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2-1

ネリネの門をくぐり抜けると、

目の前には嘶く大きな馬が牽引する

王家の紋章が刻まれた厳重な馬車が見えた。


--馬って大きいね。

--鳴き声も鐘より大きい音に聞こえる。

キョロキョロと大きく動くミアの瞳と指。

反対にアルドの瞳は、

馬車は何人乗りか、

仮に内部で襲われた場合どう動くかだけを見据えていた。


騎士団員達は子供の頃から見飽きた景色に驚く彼女を見て、胸を痛める。

セオドアはミアを馬車内に導こうと

そっと手を差し出した。


「触るな。」


アルドはその手を強く睨みつける。

馬車内に先に乗り込んだ青年は

怪しい気配がないかを確認すると、

ミアへと優しく手を伸ばした。

ミアは迷うことなく、その手を握る。

その姿をセオドアは見つめ、

彼も静かに馬車へと乗り込んだ。

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