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2-4


「もう夜も深い。

すまないが、詳しい砦の案内はまた明日させてくれ。」


軽い夜食と湯呑みのお湯は部屋まで運ぼう、と

セオドアは誠実に付け加える。


「狭くて悪いが……」


セオドアは言いかけて、

言葉を選ぶように一瞬だけ口を閉じた。


「君たち二人で使ってくれ。

申し訳ないが、扉に鍵はかけられない。

だが、夜の間は見張りをつける。

怪しい者は誰も近づかせないと誓おう。」


ミアは、ほっとしたように微笑んだ。


――ありがとう。


アルドは、ふっと鼻で笑った。

その“誓い”が、

どれほど脆いものかを知っている笑いだった。


それでも彼は、

中の気配を探ってから

無言で扉を開いた。

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