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059_親の愛情なんてものはなんぼあっても、

シーン;愛情が多すぎて困ることはない、本当であろうか?それはどのような内情によるのではないか、それが巻き起こすさまざまな不具合によるのではないだろうか、そもそも愛なぞいるのであろうか、もしくはそれを愛と呼ぶのには不適切な感情である可能性はないか、あるだろう、独善的であり、自分勝手であり、自由である、なんというか孤独でそれでいて満ち足りていなければならない、つまりは孤独の愛、関係性がない自分自身で完結しているものを愛と呼ぶのでないであろうか、いやそうではなくあくまでも関係性が作り出す状態、環境であるべきなのではないだろうか、一人では愛は作り出すことができない、そうではなく独りだけの愛には意味がない、と勘違いを深めてしまうことが罪に値するのではないか?少なくとも殺し愛が真実の愛であるという認識はこれはかなり方向違いなのではないか?それともそれがここでの常識であるのかこれが普通のことであるならば自分は異常で良いと言い切れるくらいに心がタフであるなのならばそもそも愛について悩むこともないのであろう、悩んでいるのであろうか?単純にそれが何であるのかを好奇心のまま探求しているだけであると指摘された時それを否定する根拠やら感情やら感覚やら信念やら心情やら、そこまでいかなくともなんとなくふんわりとした感覚すらないままに、生きているものたちが大半ではなかろうか、つまるところ愛とは面倒臭いものなのである。


「酷い結論じゃないかなぁ」愛に生きる、どちらかというと最近肉欲に全振りしている愛に生きていくようになった、見た目は幼女、其の実成人女性、武術家にして迷宮探索者、斧野小町(20)。

「面倒くさくなければ暇つぶしにすらならないじゃないか、試練が、立ち塞がる圧倒的な障害が、愛を、とろけるような、燃え上がるような、ドロドロと血が腐らされるような、めまいを振る舞うような、それを彩らせるのではないの?」うっとりと、前回に引き続き狂ったような、からようなを飛ばした口調とどこを見ているのか分からない視線のまま、語り続ける、斧野小角(20)、小町の双子兄にして見た目がそのままそっくり幼女、に見える男の娘。


「ちょっと親父殿がはっちゃけすぎているような気がする」時間を確かめつつ、家の武道場にて対戦かもしくは試合か、死合いをしているだろう父を想像する小町。

「確かにそうかな?そうだね?ボビーって頑丈だから、親父殿の攻撃を存分に受け切って、殴り返しているだろうね。命も上限とまではいかないけれども九つは用意しておいたから、まあ、結構な時間おもちゃになれるとは思うけれども、結構な時間が立っているね」うっとりと、彼氏がボロボロになっている、どころかか何度か死んでいることを確信して、その衝撃を快感にしつつ、笑いながら小角。

「いや怖いってそこで笑うのうっとりとしてまあ」引き気味小町。

「じゃあ、そろそろ呼びに行こうか?小町、付き合ってくれるかな?」小首を傾げて妖しく笑い頼む小角。

「うえぇ、いや、いいけどさぁ。親父殿とボビーの間に入るのはちょっとどころでないくらいに面倒臭い、そもそも危ないと言うことは、わかっているよね兄様」嫌な顔を隠さない小町。

「分かってるさ。でもまあ、道場は向日葵 ひまわり が見てくれてるだろ?最悪強制的に止めてもらえばいいのだから、問題ないよ」これまたくすくすと笑いながら小角。

「向日葵って今家にいましたかね?」確認小町。

「いるだろう?向日葵が部屋から出てくるわけがないし」断言小角。

「まだ今年に入ってから顔を見てないんですよねぇ」下手をしたら去年の暮れから会ってないかもと小町。

「年季の入った引きこもりだからねぇ、我らが妹御は」やれやれ小角。

「電子の短文は結構頻繁にやり取りしてはいるのですが、まあ、親父殿が存分にボビーを殺しているなら、向日葵が道場を見ているでしょうね。うっかりと怒りに任せた親父殿がそれを確認せずにやらかしている場合もありそうではありますが」乾いた笑いだ小町。

「あはは、いや、まさか、そんな、あり得るな。ちょっと心配になってきたので急いで道場に行きましょう」笑い顔から真面目顔の小角。




「妹の名前は 向日葵 ひまわり ですか。狙えるようなら狙ってみましょうかね?」思考が淫魔でしかないある意味当たり前な呟き淫魔。


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