデ輝イテイルノデハナイ。必ズ人ガ無クテハ困ル場面デ人ヲ守ッテイル素晴ラシイ装備ナノダヨ。ソノ装備ヲ着ケテイル人ハ魅力モ大幅ニアップスルト私ハ断言スル。」
「…!!…?……!!」
「ムムム、確カニ。女性ノ顔ガ隠レテイルト肉体ダケデノ興奮ニ移行セネバナラナイダロウ。女性ノ顔ガ見エルコトニヨルバランスノ良サトイウノハ認メヨウ。シカシ、ガスマスクニ隠レルコトニヨッテドンナ顔ヲシテイルノダロウト想像力ガ湧イテクルダロウ?コレモ重要ナファクターノ1ツノハズデ・・・」
「あの!!部長!!」
「!! ナンダネ?驚イタジャナイカ・・・」
「お話の途中すみません。この、カラオケの採点システムで高得点を取るっていう部長の特技ってどういうことなんですか?」
「ン?ソレハ…丁度良イ。娯楽組織ノ目的ニ合ワセテ説明シテアゲヨウ。真利クン、2番ノ部屋ニホワイトボードヲ出シトイテクレタマエ。」
「は~い、用意してきます~」
「誠クンハ何カシューティングゲームノ用意ヲシテクレ。今日ハ新人ガ二人ダカラTVガ良イナ」
「わかった!!よういするぞ!!ふはははははは!!」
「デハ、私ハ3番ノ部屋カラオ茶デモ淹レテクルヨ。」
ガチャリ…タッタッタ・・・
とか言って部屋を出て行ったけどどこに行ったんだろう。というより、お茶とホワイトボードはわかるけどTVを用意するってどういうことだろう?というか、誠ちゃんにそんなことは出来るのかな。
そして、それらを用意して何をやる気だろう?というか、私が聞いたのはカラオケなんだけど…特技にシューティングゲームって書いてあったから高得点取って『コノ高得点ヲ取ル行為ヲカラオケデヤルノガ得意ナノダヨ』とでも言う気なのかな?あれ?バカにされてね、私。
「…」グイッ
「え?何?」
「…」スッつ紙
「えっと・・・これ、あなたが書いたの?」
「…」コクッ
「『私たちが入ることが出来た理由をあなたは知らないの?』って…どういうこと?この部活って入る条件があるの?」
「…」コクッ
「理由って何か教えてくれる?」
ガチャリ…キィ~・・・
「ソノ必要ハ無イヨ。」
「わっ…ビックリしたぁ。いきなり、後ろから出てこないで下さいよ!」
「ソ、ソンナGが出テキタ時ミタイニ驚カレルト流石ニ落チ込ムヨ、私モ…エット、準備ガ整ッタカラコチラニ移動シテクレタマエ。」
一年二人「?」
「ウム、バミューダニハ部屋ガ2ツ3ツアッテネ。ソノ内ノ1ツニ移動スルノサ。」
へー…部屋が2つ3つねー…。ってなんですと?まぁ、この机と椅子ぐらいしか置いていない8畳の部屋で部活なんてかなり限られるなとは思っていたけど…まさかの部屋が複数?確かに、先輩の言うとおり新聞部のネタになりそうな部活動です。
「サテ、コノ部屋ニハ今日ハ戻ラナイカラ鍵ヲ閉メルヨ。荷物トカ忘レナイヨウニネ。」
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~移動中~
「そう言えば、部長の趣味の欄に『幼馴染とのゲーム』ってありましたけど…あれってどういうことですか?」
「アレカ、アレハ私ノ家ノ隣ニ住ンデイル幼馴染ガイテナ。ヨク対戦ゲームヲシテタンダ。」
「そうなんですか~面白いですよね、対戦。今もやってるんですか?」
「…今ハ、ヤッテナイ。幼馴染ガ旅ニ出テシマッテネ。」
「すいません…話にくいことでしたか。」
「イヤ、別ニ。デモ、マサカダッタヨ。」
「何がですか…?」
「私ノコトヲ差シ置イテ…」
「差し置いて…?」
「世界二週旅行ニ行クトハ…。クッ…私モ行キタカッタ。」
「ただの旅行じゃねえか!ちょっと心配して損したよ!!」
