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幸せな思い出  作者: 厚揚げさん
王都
36/43

5-1

砦から馬車に揺られること数刻。

どこまでもどこまでも続いて見える

頑丈な白い城壁を抜けると、

天高く輝く王城が見えた。

光の下を支える門には、

厳重な装備を付けた番人が立っている。


一つも“ネリネ”に似ている部分はないのに、

キラキラして綺麗なはずなのに、

なぜか、胸の奥がひやりとした。


高い壁。

閉ざされた入口。

管理された光。


そこにあるのは明るい“自由”のはずなのに、

私には、

かつて過ごした地下の影と

どこか重なって見えた。


思わず俯く私の手を優しく握る一つの手。

顔をあげると、心配そうに瞬く二つの琥珀の瞳。

握り返すとその瞳はとろりと溶けた。


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