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「お」

「あ」

「おはよ!愛」

「おはよ、りお」 

「こうきもおはよ!」

「…はよ」

(いつの間にか名前呼びになってる…)


「今日も2人で登校してんの?相変わらず仲良いのなー」

「…まぁお家も隣だしね。りおは逆にこの時間珍しいね。」

「いっつも朝練あるんだけど今日はなくってさ。まぁそのおかげで2人に朝から会えたからラッキーだわ」


どちらが太陽なのか見間違うくらいのキラキラ笑顔を向けられ、眩しさに思わず目を細める。


りおは、私と同じように、感情が表に出ないようにしてるうちにポーカーフェイスが身についてしまい、クールキャラで定着しているそうだ。

しかし、こうして事情の知る私の前では生き生きとした表情を見せることが多いので、その姿が全然想像できない。


そしてこうは、あれから私とほぼ毎日登校も一緒にするようになった。

特に何も言われてないけど、いつも私が家を出る時、すでにいるのだ。

だから私も何も言わずに、一緒に登校している。


それよりも、私が驚いた1番の変化が、


「愛ちゃーん!廣瀬くん。」


「…昼、食べるぞ」

「うん。お弁当持ってくからいつものとこで待ってて。」

「…」

(あ、待ってくれるんだ。)


また別の日、


「愛ちゃーん!廣瀬くん。」

「…どしたの?」

「…数学の教科書。」

「…俺ありきで考えるなとか言ってなかったっけ?」

「…お互い様だろ」

「ごもっともです。」


またさらに別の日、


「愛ちゃーん!廣瀬くん」

「…どしたの?」

「……別に。廊下通ったから」

「あっそうなんだ。」


このように学校内でも積極的に私と関わるようになったことだ。

特にりおといる時、これまではただ視線を送ってくることが多かったのだけれど、最近はちょくちょく話に加わってくることが増えてきている。


(…2人の仲も深まってるしね)


相変わらずこうは塩対応だが、りおはそんなこうをさほど気にせず、がんがん絡みにいっている。

こちらとしてはイケメン同士の絡みをみれるので、これからもぜひどんどんしてほしい。


何なら私が邪魔なのでは…?とか思う事もある。


朝からイケメンに囲まれて心の栄養を蓄えた私は、ほくほくとした気持ちになりながら学校へと向かうのだった。

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