「…」ヤレヤレ
「君達ィ、一周ジャナインダヨ?二週ダヨ?」
一年「ハァ…」
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~バミューダ第二の部屋~
広い部屋がそこには広がっていた。昔、小学校の時に見た体育館と同じ衝撃だった。自分の家とは違う、圧倒的な開放感がそこにはあったのだ。大きさを目測するなら全体で30畳程だろうか?三分の一が畳で出来ており、他はフローリングで出来ていた。
「凄イダロウ?ココデハ寝泊リモ出来ル様ニ布団等モアルンダヨ。」
「え、ええ。でも、どうして学校にこんな部屋が…?」
「フフフ、禁則事項ダヨ。マダネ。」
どっかで聞いたようなフレーズを口にして、先輩は笑っていた。そのガスマスクの下にはどのような顔が広がっているのか。そして、『マダネ』とはどのような意味を含んでいるのか。意味がわかるまでは潜入が続いてしまうのかもしれない。
「…」指差し
「どうしたの?こ、これは…!!」
山のように積まれているゲーム。宝の山みたいな表現があるが、ゲーム好きにはまさに的確な表現だろう。ゲームがジャンルごとに縦に横に積まれている。レトロから最近のまで幅広く揃っているようだ。私の大好きなRPGもしっかりとあった。しかし、これによって娯楽組織バミューダの目的がわかった。
「先輩。先輩の、いや、バミューダの目的がわかりましたよ!」
「ホウ。言ッテミタマエ。」
「ゲームをやる組織ですね!理由は面白いから!!」
「フム、少シダケ違ウヨ。一応、経営学ガ関係シテイル。」
「え?」
「我々ハ女子高生ダロウ?コノ女子高生トイウ立場ヲ利用シタ新シイ経営方法ヲ画策シテイル会社ガアルノダヨ。シカシ正確ニ言ウナラ、マダ企画段階ダカラ私達ハ『ゲーム等ノ娯楽』ヲ楽シンデイルダケノ組織ト言エルダロウ。」
えー…適当にギャグとか交えながらキャッキャウフフするだけの部活だと思ったらこれかよー。聞いてないよー。マジに潜入じゃねえかよー。というか、もしかしてだけど…
「サテ、詳シイコトハ真利クンガ用意シタ、ホワイトボードニ書イテオイタカラソチラヲ見テクレ。」
もしかして、この部活に入る条件って「ゲーム」をやりこんでいるような女子高生ってこと…?
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~ほわいとぼーど~
娯楽組織「バミューダ」は何をするのか?
組織のメンバーは何をしているのか?
Q1,何をするのか?
女子高生という立場は非常に人気の高い存在だ。
人気が高いとどうなるのか?マスコット的存在の確立が出来るのである。
そして、人気が高ければ高いほど度重なる書籍化、映像化等をしていく。
これらが行われると社会的に認知されるようになっていく。
認知された場合、それらに沿った商品は飛ぶように売れ、経済の流れを掴むことが可能となる。
この経済の流れを掴むにはどのような人材が必要なのか?
1、今回のメインである女子高生。
2、人々に浸透しやすいものを趣味にしている。
3、それらを極める。もといかなりの腕前であること。
これら3つが必要なのである。
この3つの条件を叶えやすい環境を探した結果
1、例外を除いて、女子の高校生しかいない「女子高」
2、ゲームやスポーツ等の総合としていえる「娯楽」
3、大概の人間が聞いたら驚くようなやり込み具合をしている「変人」
以上の条件を満たすメンバーにより、どの娯楽が社会に浸透しやすいのかを調べる組織である。
Q2.メンバーは何をしているのか?
