060_ぐろ、ごあ、猟奇、血がどばあ。
シーン:猟奇的な表現はどこまでが許される範囲なのでありましょうか?どこまでもそれを許すことが可能であるならばではどれほどまでが想像することが創造することができるのでありましょうか実際に行われた残虐とされるような肉体破壊を見せ付ける事例をあるがままに表現することによってその文化を貶めるようなことになるのではなかろうかいやまあ貶めたくて残虐さを強調するやり口もまた敵対する国家やら文明やら勢力の権勢を削ぐために企てることはそれほど珍しいことではないわけではあるもののそれは純粋に奇妙奇天烈摩訶不思議な死と生の間にあるような出し物を楽しむこととは違うのではなかろうかなどと思考を連想していくわけではあるものの人の尊厳を徹底的に肉体ごと破壊する行為を娯楽として捉えることのできる文化が洗練されているとは言わないという評価がされることはこれはまあ社会が安定しているとか優しく管理されているとか人的な資源をかなりの上位に持ってきている構造なのであるのではなかろうかななどと益体もないことを脳裏に浮かべつつ酷く残虐かつ猟奇的であり狂気に踏み込むような展開に踏み込んでいただきたい。
武道場、引き戸、開くとともに飛んでくる肉片と大量の赤黒い血液内臓付き、先に立っていた小町の全面が真っ赤に染まり、だらんと、長い内臓、小腸あたりが首筋にだらりと紐のように巻きついて止まる、其の向こうには腹の中央をほぼ吹き飛ばされた、黒肌の巨躯が、血を撒き散らしながらそれでも踏み込み、致命的な一撃を与えてきた小兵武芸者へ、その拳を落とし込んでいく。
「うわあ」血まみれになった見た目は幼女、実年齢は成人ずみの女武芸者、斧野小町(20)、は、うわあ、としか言えないので、そう呻く。
「あ、残機が一つ減りそう」上手に自分の双子姉を吹き荒ぶ血肉嵐の盾にしたてあげた、見た目は幼女、実は成人ずみの男の娘、式神を使う術者でもある、斧野小角(20)、は、結構、かなり、冷静に、むしろ少し嬉しそうに言葉を踊らせて、呟く。
広め、板張り、床の間にはいわくありげな鏡が飾られている、掲げられている額入りの文言、勝つまで負けるな、達筆ではあるものの、普通に読める文体、道場にいるのは小兵の斧使いといくらか肉体の大事なところが欠けている大柄な徒手空拳の黒肌男。
大柄な男、息を吐きつつ、異様な迫力をもつ黒い拳、そこにはやや厚めの小手が装備され、打点を守っている、どつく。
小兵、男性、それに見合わない長大な戦斧、振り切って大柄黒男の内臓を穿飛ばしたあたりで振り切っている、体制が流れている。
ので、黒男のごつい小手に包まれた拳がかなりの音を響かせて当たる、小兵首を据えて額でそれを受け、獣ような声を上げつつそのまま打撃を弾き飛ばし、振り切った戦斧をそのまま回し飛ばし、重心を預け体を流す。
弾かれた右腕小手拳打撃をそのまま無理に押し込もうとはせず、半分になった腹筋と残っている背筋とまだ動く太く図太い両足を順次に動かし道場の板張りへと押し付け回し、身体を斜めに傾け、左腕を下から掬い上げるようにして、小兵の男、その小さな身体へと叩きつけようとする。
中空に長大な戦斧の反動を利用して浮いた体に迫る黒男の長い腕に対して再度、体幹を持ってしてその軌道を変質させ、避けると同時にくるりと器用に回した斧、その柄で持ってして、黒男の千切れ掛けの肉へと叩きつける。
その衝撃でかろうじて上半身と下半身を繋げていた背骨が外れとれ、その肉体を振り回していた筋肉によって黒男の上半身が明後日の方向へと飛ぶ、と同時にその飛んだ上半身を、下半身が、まるで別の生き物の様にに蠢き、左足を支えにし右足で蹴り上げて、上半身の跳ぶべき方向を制御する。
黒男の上半身が天井に向けて勢いよく、分たれた脚によって打ち上げられ、次の瞬間に両手が勢いよく板張りの天井を叩き、反動によって、眼下の小兵戦士へと襲いかかる、くわり、と顎が外れんがばかりに口を開きその牙で持って、首筋へと、食いちぎらんとばかりに。
そこにさらに回転を増して帰ってきた戦斧の一撃が綺麗に入り、頭蓋を潰し、顔を左右に切り分け飛ばす。
「「うわあ」」双子の兄妹はもう うわあ としか言えない、言えてない。
「どこの修羅国なのかなここは?」淫魔もドン引き。




