006_天丼より親子丼が好きです(浅い意味付き)。
「さて小町さん、あなたにはいくつかの選択肢があります」
ずびしと人差し指、ちょっと太めで、あれやこれやしたので少し湿っている。
「いやちょっと待って、体力的には大丈夫だけれども、これ以上溺れると大変なことになりそうな気がする、だからちょっと待って、というか、私さっきまで処女だったんだぞ!色々展開が早すぎて、変な笑いしか出ないんだが!」
「脳内が全てピンク色に染まっているのは淫魔的には大加点なのですが、ちょっと真面目な話なのでエロ脳みそに休憩を与えてよろしいですか?」
「お前が言うのかよ」
「お腹のお子さんのことです」
真顔になる見た目は少女年齢と感度と経験は大人な小町さん。
「いや確かに、見た目の幼なさとは裏腹に、実は成人しているのははともかく、ついさっきまで私は処女だったの!経験は全然積んでないよ!?」
「一通り以上の体位は経験させましたけれども、確かに、ちょっと変態的な方向へは未だ経験が足りていないですか、今度はそちらの方向へも行ってみましょう!」
明るく陽気で爽やかな笑顔を浮かべる、エロ大権現な淫魔、マッチョな色黒男性年齢不詳見た目二十台後半な、イチローさん。
「いや怖いよ!」
「大丈夫、普通に沼れますから、小町さん素質ありますから!被虐も嗜虐も前も後ろも緊縛も排泄もどんといけそうです!全部快楽やら悦楽に変換できますよ、ええ淫魔が保証します」
「ここまで嬉しくない人物評価が未だかつてあっただろうか!?」反語。
「話が進まないので真面目に行きますが」
「概ね君のせいだけどもね!」
「お腹のお子さんですけれども、その成長、経過、出産、諸々に対していくつか選択肢があります」
「ええと、私母親は初心者なので、あまり詳しくないけれども、普通に十月十日かけてお腹の中で育てて産むんじゃないの?え?今更この子取り上げるとか無しよね?もしそうしようものなら全力で抵抗するけれども?」
「あ、目が怖い。あれ?母性が暴走している?淫魔術が効きすぎているのかな?まあ、術式と特別相性の良い母体もあるしなぁ」
「どうなのよ、返答次第ではこのまま締め落とすよ?」
「とりあえず、綺麗にきっちりと首を両手で極め続けるのはやめていただきたい、喋りにくいので、締めるというか普通に首の骨をいわす勢いですよね?」
「極限状態とはいえその命を対価に結ばれた正当な保険契約ですので、概ね理不尽さは少なくなるようにしようと、心がけているわけです、我がインマー保険株式会社としては」
「株式会社なんだ」
「主に迷宮住みの住人が回している経済界での枠組みです、そのうち一部迷宮外の市場にも表立って関わっていく予定です」
「……?その言い方だと裏ではもうすでに関わってる?」
「……さて、その理不尽さを軽減するための種付け後各種オプションですが」
「誤魔化しきれてないぞおい」
「各種オプションですが!!」
「まあいいか、さっきも言ったけど、今更この子を私から取り上げるのは無しだぞ?」
「そこはまあ、契約の根底にあるのは、自身の命を救うという対価に子供を産んでもらうがあるので、お腹の子供を取り上げるのは、基本無いですね」
「例外があるみたいな言い方だなぁ」
「ああ、まあ、なんというか、種付け卵子着床妊娠確定後に完全に拒絶されて、じゃあ、と、全て無かったことにして、そのまま、迷宮内で元保険適用者が儚くなったように偽装した後に、肉体だけを利用するという展開も、あったり無かったり、稀によくあったりしますね」綺麗な汚れなき笑顔で。
「うわぁ」ドン引き表情。
「まあ、基本こちら迷宮住みの怪異なもので。ただそうやって肉体だけを利用した母体利用ではあまり強固な次代が生み出せないので、やっぱりほら、私ら淫魔ですから、同意の上での性的行為で高めあったのちに産んでもらった方が、強い子供ができるんですよ」
「うあぁ」ドン引き表情30秒ぶり二回目。
「で、まあ、気持ちよく、ストレスなく、産んでいただくために、いくつかのプランが用意されているわけです」
「すでに嫌な予感しかないが、覚悟は決まった、聞こう」
「まずは快楽に溺れるままに性的行為に没頭していただき、妊娠出産を繰り返してもらいます。ええ、迷宮内淫魔居住区において孕み袋化するパターンですね、いわゆる人間牧場です」にこやかに。
「ちょっと待って、まだ覚悟が足りて無かったみたい」




