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044_涙は男女問わず武器になる。

シーン:泣く子と地頭には勝てぬという言い伝えがこの最果ての村にはあっての、その実態は泣き叫ぶ超音波すら凌駕する、物理的な破壊力をもつ音響兵器と、絶対絶滅横暴滅殺刀”ジトウ”を代々受け継いできたという事実を欺瞞するためにある、さあ勇者よ今こそこの救世の剣である”ジトウ”を引き抜き絶え間なく泣き叫ぶ護国冥饗鎧兜を身に纏い世界を救うのじゃ!


「いや、ええと、どうしよう、狂った?」オロオロ小町。

「だいぶ最初からこんな感じだったような気がするので問題ないんじゃないかな?」君が落ち着けまずは水でも動作の淫魔イチロー。


別の物語が混じりました、気を取り直して、


シーン:捨てないでと縋りつく女が最終的に放つ武器は涙であるというのは古来からの伝統芸であるけれどもそれが情に薄い、薄くはないか、情がずれている淫魔に通じるかどうかはちょっと分からないのではないだろうか?さて、迷宮淫魔イチローは乙女の涙に何を見るのだろうか?


「もっと泣かせてみたいって、ちょっと興奮でぞくぞくするかな?」しっとり笑いながら淫魔イチロー。

「鬼畜の所業なんだけれども!」結構まんざらでもない見た目は幼女、年齢は成人な女探索者にして女武芸者斧野小町(20)。


「泣き落としはそんなに効果はないですね、いやまあ、性的なそれならば効果抜群であるけれども、お腹の子供に対して責任をとってと言われても、それはそちらの身体の話である上に、そのまま丈夫に健康に勝手に生まれるますよとしか言いようがないですね。あと、産むときも快楽の中苦痛なく楽しめますよ、そういう術だから、淫魔術は。なので気に病まず楽しんでくれた良いんじゃないかなと思いますね」笑顔笑顔笑顔で止めなイチロー。

「なんとなくそれが真実だと分かってしまうのも術の効果範囲内だからなのでしょうね。妊娠に伴う身体の変化と出産におけるあれやこれやの不具合がいい感じになっていると信じられる、この気持ち、精神の安定性もまた淫魔術の効果範囲だとは思うわけであるけれども、これは身体にまつわる平穏が守られるという話なだけであって、社会的な平穏を守るにはちょっとだいぶ足りないところがあるという指摘はしておくね」こちらも笑ってはいない笑顔を見せながらいわゆる目が笑っていないというやつである小町。

「淫魔の血が混じった子供はとにかく頑丈で健康体だから子育てはかなり楽ちんだと思うよ?それこそ適当に扱っても滅多なことでは死なないし、体質的に肌を触れ合わせておくだけで触れられている対象に多幸感を与えることができるから、どれだけ苦労しても育てなければという気持ちを常に得られます」淫魔の凄さを提示するイチロー。

「なんというか呪いみたいな効能ですね」ちょっと引きながら小町。

「祝いも呪いも似たようなものですよ、どちらにとって都合がいいかどうかという話でしかありません、見る方向が違うだけなんですよね。あと精神的にも結構早めに成長しますので手のかからない子供になると思いますよ、いやまあ悪知恵の方を成長させるとそのまま小悪魔っぽくなりますが、多分きっと大丈夫、愛情を持って育てられることになるので、耐えられると思います」少し目を逸らしながら。

「それはやっぱり子育てに苦労するということじゃないかな?」

「育て方次第ですね、各能力値は高めで成長性も優秀なので、下手に育成すると手に負えなくなるかもしれません」

「淫魔ってそんなに優秀な種族なの?!」そんなの聞いてないとい小町。

「多種族との混血だと結構そうですね、純粋淫魔は淫魔秘術を扱う的には頭に超がつくほど優秀ですが、逆にそれ以外がよわよわな上に淫魔思考に侵されているので変なところでドツボにハマりますが、混血だといい感じに淫魔特性を抑えつつ相手側の良いところを取り入れますから。あと他種族社会に円滑に溶け込むために擬態しなくちゃいけないので、結構早熟に精神が育って取り繕うことができるようになります」

「それって、結構嫌な侵略種族なんじゃぁ?」

「はっはっは、勘の良いお嬢さんだ」


 二人して笑うしかない空間になったところで次回へ続く。


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