基本、遊んでいる。
正確にいうならば、「本気を出して」遊んでいる。
各メンバーに役割を持たせるならば
部長となる人間は一ヶ月に一回レポートを書いて会社に報告する。
副部長は現在流行っているであろう娯楽をリサーチして会社に報告する。
全メンバーに言えることは、流行っている娯楽を遊ぶ。
以上。メンバーが何をすればよいのかである。
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「トイウ訳ダヨ。タダ、遊ンデルワケジャナイダロウ?」
「…つまり、TVを用意した理由は」
「ウム、私ノ実力デモ見テ貰オウカナ、ト。シカシ、カラオケダトコノ部屋ヲ紹介出来ナイカラネ。故ニ、皆ニハココニ集マッテ貰ッタワケダヨ。」
なるほど…ここに集まった理由はわかった…。
それにしても、TVの量が結構ある。サイズも各種揃えている感じで、大まかに言えば4種類か。まず、私の知る限りでは一番でかい、72インチ。恐らく、4人などでやる対戦ゲームのためだろう。4人の所謂パーティーゲームは画面圧迫が激しく本気でプレイするにはかなりの神経を使う…。
そして、57インチぐらいは2人対戦用。格闘ゲーム等では、画面が小さいとフレームを計るのも大変だと考えた結果、大きすぎず小さくないこのサイズってところですかね。
さらには、小さいほうのサイズと言える26インチ…。RPGやギャルゲー等の比較的ゆっくりとゲームが進行していくものを寝転がって出来るようにしたものと言えるだろう。
というか、部長が「今日ハTVガ良イ」と言った理由がわかった。デスクトップ型のPCも2台置いてあるのか、この部室。そして、これから部長が使うものは恐らくあれだな。
「4つのテレビの中で一番、一人プレイ用のアクションゲームに向いているサイズの37インチで部長がプレイするってわけですか…」
「ホウ、君ハインチマデ見ルコトガ出来ルノカ、中々良イ目ヲシテイルネ。」
「まぁ、伊達にやってませんからね…ッッッ!!」
久しぶりに本気で対戦が出来そうで興奮してきたッッッ!!クスクスクス…私の得意分野はRPGだけど格ゲーもかなりの自信があるから早くやりあいたいなぁ…ッッッ!!懐かしいなァ、家族から「格ゲーで対戦中のアンタの顔は鬼の風貌だから怖いのよね」と言われてからずっとやってないからなァ…。
「……対戦、したいなァ」ニヤァァァ…
「…待って、葵」
ゆかり以外全員「!! 喋った!?」
「………確認、させて欲しい。」
「…何故、エロゲーがないの?」
「あら~駄目よ~だって、私だけじゃない~18歳~」
「…そう」ショボーン
落ち込んだ顔は誠ちゃんに負けず劣らず可愛いな…さて、シューティングで対戦ゲームなんてあったかなぁっと…
「葵クン、落チ着キタマエ。恐ラク、君ジャ私ニハ勝テンヨ。」
「な、なんだとッッッ!!私を侮辱する気ですか部長ッッッ!!」
「フゥ…ヤレヤレ、見テレバワカルヨ。」
そう言って部長が取り出したゲームは難易度最高設定にすると世界で最も難しいとか言われているシューティングゲームだった。確かに私ではクリア出来ない代物だろう。しかし、だからといって部長がクリア出来るとは思えない。
何故なら、部長が手にしたゲーム「主人公は俺だろうがぁ!!」はあの「つーる あしすと すぴーどらん しちゃう にんじゃ」通称TASさん、がプレイしてノーミスが不可能だったゲームだ。なぜなら、このゲームにはTASさんですら避けれない攻撃があるからだ。ノーミスは不可能の時点で実機でのプレイは相当のプレッシャーがある。クリアは不可能だろう…。
そして、ゲームが始まり…約2時間後・・・
私の予想は大きく外れていた…!!
