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幸せな思い出  作者: 厚揚げさん
王都
40/43

5-5

その後は誰も何も話さず、

セオドアによって二人は客間に通された。


かつて二人が身を寄せ合っていた地下通路の、

何倍も、何十倍もある広い部屋。

眩い光を溢れさす、集合灯。

皮肉にも、

その集合灯はネリネの花を模したものだった。


その電灯に一切目を向けず、

青年はただ自身の"光"を抱きしめ続ける。


ーーアルド、この部屋もすごく綺麗だね。

ーーベッドも広いよ。

ーー今日はもう寝よう?


緩く彼の背中を撫でながら、話す彼女。


柔らかな寝具に身を委ねても、

隣の"光"が穏やかな寝息をたてはじめても、

抱きしめる腕の強さは変わらなかった。


ただ、この世界からどうすれば逃げられるのか。

それだけを考え続けていた。

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