部長のプレイングはTASさんとほぼ変わることのない、精密なプレイでまさに機械のような動きだった。無駄がなく、キーアイテムを使うタイミングもずれていない。TASさんがダメージを食らってしまう場所でダメージがあっても慌てずにしっかりと自分のペースを守って、クリアに成功していた。勿論、最高難易度だった。しかし、一つきになることもあった。
「あら~相変わらず上手いわね~きみまろちゃんは~」
「先輩、昔カラ言ッテマスケド、綾乃ッテ呼ンデ下サイ。変ニ改変シナイデ下サイヨ。」
「ふははははは!!やっぱ!!すげーな!!部長!!たまがバンバン当たってた!!」
「ウム、ソウイウゲームダカラネ。楽シンデ貰エタナラ幸イダヨ。君達ハドウカネ1年諸君。」
「…確かに、私では勝てませんでした。ですが、違うゲームなら負けませんよ。」
負け惜しみのように聞こえるが事実だ。私の得意なのはRPG。育成したモノ同士を戦わせるゲームだったら負けることはないと言える。言いたい。言えるかなぁ・・・。
「ソウカ、マァ得意分野ハ誰ダッテソウ思ウカラネ。楽シミニシテルヨ、違ウゲームデノ対戦。ゆかりクンハドウダッタカネ?」
「…」プイッ
「ナニ?女ノ子ノ関ワッテイナイゲームナド興味ガナイ?ワカッタ、今度、シューティングゲームデ女ノ子ガ主人公ノ物ヲ探シテオコウ。コレデドウダネ?」
「…」ニヤァ
「フム、良サソウダネ。サテ・・・今、見タ様ニ『バミューダ』デハ本気デ娯楽ヲスル、トイウノガ主ナ活動ダ。各人、明日カラシッカリト得意ナゲームデモ持ッテクルヨウニ。」
「あの~うちの高校は荷物検査とか厳しくないですか?無理なのでは…?」
「大丈夫ダ、バミューダト言ウダケデ通シテクレル。但シ、ファッション雑誌等ノ直接的ニ娯楽ト関係無イ物ハ没収サレルカラ注意シテクレ。」
校内放送「下校時刻となりました。生徒の皆さんは速やかに気をつけて帰ってください。」
「オヤ、モウコンナ時間カ。デハ、今日ノトコロハ解散。」
全員『はーい(…頷き)』
2日目終了…この時白木葵に電流走る。
私、新聞部にいる意味無くなったんじゃ!?むしろ、こっちのが生きていきやすいというか幸せが待っているんじゃ!?さらばだ、先輩フォ~エバ~。
しかし、白木葵は自らに近づいている奇妙な日常に気がつくことが出来なかった。この先、どのような現実と戦わねばならないのか、そして、その現実の織り成す異常性にまだ白木葵は気が付かないだろう…気づいたときにはもう飲み込まれているのだから…。
「潜入任務は今後どうすればいいんだろう…今日も先輩に報告してから考えるかぁ…」
「というか、異常性というけど…学校内に組織を作ってる時点で異常だよね。」
組織とは2人以上からなる、意識的に調整された諸活動ないし緒力のシステム、とされている。
つまり、一般人が「モノポリーをするために集まろう」なんていうグループを作っても、リーダーを決めて、目的意識を定めれば、それは『組織』になるのだ。by作者
「あんた、勉強したからってドヤ顔で書くのやめたほうがいいよ。というわけで、続くかも…?」
続く、らしい・・・?
長くて申し訳ありませんでした。辻褄を出来る限り合わせようとしたら長くなりました。
最後の組織については、恐らく合ってます。正確には、『バーナードの組織論』というものを元に考えております。間違った知識の場合は申し訳ありませんでした。
駄文だったので、恐らく疑問が浮かんだところや矛盾が生じている箇所があると思われますので、疑問点や矛盾点がありましたら是非、感想で教えていただけると幸いです。
読んでくれてありがとうございました。